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[TGS 2013]「サドンアタック」の日本代表決定戦が開催。NabDとiZoneが日本代表の座をつかみ取る
実のところ当初は,昨年に引き続いてTGS 2013でも,日韓の代表クランが戦う「日韓エキシビションマッチ」が行われる予定だった。しかし,2013年の日韓エキシビションマッチは,10月13日に韓国で開催されることになったため,TGS 2013では,この戦いに挑む日本代表の2クランを決めるための,日本代表決定戦が開催されることとなったわけだ。
8月から行われたオンライン予選を勝ち抜き,この代表決定戦に駒を進めたのは「Adult.V」「iZoNe」「Kmn-Gaming」「NabD」(アルファベット順)の4クラン。いずれもサドンアタックのプレイヤーならば,一度ならずその名を耳にしたことのあるだろうという有名クランだ。
オンラインで日本一のクランを決める公式大会「SAOMT 2013 spring」で,強豪NabDを破って優勝し,注目を集めるAdult.V。「SAOMT 2013 Summer」の準決勝戦で,そのAdult.Vと対決して勝利。そのままの勢いで優勝して「無冠の帝王」の名を返上したiZoNe。一度は解散したものの,新編成で復活したKmn-Gaming。そして「SAOMT 2012 Spring」など,数々の大会で優勝した実績を持つNabD。どのクランが日本代表になっても不思議ではない。
Adult.VとiZoNeの再戦はどうなるのか? そして2012年の日韓エキシビションマッチ2012で,韓国代表に敗れたKmn-GamingとNabDは,2013年の日本代表となってリベンジのチャンスをつかみ取れるのだろうか?
見どころ満載の大会は,2試合に敗れたクランが敗退となる「ダブルイリミネーション」方式で争われた。1つの試合は,先に2勝したクランが勝者となるルールだ。
実況を担当したyukishiro氏(左)と,解説のNoel氏(右) |
ステージ中央のスクリーンには,対戦中のさまざまな画面が表示されていた |
まず第一試合は,2012年の日本代表同士であるKmn-GamingとNabDが対戦し,NabDが勝利。第二試合のAdult.V対iZoNeでは,Adult.Vが勝利して,SAOMT 2013 Summer準決勝での借りを返す結果となる。
第三試合は,第一,第二試合の敗者であるKmn-Gaming対iZoneというカード。接戦となったがiZoneが勝利し,見事復活を遂げた。
Adult.V対NabD,因縁のカードを制するのはどちらか?
第四試合は,第一,第二試合の勝者が激突。この試合の勝者は,自動的に日本代表クランの1チームとなる。代表クランのもう1チームは,第四試合の敗者と敗者復活戦の勝者であるiZoneが戦い,その勝者が選ばれるという仕組みだ。
第四試合の対戦チームは,Adult.VとNabD。奇しくも「SAOMT 2013 spring」と同じ,因縁のカードが幕を開けた。
第1マップである「ドラゴンロード」は,中華街をモチーフとしており,ビルの壁に設置された無数の看板を跳び渡れるのが特徴だ。
試合は一進一退の展開に。C4爆弾を仕掛けられて,残り時間もわずかという絶体絶命の状況から,Adult.Vが起死回生の勝利をものにすれば,NabDもAdult.Vのメンバー3人を一瞬で倒すなど,両クランともに力の限りを尽くして戦いを繰り広げる。その結果,試合は延長戦にもつれ込む。
延長戦は1ラウンド勝負のため,どちらのクランも慎重に動くが,残り時間1分ほどで試合は急展開を見せる。NabDのNotabigDeal_TK選手が,一気に3人抜きを決めてゲームを動かし,第一マップでの勝利を掴んだ。
これで勢いづいたNabDは,第二マップ「クロスポート」でも,NotabigDeal_KG選手が1ラウンドで4人を倒すなど実力を遺憾なく発揮。その後も撃ち合いでAdult.Vを圧倒するという,強豪クランらしい試合運びで勝利し,韓国行きの切符を手にした。
Adult.V対iZone,二度目の対決はiZoneが勢いに乗って勝利
第五試合はAdult.V対iZone。第二試合と同じ組み合わせだ。いつも通り,落ち着いて準備を終えるiZone。対するAdult.Vは円陣を組み,気合いを入れて試合に臨むという,両者対照的な姿を見せる。
好例の円陣を組んで気合いを入れるAdult.V(左)。対するiZoneは平常心を維持するかのように落ち着いていた(右) |
第一マップは「クロスポート」。第二試合で戦っていることもあり,お互いの手の内は分かっているはずだが,両クランは一歩も譲らない。iZoneが2ラウンドを連取すれば,Adult.Vも同じだけラウンドを取り返すというシーソーゲームが繰り広げられて,やはり試合は延長戦に突入。
延長戦はお互いに相手の様子を見ながら,時間だけが過ぎていく……。残り時間が30秒を切った所でiZoneが一気に攻め込み,CHAMPION:DK選手が3キルを決めるなど,一人も倒されない状態でAdult.Vを全滅させて,第一マップを先取した。
勝利したNabDとiZoneは,ネクソンの加藤友秀氏から日本代表に認定された |
最後に登壇したネクソンゲーム運用6チームの加藤友秀氏は,「日韓戦に“出ること”ではなく“勝つこと”を目標にする位の意気込みがないと勝てないと思いますので,これからも頑張って欲しい。試合に出られる選手の皆さんには,弊社からもできる限りのサポートをしようと思っています」と,両クランに向けて激励のメッセージを贈った。
日本代表クランとなって記念撮影に臨むNabD(左)とiZone(右)。両チームの健闘を期待したい |
10月の日韓戦は異国での戦いとなるが,NabDとiZoneは雪辱を果たすことができるのだろうか? 日本代表クランの活躍に期待したい!
試合の合間には,ゲーマー向けグッズなどが当たるじゃんけん大会も行われた。右の写真を見ると,観客の多さが分かるだろう |
「サドンアタック」公式サイト
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