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ガマニア新作プレスカンファレンス2006開催,飛天online次期システム情報に「Holy Beast Online」など新作4本も発表
冒頭で,ガマニア社長の浅井清氏は,昨年あたりからオンラインゲーム業界拡大の手応えを得ており,今年は自社サービスの新作をどんどん投入していく予定だと語った。
その第1弾というべきものが,今週からクローズドβテストが開始された「飛天online」であろう。
浅井氏によれば,順調にいけば4月上旬からオープンβテストに入るかもということだった(無理に急がず,ゆっくり調整してほしい気もするが)。
また,飛天onlineは,基本プレイ無料のアイテム課金モデルで運営することが発表された。これは最近のゲームでは珍しくないパターンではあるが,台湾・中国では月額課金で運営されているゲームだけに,日本での独自展開を象徴する決定だともいえる。
無料プレイで間口を広げ,幅広いユーザーのプレイスタイルに合ったゲームにしたいということで,さまざまなアイテムの開発が進められているという。オープンβテスト後は,比較的早いタイミングで正式サービスに移行できそうとのことだ。
宿命システムのカルチャライズについても公開された。これは,クローズドβテスト前に行ったインタビューでは伏せられていた部分だが,日本版の宿命システムでは,原宿竹下通りの占い館「塔里木」(タリム)の監修の下で,日本独自のシステムが開発/搭載されている。塔里木は,20年間で70万人を占った実績を持つという,日本一の規模の占い集団だ。
塔里木を運営するGT-Agencyの村井智健氏によれば,今回は東洋系の占いを軸に,日本向けのシステムを作り上げたらしい。持って生まれた「宿命」の部分を40%,自分の力で変えられる「運命」の部分を60%という割合で実装しているという。
また,このゲームについては,ちゃんと自分の生年月日を入れないと面白くないですよと忠告していた。それによって,ゲーム内のキャラクターと自分の運勢がリンクし,ゲームで表示される運勢が良くないときには自分の運勢も良くないということで,リアル世界と同期した楽しみ方もできるわけだ。
今後GT-Agencyでは,ゲーム内の宿命システム監修以外にも,Webページやリアル世界でも飛天onlineのサポートを続けるという。
さらに飛天onlineの最新動向として,現在台湾で開発されている飛天onlineの最新情報が,台湾Softstarのプロデューサー劉家源氏から公開された。これは台湾でも未公開の情報が多かったらしく,興味深い内容が盛り込まれていた。
まず,先のインタビューでも少し紹介したGvG(Group versus Group)システムだ。これは「Battle.net」に似たシステムとなっており,プレイヤーがロビーでルームを作って対戦できる。対戦の形式は,何種類か用意されているようだ。
次に,自分の部屋を持てる,いわゆるハウジングシステムが公開された。部屋は,さまざまな家具や装飾品で飾ることや,友達を招待することができる。ただし,ただのハウジングとはちょっと違う。東洋モノということで,家具の配置などには「風水」が関係してきて,キャラクターの運勢に影響を与えるようになってくるという。
ハウジングを実装するゲームはいくつかあるが,どちらかといえばゲームのオマケ的な要素であり,ハウジングの状況によってキャラクターの性能が変化するようなものはない。飛天onlineでは,ハウジングによってキャラクターの運気を上げるという,より積極的な意味を持つことになる。
ペットシステムはかなり強化され,ペットのAIを自分で作成できるようになるほか,ペット用の装備,ペット用のスキルが加わる。さらにペットの進化に4段階目以上が加わる模様で,人気の高い無属性ペットの進化例のイラストが公開されていた。
「収妖システム」というのがまたとんでもないものだ。これは,モンスターを仲間にできるというものだが,ボス級のモンスターまで収妖可能という,とてつもないものとなっている。さらにモンスターを組み合わせて新しいモンスターを作れるという,どうやってバランスを取るのかと心配になってしまうような,もの凄いシステムらしい。収妖は一時的なものなのか,永続的なものなのかなどは,まだ開発中につき明らかにできないとのことだが,仮に一時的なものとしても,相当に強力な戦力を手にすることになるだろう。
これら以外にも,さまざまな要素を現在開発中とのことで,今後の動向から目が離せない。
■ガマニア2006年の新作タイトル
新作タイトル一つと,Gamaniaが開発中の3タイトルが公開された。いずれも2006年中にサービス開始を目指している作品だ。
●Holy Beast Online
台北ゲームショウをはじめ,すでに何度か紹介している台湾産のMMORPG「Holy Beast Online」だが,ガマニアから国内サービスが開始されることが発表された。
Holy Beast Onlineは,動物から獣人に変身することがウリのゲームだが,可愛いキャラクターで女性層への訴求を目指しているという。
思えば東京ゲームショウ2005の台湾ブースは,厳選されたものだけを出展していた印象があった。それがすべてガマニアからサービスされることになったわけだ。
→デモムービーは「こちら」
●富貴達人
Gamaniaが台湾でサービス中のカジュアルゲームである。簡単にいえば,カードを使ったオンライン版モノポリーのような感じで,基本的にターン制のボードゲームでお金儲けがテーマとなっている。
●仙魔道
仙魔道は,東洋風の世界観を持ち,善と悪をテーマとしたMMORPGだ。キャラクターは頭身の高いリアルタイプとなっている。キャラクターの行動により属性が善と悪の間で揺れ動き,善と悪の対決を行うという感じのゲームである。
●Bright Shadow
Bright Shadowは,これまで外部に存在すら知られていなかったMMORPGだ。今回が世界初公開となった。キャラクターは可愛い系だが,霊気(生命エネルギー)が重要な意味を持つ。霊気は,モンスターを倒したりすることで集められるもので,生産やスキル習得など,多くの作業に必要となる。日本での展開も視野に入れて開発されているため,細かいところまでかなり気を配って作られているという。詳細はまだ不明だ。
リリーススケジュールの詳細は未定だが,比較的に早い時期にHoly Beast Onlineと富貴達人は日本にやってくることになるだろう。仙魔道とBright Shadowは,夏あたりに台湾でβテストが行われる模様だ。
久々の新作である飛天onlineの発表に続き,いきなり新作4作を投入するということで,2006年のガマニアはかなり大きな動きを見せることになる。自社作品3作を含め,4作品すべてが台湾作品となるというのも,ほかにはない特徴といえるかもしれない。
新作などについては,新しい情報が入り次第また詳細をお伝えしたい。(aueki)
- 関連タイトル:
飛天オンライン〜第三の季節〜
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ブライトシャドウ
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ホーリービースト
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