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もしかして,何も変わってない? G300の置き換えとなるLogicool Gのワイヤードマウス「G300s」を使ってみた
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印刷2015/02/25 14:00

テストレポート

もしかして,何も変わってない? G300の置き換えとなるLogicool Gのワイヤードマウス「G300s」を使ってみた

G300s Optical Gaming Mouse(国内製品名:G300sオプティカルゲーミングマウス)
メーカー:Logitech
問い合わせ先:ロジクール カスタマーリレーションセンター 電話:050-3786-2085(平日9:00〜19:00)
ロジクールオンラインストア価格:3380円(※税別,2015年2月25日現在)
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 2015年2月25日,Logitechの日本法人であるロジクールは,ゲーマー向け製品ブランド「Logicool G」(日本以外ではLogitech G)の新製品となるワイヤードマウス「G300s Optical Gaming Mouse」(G300sオプティカルゲーミングマウス,以下 G300s)を発表した。その概要はすでにニュース記事でお伝え済みだが,4Gamerでは,その製品版をさっそく入手できたので,まずはファーストインプレッション的に,気になる部分をお伝えしてみたいと思う。


ロゴと色合いが変わっただけ?

G300&G300rとの違いは感じられない


 というわけで,いきなり結論から述べると,「Gaming Mouse G300」(以下,G300),そしてそのリネーム品である「Optical Gaming Mouse G300」(型番:G300r,以下型番表記)と,G300sの間に操作感の違いはない。誤解を招かないように正確を期しておくと,現時点ではあくまでも筆者の体感レベルにおける話だが,体感レベルで述べるなら,G300sとG300(およびG300r)は同じマウスだ。

G300sとG300を並べたところ。実測サイズはG300と同じ。ケーブル込みの実測重量は1g軽かったが,個体差を考えれば「同じ重さ」と言っていいように思う
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 というわけで,ここでG300sの特徴をまとめておこうと思うが,本製品は,実測約72(W)×112(D)×40(H)mmというサイズ,ケーブル込みの重量は109.5gという,小型軽量のマウスである。サイドボタンは用意されない一方,左右メインボタンの脇に2個ずつ,センタークリック機能付きスクロールホイール手前に2個のボタンが配置されるため,総ボタン数は9個になる。
 FPSの場合,左右メインボタンから指を離すのは,決定的タイミングを逃す恐れがあるため,御法度だ。それゆえに,G300&G300rのプレイヤーは,メインボタン脇のボタンを使わないFPS派か,使うMMO・MOBA・RTS派かに分かれる傾向にあったが,G300sはこのあたりも従来製品と何も変わっていないことになる。

マウス上面のブランドロゴが「G」になった
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 表面加工にも,これといった違いは感じられない。もちろん,マウス天板部手前側のロゴが,G300とG300rの「Logicool」から,G300sでLogitech G/Logicool Gの「G」に変わっていたり,底面カバーの色が赤から「Logitech G/Logicool Gカラー」の水色に変わっていたり,側面に配されたLEDの標準色が従来の赤からやはり水色になっていたりするが,その程度だ。Logitech G/Logicool Gの立ち上げにあたってLogitech/ロジクールは,滑りにくいコーティングなど,表面加工にかなりの技術を投入しているのだが,G300sその表面加工は,かつて「G-Series」というブランド名のマウスとしてG300が登場したときのままという理解でよさそうである。

 なお,ケーブルはビニール皮膜製で,少し硬めではあるものの,ストレスは感じない。製品ボックス内におけるケーブルの束ねられ方が最近のLogitech G/Logicool G製マウスのそれになっており,工場出荷状態におけるクセの付き方が弱いのはいい。

ビニール皮膜製のケーブルは,左のような感じで製品ボックスに収められている。キツめのクセがついていないので,慣らしやすい
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スペックはわずかに異なるが……

センサー性能自体はまずまず優秀か


赤色LEDが光る,マウス底面。ちなみにマウス底面部のソールは,位置もサイズもG300sとG300&G300rで同じだった。金型も基本的には同じなのではないかと思われる
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 挙動周りが気になる人も多いだろう。今回は,入手後丸1日ほど,G300と比較しながら使ってみたのだが,何がどう違うのか,体感レベルではまったく分からなかった。公開されているスペックを見ると,トラッキング速度はG300sでずいぶんと抑えられているのだが(),実際にゲームプレイをした限りでは,それが体感に与える影響もないような印象を受けている。

表 G300sとG300&G300rの主なスペック
G300s G300&G300r
基本仕様 光学センサー搭載ワイヤードタイプ
ボタン 左右メイン,センタークリック付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×2,左メイン脇×2,右メイン脇×2
最大トラッキング速度 60IPS(≒1.52m) 160IPS(≒4.06m/s)
最大加速度 20G
画像処理能力 未公開
フレームレート 未公開
トラッキング解像度 250〜2500 DPI(※250 DPI刻み)
リフトオフディスタンス 未公開
レポートレート 125/250/500/1000Hz
データ転送フォーマット 16bit
メインボタンの耐久性 1000万クリック
実測本体サイズ 72(W)×112(D)×40(H)mm
実測本体重量 109.5g 110.5g
ケーブル長 約2.05m
マウスソール 動摩擦係数−μ(k):0.09,静摩擦係数−μ(s):0.14

 なぜトラッキング速度のスペック値が変更になったのかはともかく,ほかのスペック値を見る限り,センサー自体はG300&G300rから大きくは変わっていないのではなかろうか。

※2015年2月25日18:40頃追記
 ロジクールからトラッキング速度に関する情報が得られた。それによると,「センサーのスペックとしては従来どおり160IPSだが,サーフェスとの組み合わせによってはそこまで出ないことがある。そのため,保証できる範囲を60IPSとした」とのことだ。なので,センサーのスペックはG300&G300rと完全に同じということになる。

Logitech/ロジクール製の布製マウスパッド「G240」と組み合わせた,1000DPI設定のG300sで,「MouseTester」にかけてみたところ。グラフはY軸のプラス方向が左への移動,マイナス方向が右への移動時におけるそれぞれカウント数,横軸がms(ミリ秒)をそれぞれ示している。青い点が実際のカウント,青い波線はそれを正規化したものなので,波線が青い点の上にあるほどセンサーの性能が良好という理解でいい。テスト結果は,頂点付近でカウントがやや乱れるものの,全体として大きな破綻はないといえるものになった
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 なお,統合ソフトウェアの「Logicoolゲームソフトウェア」(以下,LGS)はバージョン8.57.145でG300sに対応済みで,センサーやボタン周りの調整は何の問題もなく行うことができた。押さえるべきところはキッチリ押さえてある印象だ。

ロジクールのサポートページからダウンロードできる最新版LGSはG300sに対応済み
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本体両側面のLED発光色は,標準色の水色(左端),消灯とイコールである黒(右端)など,合計8色から選択できる
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 今回お届けしたのはあくまでもファーストインプレッションであり,また,分解しての内部構造確認も済んでいない。ただ,少なくとも現時点においては,「G300sは,良くも悪くも,G300&G300rから何も変わっていない」という理解でいいように思う。これまで「s」付きのマウスでは,それこそ表面加工であったり,画期的なセンサーであったりといった具合に,新機軸が盛り込まれてきたが,残念ながら,そういった分かりやすい追加要素はなさそうだ。

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 ただ,G300&G300rの後継として,まったくコンセプトの異なる「G302 Daedalus Prime MOBA Gaming Mouse」(国内製品名: G302 MOBAゲーミングマウス,以下 G302)が登場“してしまった”ことで,今後どうすべきか悩んでいたようなG300&G300rユーザーからすれば,G300sの登場は歓迎できることではなかろうか。日本ではG300&G300rユーザーが多いわけだが,そんな彼ら彼女らのために,リバイバルであろうとも,Logitech/ロジクールが「G302ではない,G300系の新製品」を用意してきたことは,重要な意味を持つとまとめておきたい。

●4Gamer×Amazon共同企画,G300s注文の先着300名が100円引きキャンペーン

 4GamerとAmazon.co.jpでは,共同で,G300sの予約注文キャンペーンを実施することになった。下に示したのは,Amazon.co.jpのキャンペーンページへのリンクだが,リンク先にあるクーポンコードを入力すると,先着300名に限り,100円引きとなる。

4Gamer×Amazon共同企画,G300s注文の先着300名が100円引きキャンペーン


 なお,クーポンコードは,G300sをAmazon.co.jp内でカートに入れた後,レジに進んで,決済直前の「注文内容を確認・変更する」ページで入力することになる。下に示したボックスへ入力したら,[適用]ボタンをクリックすると,決済時に割引きが確定となる仕掛けだ。適用されなかった場合は先着順での受付が終了したということでご容赦を。

「注文内容を確認・変更する」ページの例。矢印で示したところにクーポンコードを入力して[適用]ボタンをクリックすれば,割引きが適用される
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 細則はAmazon.co.jpのヘルプを参照してもらえれば幸いだ。
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    Logitech G/Logicool G

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