5周年を目前に全面リニューアル！　タイトルも新たになる「XenepicOnline Revo」の革命的な変化とは？

　9月15日，MMORPG「XenepicOnline」は，内容を全面的にリニューアルし，名称を「XenepicOnline Revo」（ゼネピックオンライン レボ）へと変更する。新しく付加された“Revo”は，もちろん革命や変革を意味する“revolution”の略だ。4Gamerでは，その変革の内容をリニューアルの実施に先駆けて確認してきたので，さっそく紹介していこう。

「Xenepic Online」公式サイト

インタフェースリニューアル

画面右下の「MENU」アイコンをクリックすると，メインメニューが縦に表示される。かなり洗練された印象だ

　往年のプレイヤーにとって最も喜ばしいのは，ユーザーインタフェースの一新だろう。まず，メインメニューはプレイの妨げとならないよう，画面の右端寄りに縦方向に表示されるようになった。もちろん，不要なときは非表示にしておくこともできる。
　そしてアイテムウィンドウは，最大所持数の50個を一度に表示できるようになった。また，レベルや職業による制限で利用できないものはアイコンが赤く表示されたり，装備アイテムのステータスを現在装備中のものと比較できたりと，地味ながらも見た目に分かりやすくなったのが嬉しいところだ。
　さらにチャットウィンドウは，チャット入力時またはマウスオーバー時以外は，背景が透明になる。チャットの入力欄も自動的に隠れるので，画面全体の見通しがかなり良くなったといえる。

アイテムウィンドウは，所持品を一度に表示。何を持っているかが一目で把握できる

装備中のアイテムとのステータスの比較も簡単にできるようになった

新マップと既存マップリニューアル

　ゲーム内は，ややもするとこれまでと何も変わらないかのように見えるが，新マップが40以上も順次追加され，また従来のマップにも手が加えられている。
　まず新規にキャラクターを作った時のスタート地点が，従来の2か所から3か所に変更された。それに伴って，各マップの適正レベル帯とモンスターの配置も変更されている。知らずに狩りに出向いたら，予想以上に強いモンスターがいて痛い目にあったなんてことのないよう，しばらくは慎重に行動しよう。

　既存マップの「ケンディボルト」には，どの国にも属さない中立平和組織「テラ・パーチェス」の本部が新たに設置される。今後ストーリーにどう絡んでくるのか楽しみなところだ。
　また新マップには，一流の弓手を目指す者が集う村「アルバトロス」が登場。ここには，弓手に関連したクエストが用意されている。
　既存エリアでは，マップとマップの間に，新エリアが追加されているケースもある。例えばロレン谷に隣接するマップとして，巨大な兵器を擁した「ロレン前線基地」が登場する。

ケンディボルト	アルバトロス
ロレン前線基地	ロレン前線基地。大型兵器が設置されている
豊穣の村。多くの作物を栽培している	亡者の村。多くの人が埋葬されている廃村

　完全な新エリアとしては「竜の浮遊島」が登場する。これは，上空に浮遊している竜の国で，特定のクエストをクリアすると乗れるようになる「飛行船」を使って移動する。竜の国では，反乱軍と守護騎士団の抗争が描かれていく。
　さらに，エスネの村にある「ミュセイオン図書館」の閉鎖されていたダンジョンが，5年の時を経て，ついに開放されることになった。といってもリニューアルと同時というわけではなく，実際の開放はしばらく先とのことなので，楽しみにしていてほしい。
　また地味なところでは，これまで締め切られていた建物の中にも入れるようになっている。リニューアル当初は中に入れるだけだが，今後のアップデートで，順次クエストNPCなどが配置されていく予定だ。

竜の浮遊島入り口	竜の浮遊島。竜族の要請に応じて，内紛を治める手助けをする
新ダンジョン。見るからに，手強そうな雰囲気だ	新ダンジョン奥部

初心者チュートリアル

　ゲームスタート時の初心者向けチュートリアルも大幅に改善される。クエスト仕立てで，街の施設の利用方法やスキルの使い方を学ぶことができるうえ，チュートリアル中の移動はすべて自動で行われる（自分で操作することもできる）。一通りチュートリアルを終えると経験値が溜まり，そこそこのレベルに成長できるとのことなので，初心者はぜひ受けておきたい。

チュートリアル。ゲーム内の諸々が説明されるだけでなく，経験値までもらえる

チュートリアル中，「ゼニアンフィールド」にて戦闘も経験できる

新システム/便利機能

　新システムとしては，「販売代行」が登場。これはほかのタイトルにも採用されているが，あらためて説明しておくと，NPCに自分のアイテムを預けて販売してもらうシステムだ。露店と異なり，狩りなどゲーム中で別のことをやっていたり，あるいはログアウト中であったりしてもアイテム販売ができるようになる。販売価格はプレイヤーが設定できるが，このシステムを利用した場合には，販売額の5％が手数料として徴収されることも知っておきたい。

　また「モンスタールーレット」システムは，適正レベル帯のモンスターを倒すと，そのたびにルーレットが回転するというもの。3つのリールを運よく揃えたプレイヤーには，HPやMP，移動速度などが向上するバフの恩恵がある。持続時間も10分，30分と，いろいろ設定されているようだ。

販売代行システム

モンスタールーレット

　細かいところでは，プレイヤー各自が任意でショートカットキーを設定できるようになった。またミニマップ上でクエストNPCや，クエスト達成報告をしていないNPCを簡単に確認できるようになった。ワールドマップ上でも，町や村ごとにクエストNPCの有無を確認できるので，なかなか便利だ。今回のリニューアルで，クエストの量も倍増し，その総数は小規模のものも含めると2000以上にもなるとのこと。こまめにミニマップを開いて，自分の受けられるクエストがあるかどうか確認してほしい。

ショートカットコンフィグ

ミニマップを開いたところ。NPCの数も倍増しており，かなり賑やかな印象だ

　以上が今回のリニューアルの主だった部分である。中には，ほかのタイトルですでに実装されているものもあるが，本作がかなり快適にプレイできるようになるのは間違いない。5年の時を経て，まだまだ遊びやすさを追求していく本タイトルの今後に期待したい。

「Xenepic Online」公式サイト