プレイレポート
「蒼天」に魏・呉・蜀が手を組んで挑む新コンテンツが登場。「死亡谷」「鬼兵の乱」を先行レポート
無数の死霊が占拠する「死亡谷」と最大60分のボーナスタイム「鬼兵の乱」
死亡谷はかつて,とある修道僧が戦死者を弔うために建立した寺院のある地だった。しかし,その修道僧の死後,管理者のいなくなった寺院は死者の霊を抑える力を失ってしまう。やがて寺院に集った死者達は,死亡谷に足を踏み入れたプレイヤーを襲うようになってしまったのである。
今回のテストプレイでは,ほぼ最高レベルの装備を着用したレベル60のプレイヤーキャラを使うことができたので,寄ってくる死霊の群れをバサバサと倒していけたのだが,一般のプレイヤーがここまで到達するには結構なやり込みが必要となるだろう。
とにかく死霊の数が多く,また1体あたりの強さもかなりなものなので,レベル55になったばかりで装備も揃っていないというプレイヤーは,可能な限り多くの仲間を募ってから挑戦するといいかもしれない。アラリオにどのぐらいの人数で挑むべきか聞いたところ,だいたい10人ぐらいいれば進行は可能だが,死亡谷の最大入場数である30人のプレイヤーを集められれば,かなり楽に戦えるとのことだ。
ちなみに,死亡谷は所属する国家に関係なく,他国のプレイヤーと協力して挑戦できる。「共通の敵が現れたというのに,人間同士で争っている場合ではない」といったところだろうか。
また今回のアップデートから,各マップで全プレイヤーが倒したNPCの累計数が,非表示でカウントされるようになっており,その数が5万に達するたび,新コンテンツとなる鬼兵の乱が発生する。鬼兵の乱は,発生すると画面が闇に覆われたように暗くなり,最大60分間「鬼兵」と呼ばれる強めの死霊が登場する。
その代わり,獲得経験値が上昇するうえ,ドロップアイテムも良いものが出やすくなり,さらに,敵を倒してポイントを貯めていくと,1000ポイントごとに金1両が,5000ポイント達成で装備アイテムが入っている「鬼兵の箱」が獲得できる。まさにボーナスタイムとでもいうべき,おいしいイベントなのだ。
なお,マップ上で5000体の鬼兵が倒されてしまうと,60分経過を待たずに鬼兵の乱が終了してしまうので,画面左端に表示される累計討伐数には注意しながら,敵を倒していきたい。
鬼天之王のイメージイラスト |
死亡谷のボスエリア入り口。鬼兵の乱は最大60分しかないので,位置を把握しておかないと時間がもったいない |
そうはいっても鬼天之王は,現状で最高レベルのボスなので,一筋縄ではいかないだろう。鬼天之王自身が強力なボスモンスターだというのに,スタン攻撃を放つ「鬼将軍」に護衛されているのである。しかも,取り巻きを先に始末したとしても,鬼天之王は鬼将軍を再度召喚してくるし,加えて回復系スキルを使う兵士まで呼び出してくるので,かなり厄介。
さらに,それらを殲滅して本体を攻撃していくと,今度は無数の「小鬼天之王」が登場する。小鬼天之王は,Debuffスキルでプレイヤーの弱体化を図ってくるので,早めに殲滅しないと厄介なのだが,小さいわりに体力が多いので苦戦は必至だ。
現時点で最高レベルを誇るボス,鬼天之王。本体の強さもさることながら,取り巻きの存在が厄介だ |
取り巻きの鬼将軍。1体でも厄介だというのに,複数出てくるうえ,倒しても再召喚されて襲ってくる |
こちらは別の鬼将軍。buffスキルを使っているようだ |
あと少しで鬼天之王討伐完了か!? と思ったら,小鬼天之王を召喚してきた |
なんとか首尾よく鬼天之王を討伐できると,マップ上に多くの宝箱が出現する。その中でも「最上級宝石箱」からは,鬼天之王のアクセサリーを入手できる可能性があるという。もちろん鬼天之王本体は,低確率で鬼天之王の各装備をドロップするので,多くのプレイヤーが繰り返し討伐に挑むこととなるだろう。
もちろん,鬼天之王本体のスキルも派手で強力だ。取り巻きだけに気を取られているとあっという間に体力を削られてしまう |
鬼天之王討伐後は,お楽しみタイム。なるべく多くの宝箱を開けたいところだ |
そのほか,今回のアップデートでは「官職」の最大レベルが,18位の北中浪将から12位の右将軍となり,レベルアップに必要な条件も緩和されるなど,細かな変更も行われる。
加えて,国家別の多数決で可決されていた政策の提案を,政策部の権限で差し止めることが可能となる。これは,工作によって不正な提案が可決されることを防ぐための施策で,可決時に政策部のプレイヤーがログインしている場合にのみ,差し止め権限を発動できる仕組みだ。
なお,アラリオによれば,現在,蒼天は2011年4月に行ったインタビューのとおり,2012年の大規模アップデートに向けた開発が進んでいるとのこと。この半年の間にロードマップの修正が若干あったものの,ほぼ予定通りの進捗度合いとなっているという。今回実装される死亡谷や鬼兵の乱だけでなく,今後の展開にも期待ができそうだ。
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