インタビュー
親子二世代にわたるミニ四駆の象徴に! 「ワクワク無限大∞ミニ四駆ワールド」のテーマソングを歌う影山ヒロノブさん&作曲の菊田裕樹さんインタビュー
影山さんといえば,1990年代半ばの第二次ミニ四駆ブームでもアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主題歌を歌うなど,ミニ四駆とは非常に縁が深い存在でもある。
今回は東京・六本木で行われたレコーディング現場にお邪魔し,影山さんと作曲およびディレクションを担当する菊田裕樹さんに話を聞いた。
ツインスターの誓いは,影山さんの熱くパワフルな歌声をメロディアスな曲に乗せるという,これまでありそうであまりなかったタイプの曲だ。
主なターゲットは,かつてミニ四駆が好きだったというお父さんと,これからミニ四駆のレースに臨むお子さんの親子二世代にあるという。
「昔のミニ四駆にはまった世代が,今,お父さんになっています。まずは,そういった方々にアピールしたい。そして新たにミニ四駆を手にした彼らの子供達に,影山さんの歌が刺さってほしいんですよ」(菊田さん)
「今回,お話をいただいてから,いろいろ資料を読ませてもらいました。ミニ四駆が今の時代にも残っているという事実が凄く嬉しかったですね」(影山さん)
菊田裕樹さん |
影山ヒロノブさん |
第二次ミニ四駆ブームが起きていた頃,影山さんが出演したイベントはかなりの盛り上がりを見せていた。現在ケイブでは,あのときの熱を再現すべく,タミヤとコラボレーションしたステージイベントなども企画しているという。
影山さんの歌声は,ゲームの単なるテーマ曲というだけでなく,そうしたイベントなども含めた大きな企画全体の象徴というわけだ。
今回のテーマソングは,親子二世代のミニ四駆ファンが,「こうするんだ! これで行くんだ!」と歌う影山さんの声に奮い立たせられる仕上がりとなった。歌詞のサビ部分には“My Little Big Little Big Machine!”というフレーズが入っているが,これは“小さいけれども大きな存在”“小さい車体でガンガン行くんだ!”という,まさにミニ四駆への思い入れを表現したものとなっている。
さらにお父さん世代がかつての情熱をすぐに思い出せるよう,歌詞にいくつかのキーワードを混ぜている点も見逃せない。
こうした作詞を担当したのは,アニメ「ポケットモンスター」のテーマソングなどを手がける戸田昭吾さんだ。
ケイブのスタッフは,ミニ四駆への愛情とこだわりを表現するために,小奇麗にまとまった感じにならないように……と,戸田さんにお願いしたという。
実際にゲーム開発に携わることもある戸田さんだけに,そこは当意即妙だったようで,影山さんにもバッチリ伝わっている。
また菊田さんは,「聖剣伝説2」「聖剣伝説3」「双界儀」などの音楽を手がけ,最近ではMMORPG「コンチェルトゲート」も担当している。影山さんを起用した今回のテーマソングは,少々従来のイメージと異なるが,菊田さんはどういったコンセプトで臨んだのだろうか?
また,菊田さんも影山さん同様に,親子二世代に渡って繰り返されるミニ四駆ブームには一方ならぬ感慨があるようだ。
「(これまで手がけてきたRPGなどの曲は)わりとマニアックなものが多かったんですが,今回はお父さんと子どもというところにアプローチできるのが面白いです。そういった,いろいろな気持ちが乗った歌ができるといいですね」(菊田さん)
「ミニ四駆がずっと続いて,世代をまたいでいるのが面白いですよね。ブームがあって,それが一度退いてもミニ四駆自体はまだ続いていて,またブームがあって。そういった普遍的な部分が,影山さんの歌同様に響くものになると思います。ずっとずっとあって,熱いものみたいな感じ」(菊田さん)
レコーディング現場では“もっと泥臭く”“もっとブルースっぽいイメージで”という指示が飛び交い,影山さんから“パッション!”という言葉も飛び出していた。
ツインスターの誓いは,近日中に公式サイトにてレコーディング風景とともに公開される予定。かつてのミニ四駆ファンも,新たにワクワク無限大∞ミニ四駆ワールドに興味を抱いたという人も,公開をお楽しみに。
「ワクワク無限大∞ミニ四駆ワールド」公式サイト
- 関連タイトル:
ワクワク無限大∞ミニ四駆ワールド
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