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印刷2007/12/21 22:24

広告企画

メールアドレスだけで始められる。可愛いキャラクターとハートフルな世界観のMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」

Text by 美緒

Chapter1 Chapter2 Chapter3
最新アップデート“SAGA7”ついに明かされた異世界への入口
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物語は,ついに天上界へ
(イラスト:Production I.G)

 サービス1年目には,冒険のスタート地点である地上の,エミルの世界の充実と東西南北四か国を冒険できるようになった「エミル・クロニクル・オンライン」(以下,ECO)だが,2周年を迎えていよいよ“異世界”の一つ「タイタニアの世界」へ行けるようになった。

 12月7日の大型アップデート“SAGA7”では,タイタニアの世界の玄関口まで行ける。待ち受けているのは,エミル世界を遊び尽くしたプレイヤー達が挑むにふさわしい,巨大かつ強力な「タイタニアドラゴン」や,過去の出来事から他の種族を信じられない,美しいマーメイド「アンディーン族」。いくつもの試練を潜り抜けてたどり着いた先には,緑豊かな水の島「ウォーターレイアー」がある。

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 この島では川や池などの水中を歩けるほか,時間ごとに“暖流”“寒流”が変化して出現モンスターが変わる不思議な水中洞窟ダンジョンで,動きもユニークなモンスター達と出会える。新たな試みがいくつも盛り込まれ,更なる世界の広がりを予感させる“SAGA7”。オンラインゲームが初めてのプレイヤーでも、気後れすることなく手軽にプレイが始められる「ゲストID」の実装なども含め,ここではその魅力を再確認してみよう。

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すでにいったん全貌が明かされたエミルの世界(左)から,雲に隠された未知の領域の広がるタイタニアの世界へと,舞台が広がる

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天界に続く“豆の木”を守る,美しく強大なセキュリティ

 西の国「モーグ」から続く密航路の先には,どこかの童話で読んだような,巨大な豆の木が絡みつく「天まで続く塔」がある。その光景はまさに圧巻だが,その内部にはさらに圧倒されることだろう。塔の内部には,機械的な美しさを持つセキュリティシステム「タイタニアドラゴン」が待ち受けているのだ。

 タイタニアドラゴンはプレイヤーが進入できない場所から攻撃してくるため,倒すにはおびき出さねばならない。いつもと同じ方法では倒せない,天界の門番というわけだ。

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巨大な豆の木に取り巻かれた,軌道エレベーターのように見える「天まで続く塔」

 ファンタジー世界ではおなじみの“ドラゴン”だが,ECOではここまで,恐竜に似た姿のペット「ドラゴ」以外,純然たるドラゴンはいなかった。「タイタニアドラゴン」は、ECO初のドラゴンなのだ。またこの機械仕掛けの門番は,高度なシステムで侵入者を排除するタイタニア族の,クールさの象徴でもある。

 ここでの戦闘は高レベル向けだが,ひとたびクリアすれば以後は戦う必要がない。宿主の装備に憑依し,一緒に連れていってもらう“憑依抜け”もできるので,一定レベルのプレイヤーなら,ドラゴンと戦わなくとも天界を訪れることが可能だ。

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塔の中に入ると,そこはパーティメンバーと一緒に戦える「インスタンスダンジョン」形式の部屋。タイタニアドラゴンを制限時間内に倒す討伐クエストの開幕だ

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心を閉ざす美しい人魚達,アンディーン族
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 “SAGA7”では,本章の華というべき美しい新種族もお目見えする。マーメイドのアンディーン族だ。タイニーアイランドでティタが語っている種族が彼女達であり,「ウォーターレイアー」で自然と一体となった暮らしをしている。しかし彼女達は異種族に不信感を持っており,ドラゴンを倒して天界を訪れたプレイヤーキャラクター達を,いきなり牢獄に放り込んでしまう。

 プレイヤーはここで牢獄からの脱出を試みなくてはならない。見張りの人魚にいかに見つからず,水中で減る体力を保持しながら脱出するかというプレイを楽しめるのだ。

 また,アンディーン族は上述のような事情で,最初はそっけなく,周辺の商店も利用できない。プレイヤーは彼女達の信頼を得ることで徐々に島でできることを増やしていく。つまり行動範囲を自分の手で広げていくようになっている。

 なお,牢屋から出るまでの水路や,真珠2粒を使うある方法でアンディーン族のマリオネットを手にいれたあとには,プレイヤーもこの魅力的な種族に変身し,能力が使えるようになる。

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天界側の「天まで続く塔」出口を見張るアンディーン族。そっけない対応には理由があるようだ。真珠をあげることで信頼を得られるというが……

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明るく美しい天界の入口「ウォーターレイアー」
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 アンディーン族やドラゴンもさることながら,SAGA7で注目すべきは何といっても,柔らかな色彩に包まれた新エリア「ウォーターレイアー」だろう。エミルの世界より明るい色あいが使われた島の中央には世界樹がそびえ,木漏れ日も再現されていて,陽光や緑が目で楽しめる。人工の建造物は,貝殻の帆を持つ船が泊まる船着場くらいしか確認できない。この島は,まさに自然に恵まれた土地として構成されている。

 島を流れる川や池では,これまでエミルの世界でいわゆる“進入禁止”だった水中にも足を踏み入れられる。現在のところは浅瀬で寄ってくる小魚を眺めるくらいのものだが,今後はこれを利用した新しいプレイ要素も期待されるところだ。

 「ウォーターレイアー」の陸地部分には,レベル40〜50程度のキャラクターでも倒せるノンアクティブモンスターがいる。そのモンスターは、バックパッカーに馴染み深い“知識”があると入手できるアイテムも多く落とす。まだタイタニアドラゴンを倒せず,憑依などで訪れたプレイヤーや,戦闘職以外のプレイヤーキャラクターでも狩りを楽しめる。

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美しい色彩と,空を駆けるような疾走感あふれる音楽に包まれた,自然豊かな島。高台から船着場方面を見たとき,空に伸びて見える長いものは「天まで続く塔」だ

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寒流と暖流,時間で変わる不思議な海中洞窟
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 前回の“SAGA6”では昼と夜,曇り空といった変化が楽しめたECOだが,“SAGA7”では「海中」の変化が楽しめる。

 ウォーターレイアーにある巨大な海中洞窟は,一定時間で海流が入れ替わり,登場するモンスターが替わる。寒流時には色合いが明るく比較的穏やかなモンスターが,暖流時には同タイプながら,派手な色彩で強力かつ凶悪になったモンスターが,それぞれ登場するのだ。

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 モンスターの動きにも,いかにも水中を泳ぐ感じのもの,緩やかにうねる感じのものなど,独特のものが見られるので,水族館のように観察しても楽しいだろう。

 戦闘面でもユニークな行動様式が取り入れられ,親となるやや大きなモンスターを攻撃すると,周囲を取り巻く子が一斉に攻撃してくる親子連れや,いわばミニボスとでもいうべき群れ,ボスクラスの強大なモンスターも登場する。一見水たまりのように思えるが,攻撃するとお化けのような姿に変わる「エレメンタル」など,ちょっと変わったモンスターとの戦いも楽しみどころだ。

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左の上下2点はヤドカリ形態のモンスターだが,それぞれ寒流時と暖流時のもの。中央の上下2枚は,攻撃すると正体をあらわす「エレメント」。群れる魚「スイムフィッシュ」は,1匹を攻撃すると集団で襲ってくる。洞窟内には宝箱もあり,海賊が絡むイベントも企画中という

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描かれる光と影,見え始めた異種族たち

 “SAGA7”では全体のストーリーにも進展が見られ、これまでプレイヤーキャラクターとして登場してきたエミル,タイタニア、,ドミニオンという種族の背景が見え始める。エミルという種族の中での各国の争いや,古代の大戦の様子が垣間見られた“SAGA6”に続き,今度は種族間というさらに大きな視点で,彼らの抱える問題や悩みなどが描かれていくことになるのだ。

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タイタニアドラゴンがいた部屋の隅に設置されたコンソールは,タイタニアの高度な文明の一端をのぞかせてくれる。そして,美しい天界にいながら,部外者を信じなくなったアンディーン族には何があったのか?

 12月7日のアップデートでは,入口である「ウォーターレイアー」が開放されたのみで,まだ実際には足を踏み入れることのできないタイタニアの世界だが,「天まで続く塔」の中で出会う,タイタニアドラゴンをはじめとした高度なセキュリティシステムから想像がつくように,彼らは非常に高度に発達した文明を持っている。

 一方ウォーターレイアーに暮らすアンディーン族は,自然と調和しながら生きる種族。同じ天界に暮らしながら,タイタニア族とアンディーン族では生き方が正反対であり,そのために何らかの問題が発生していることも想像に難くない。

 プレイヤーの分身でありながら,いろいろと謎の多かったキャラクター達の背景が,いよいよ明かされ始める。“SAGA7”は転機の章でもあるのだ。

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メールアドレスだけでゲームに参加,「ゲストID」

 “SAGA7”アップデートと同時に,プレイしようかしまいか迷っている人でも簡単に,気軽に試せる「ゲストID」が導入された。

 ECOに参加するためには従来,個人情報の登録が必要な「GungHo-ID」を取得し,さらにECOのアトラクションIDを取得するという2段階を経なくてはならなかった。

 だが12月7日から導入された「ゲストID」では,メールアドレスさえあればいつでも無料でお試し参加が可能となった。ちょっと試してみたいだけなのに,いちいち名前など個人情報の登録が面倒だと思っていた人も気軽に入ってこられるし,友人を誘った場合にも,より簡単に参加可能になった。

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最初にクライアントソフト起動したときに出る画面で「ゲストIDで遊ぶ」を選択。すでに課金アカウントを持っている場合,以後その画面が出ないようにも設定できる

 「ゲストID」はプレイの総合計20時間,または開始から1週間に限って,無料で試遊できる特別なID。不正行為に利用されないよう,ほかのプレイヤーとのアイテム取引はできないが,それ以外は自由に遊べる。また,ゲストIDで参加している場合,プレイヤーキャラクターの名前の脇に「初心者マーク」が表示される。

 手続きはごく簡単。ECOのクライアントソフトをPCにインストールし,ログインすると「ゲストIDで遊ぶ」という選択肢が出る。これを選んで規約を確認し,同意したらメールアドレスを入れるだけ。登録したメールアドレスに届く「ゲストIDとパスワード」を使えば,同じキャラクターで続けてプレイできる。なお,お試し期間終了後は,そのまま本アカウントへの移行も可能だ。

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プレイ中は頭上に「初心者マーク」が表示され,露店やアイテムのドロップなど,入手したアイテムを他プレイヤーに渡すため行動はできないようになっている

 ECOでパーティを組んだとき,初期設定では倒したモンスターが落としたアイテムを自由に拾える。ただしゲストIDでプレイしている場合,アイテムの受け渡しができない。そのため,ゲストID参加者を交えてパーティを組む場合,リーダーが「アイテムのランダム取得」を選んでおくとよい。これなら,どのアイテムを誰がもらうかで,もめる心配もなくなるわけだ。

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