インタビュー
ついに新キャラ「スピカ」が実装! 「スカッとゴルフ パンヤ」アップデート「Pangya Challenges」のコンセプトと今後の展開について,運営チームを直撃
新キャラクター「スピカ」の登場に加え,「やりこみパンヤ」「アーティファクトシステム」「デイリークエスト」といった様々な要素が追加される本アップデートによって,パンヤはどう変わるのか。同作の運営プロデューサーを務める千葉直人氏と,プランナーの金子 翼氏に話をうかがってきた。
「スカッとゴルフ パンヤ」公式サイト
「パンヤ」の可能性が大きく広がった2012年
日本での正式サービス開始から今年で8周年を迎えたパンヤだが,2012年は運営陣にとって,どのような年だったのか。プロデューサーの千葉氏は,パンヤにおける2012年の施策について,とくに印象深かったものを3つのカテゴリに分けて語った。
ちなみに,2013年の年初には,大型タイトルとのコラボレーションが控えているという。様々なコラボレーションを成功させてきたパンヤだけに,こちらにも期待できそうだ。
千葉氏によると,魔王はパンヤの世界設定に古くから存在していたが,それを前面に押し出したのは今回が初めてだという。そういう事情もあって,熱心なプレイヤーには大きな驚きを与えられたようだ。
アドボーンシステム実装前のアバターは,可動領域が限られていたため,巨大なものや,複雑な構造のオブジェクトを実装できなかった。しかしアドボーンシステムによって,これまでは実現不可能だったアバターが,開発できるようになったのだ。
中でも印象的なのが,天使や悪魔を彷彿させる大きな翼「ゾディアックハイウィング」だ(関連記事)。このゾディアックハイウィングは,プレイヤーからの評判も良く,アドボーンシステムを実装したことによる1番の恩恵かもしれないと,千葉氏は述べていた。ちなみに2012年7月には,ルーシアの新たな髪型として「ツインテール」が実装されているが,これも,アドボーンシステムを導入しなければ実現できなかったものの1つである。
アバター制作の自由度が増したことで,コラボレーションアバターの再現度もさらに高められるはずだし,パンヤのキャラクターカスタマイズ性は,今後さらに加速していきそうだ。
アップデート「Pangya Challenges」ではストーリー性を強化
続いては,大型アップデート「Pangya Challenges」について話を聞いてみた。千葉氏いわく,Pangya Challengesには「パンヤはゴルフゲームですが,色々なことができる作品なので,プレイヤーにも色々なことにチャレンジしてほしい」というメッセージを込めているという。
千葉氏によると,スピカのデザインコンセプトは「目的のためには手段を選ばない気の強いキャラクター」とのことで,確かに,意志の強さを前面に押し出したキャラクターに見える。とはいえ,女性らしい可愛さにも注力されているようで,目の中に見える☆マークや,ちょっぴりセクシーな衣装,不思議ちゃん的な魅力(スピカは宇宙人らしい)など,見どころは多い。
新キャラクターということで気になるのは,既存キャラクターとの差別化だ。金子氏によると,スピカをデザインする上では「気まぐれ」「感情的」「強さ」「宇宙人」といった設定を,既存キャラと被らないよう最大限の配慮をしたという。
また,衣装もかなりのこだわりを持って制作されているらしい。インタビューの段階では詳しい話は聞けなかったが,現在公開されている衣装のほかにも,多数の衣装が準備中とのことなので,ぜひ期待したいところだ。
現在,スピカの登場を記念したイベントも行われている。イベント期間中に条件を満たすと,スピカがポストに届けられ,そのまま使えるようになるという内容だ。イベントでしかもらえない限定アバターもゲットできるそうなので,スピカが気に入ってしまったという人は,ぜひキャンペーンに参加してほしい。
「やりこみパンヤ」では,単純な上手さだけではなく,キャラクターのやり込み要素を重視
例えば,クー好きな人はクーでやり込むことによって,最終的には一流のクー使いとしての評価を得られるようになる。やり込みプレイに関する報酬も用意されているらしいので,モチベーションも高まりそう。
また,他のプレイヤーの詳細データや,総合的なやり込み度を確認できるため,プレイヤー同士で競い合うことも可能だ。コアプレイヤーにとっては楽しみな新要素と言えよう。
「アーティファクトシステム」についても聞いてみた。パンヤでは,オーナーが大会のルームを作ることができるが,ルールを細かに設定することはできない。しかし「アーティファクトシステム」実装後は,ルームマスターの権限で,ルームにさまざまなオプションを付けられるようになるという。
例えば,獲得PPや経験値を高く設定したり,風速を弱めたり,ドロップするアイテムの個数を増やす効果を付けたりといったことも可能だ。
ちなみにオプション設定は,先ほど紹介した「やりこみパンヤ」で,一定以上の成績を納めたプレイヤーのみ使えるようになるらしいが,作成されたルームへの入室は誰でも可能なので,見かけたらぜひ参加してみてほしい。
そのほかには,「デイリークエスト」の実装も予定されている。これは,毎日違うミッションが配信され,それらを達成すると報酬アイテムがもらえるという,昨今のオンラインゲームゲームではお馴染みのシステムだ。ミッションは1日に数本配信される予定なので,全部プレイしてもいいし,その中から好きなものだけ選んでもいい。
「ログインしたときに友達が不在でも,“やることがある”状態を作りたかった」と千葉氏は語ったが,確かに,仕事が忙しくて長時間プレイできない人でも,自分のペースで遊べるのは大きなメリットだろう。
千葉氏によるとこれまでのパンヤでは,640×480ドットの解像度でプレイしている人が最も多かったらしい。理由はやはりUIの見やすさで,プレイのしやすさを優先し,あえてグラフィックスの質を下げているプレイヤーが多かったという。そういった問題を解決するためにも,今回のUIの最適化は不可欠なものだったのだ。
2013年は,パンヤの設定や世界観を生かした展開をしていきたい
続いて千葉氏は,2013年の展望について語ってくれた。来年,とくに力を入れたいのは「ストーリー」だという。2013年は,単に新コースを実装するだけでなく,そこにしっかりと世界観を盛り込み,プレイヤーに物語性を楽しんでもらいたいのだそうだ。
ちなみに,先ほど紹介したスピカと,既存キャラクターが絡むような場面も用意する予定とのこと。「スピカは気の強い性格なので,パンヤのキャラクター達の輪に入ったとき,どのような化学反応が起こるのか楽しみです」と千葉氏は語っていたので,すでにある程度のアイデアがまとまっているのかもしれない。
なお,キャラクター同士の関わり合いは,今後のアップデートやイベントで少しずつ公開されていき,2013年に実装されるストーリーモードで本格的に実装される予定だという。
また,「Pangya Tomahawk」のHIOイベントのような,新しいイベントモードの追加も考えているらしい。細かいところでは,キャラクターのSD化計画(2頭身のキャラで遊べるようになる)も密かに進行しているそうなので,2013年のパンヤも見どころが多そうだ。
取材の最後に,金子氏,千葉氏からプレイヤーへのメッセージをもらったので,それを掲載して本稿の締めとさせてもらう。
金子氏:
今後は,これまで以上にキャラクターの魅力にフォーカスした展開をしていきます。皆さんの意見が反映されることも十分あると思いますので,ご意見,ご要望をお寄せください。待望の新キャラクター「スピカ」がついに実装されましたが,既存キャラクター共々,愛していただけると嬉しいです。
千葉氏:
「Pangya Challenges」では,新しいキャラクターと新しいゲームモードなどが実装されます。そして2013年も,今年以上に「パンヤ」を盛り上げていきたいと思っていますので,これからもよろしくお願いします。
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