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「信長の野望・天下創世」パッチ登場:合戦アルゴリズム強化など | - 2003/11/07 18:39 |
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コーエーは,同社の戦国ストラテジーゲーム「信長の野望・天下創世」のアップデートプログラムVer.1.1を公開した。forGamerの「こちら」にもUpしたので,プレイヤーは今すぐにもインストールするといいだろう。 さてここでは,修正内容について詳しく紹介しよう。修正内容は,公式サイトによると, ・コンピュータ・アルゴリズムが行う合戦と計略の頻度の変更 ・合戦中のコンピュータ・アルゴリズムとゲームバランスを変更 ・歴史ifイベントの発生条件を一部変更しました。 ・「機能−環境設定」コマンドの「カーソル」設定内容を変更 ・その他,メッセージなどを一部修正 とのこと。 実際にアップデートを施してプレイしてみたところ,まず合戦に関しては,明らかにアルゴリズムが強化されていることが分かった。具体的には,オトリを利用して敵の本陣を丸裸にするという戦法が使えなくなっている。また敵総大将の部隊が単独で乗り込んでくる,なんてこともなくなったようだ。 もちろん相手はあくまでもプログラムであり,まだ変な動きをすることがあるし,それを利用した攻略法もある。ただ,ゲームに攻略法があるのは当然で,よりゲームらしくなったといえるだろう(これまでは"必勝法"が存在したから,問題だったのだ)。 合戦の頻度に関しては,どうもプレイヤーが担当する大名家の状態を見ているようで,筆者がガンガン領土を拡張したため,あまり変化は見られなかった。おそらく,重点的に内政作業を行っていれば,ほかの大名家もおとなしくしていることだろう。 また誰もが「ウザイ」と思っていたと思われる敵大名家からの計略は,確かに減っている。成功率が減っているわけではなく,治安度を上げたり,関所を設けたりすることで,敵大名がその領地に忍者を派遣するという行為自体が減るようである。 また,これは実際のプレイでは確認できなかったが,歴史ifイベント「イスパニアの陰謀」が発生しにくくなっているようである。もちろん,従属大名家との友好度が低ければ発生するだろうから,良い関係を保つように努力すれば問題なさそうだ。 ご覧のように,プレイヤーの不満の多くに改善が施されている。不満が多かった部分でまったく改善されていないのは,「武将グラフィックスの不足」くらいだろうか? さすがにこれは,アップデートでの修正は難しいので,パワーアップキットを待つしかないのかもしれない。 ところでこのアップデートプログラム,GAMECITY市民(会員)でなくてもダウンロードできるというのは,コーエーのタイトルとしては異例のこと。信長の野望・天下創世の抱える問題点が深刻だったというのもあるかもしれないが,この判断は嬉しいところ(forGamerにもUpできたし)。コーエーなりに誠意を見せたというところだろう。 もちろん,まだ多少は気になるところも散見する。今回改善された合戦/計略の頻度の軽減は,ゲーム難度の低下につながる……などだ。とはいえ,製品版そのままよりも,はるかにゲームとしての完成度が上がっているのは間違いない。冒頭にも書いたが,プレイヤーは今すぐにでもアップデートするべきだろう。もちろんコーエーには,次なるアップデートプログラムも期待したいところだが。(Iwahama) →「信長の野望・天下創世」の最新パッチのダウンロードは,「こちら」 →「信長の野望・天下創世」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」 (C)2003 KOEI Co.,Ltd. |
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