【PR】「メイプルストーリー」に46番目の新職業「虎影」が登場。画面を制圧する高い機動力と火力を備えた，テクニカルな盗賊だ

　ネクソンがサービスを提供しているPC向けオンラインRPG「メイプルストーリー」で，2019年12月11日に冬の大型アップデート「GLORY」が実装された。このアップデートでは，新章となる物語がスタートしたほか，新規5次スキルなど新要素が追加され，46番目の新職業「虎影（コカゲ）」の事前作成も開始された。そして，本日（12月24日）「GLORY」アップデートの第2弾が実装され，メンテナンス明けから虎影がプレイ可能となる。
　今回4Gamerでは，実装に先駆けて虎影をプレイしてきたので，気になる性能を紹介していこう。


　虎影は，メイプルストーリーでプレイできる職業としては初めてとなる「アニマ族」の盗賊だ。アニマ族自体はグランディスに生息する種族として登場しており，これまでもゲーム内ではアニマ族のNPCを見かけることができた。

虎影は男性と女性両方の性別を選べる。男の虎影のボイスを担当するのは山口勝平さんだ

虎影は専用の町からスタート。カリーンやトウテツは，虎影と縁のあるNPCたちだ

　盗賊系の職業ということでメインのステータスは「LUK」。「術扇」という専用の武器を装備し，天/地/人の属性を持った道術を駆使して戦うことになる。虎影は「道力」という専用のゲージを持っており，天/地/人の属性スキルを使うと「護符道力ゲージ」が溜まる。これを消費することで，「護符道術」という強力な技が使えるようになる仕組みだ。
　さらに，護符道術を使うと「巻物道力ゲージ」が溜まり，これを消費すると「巻物道術」という強力なスキルが発動可能となる。
　つまり虎影は，2つのゲージを管理しながら戦う職業なのだ。

カラフルで派手なスキルを使いこなす虎影。戦い方は，盗賊というよりも魔法使いに近い気がする

　虎影は，非常に高い機動力を持つのが特徴だ。草を踏んで飛び上がれるほどの身のこなしを見せる「草上飛」というスキルは，ジャンプ中に使用すると進行方向にもう一度ジャンプが可能。さらに，「金斗雲」に乗って空中を自由に浮遊することも可能となっている。また，攻撃しながら移動するスキルも多数持ち，縦横無尽にビュンビュン飛び回れる。
　しかも，広範囲を攻撃するスキルや，便利な設置系スキルに加えて，自動で敵を攻撃してくれる召喚系スキルなども持ち，火力も抜群だ。ゲージ管理や移動操作の難度は高いが，そのぶん使いこなせれば爽快なバトルが楽しめる。


　虎影が習得できる主要なスキルを見ていこう。
　最も頻繁に使うのが，道力ゲージを溜めるために必要な天/地/人の属性スキルだ。それぞれの属性ごとに2種類のスキルがあり，天は主に空中の敵に有効で，地は地上にいる敵を薙ぎ払うような性能になっている。
　属性スキルとは言いつつ，「天のスキルは特定の敵に大ダメージ」のような効果があるわけではないので，単純に虎影のスキルにおけるカテゴリ分けのようなものだと考えよう。

天属性スキル「滅火炎：天」

地属性スキル「地震砕：地」

人属性スキル「如意棒：人」

画面右側に配置されている道力ゲージ。中央の丸い形の部分が天/地/人スキルで溜まる護符道力ゲージ，外側のUの字の部分が巻物道力ゲージだ

　属性スキルは単体でもそれなりにダメージを出せるが，使う順番によって道力ゲージの溜まり方が変わってくるという，重要なポイントがある。道力ゲージには天/地/人のランプが付いており，対応するスキルを使うと消灯していく。このランプを消灯させるように天/地/人の属性を偏りなく使うことで，素早く護符道力ゲージが溜まっていくのだ。3つ目が消灯するのと同時に，再び全部が点灯する。
　同じスキルを連打するのではなく，スキル回しを考えて3つの属性スキルを使い，護符道術スキルへとつなげていきたい。

　護符道術スキルは，特殊な効果を持つものが多くなっている。例えば，「幻影分身符」なら分身を出して攻撃を補助させることができるし，「追跡鬼化符」なら敵を追尾して攻撃する鬼火を召喚できる。
　ただし，護符道術スキルを使うと，溜まった護符道力ゲージをすべて消費してしまう。護符道術スキルの効果が残っている間に，天/地/人スキルを使って再びゲージをためていく流れになるだろう。

護符道術スキル「魔封葫盧符」は，ひょうたんの中に敵を吸収し，スキルキーを再び押すことで吸い込んだ敵を発射する

護符道術スキル「追跡鬼化符」は，敵を追跡して攻撃する鬼火を出すことが可能

護符道術スキル「歪曲縮地符」を使うと，縮地門を設置でき，スキルを再使用すると縮地門へ瞬間移動できる。攻撃能力は持たないが長持ちするので，同じマップ内で移動しながら狩りを行う際に使えそうだ

「幻影分身符」は，敵を攻撃すると画面内に分身が出現し，勝手に敵を攻撃してくれる。「仙技：極大・分身乱舞」というスキルを併用することで，分身の数をさらに増やすことも可能だ

　護符道術によって溜めた巻物道力ゲージで使用できる巻物道術は，虎影の奥義とも言うべきものだが，こちらも発動するとゲージをすべて使ってしまうため，連発はできない。再度使おうと思ったら，属性スキルからゲージの溜め直しになる。そのぶん，性能は非常に強力で，ド派手なエフェクトで群がる敵を一気に殲滅，あるいは特殊な効果を発動できる。

巻物道術スキル「巻術：胡蝶之夢」を使うと，攻撃時に敵を追跡して攻撃する五色の蝶が呼び出せる

巻物道術スキル「巻術：山霊召喚」は，仙遊山の神として君臨する巨大な虎を召喚する設置系スキル。天地を揺るがす咆哮により，近くの敵に大ダメージを与え続ける

巻物道術スキル「巻術：微生強変」は，神秘的な光が放たれ，光に触れた敵を一定時間弱いモンスターに変異させる。ただし，ボスモンスターには効果がない

巻物道術スキル「巻術：吸星渦流」。巻物を開いて，敵の精気を吸収する強烈な渦巻きを呼び出す。再度スキルを使用することで渦巻を消滅させ，吸収した精気の数に比例してグループメンバーのHPとMPを回復させられる

　道力ゲージに関わらないスキルも便利なものが揃っている。「仙技：夢遊桃源」は，巻物の中に入っている間，敵の攻撃から身を守る完全回避スキルで，ボス戦で活躍できるだろう。
　未知なる神から力を借りる「仙技：降臨・怪力乱神」というスキルも強力で，カットイン演出が入ったあと，全画面におよぶ攻撃が発生する爽快な技だ。
　また，クールタイムはやや長めだが，護符道力ゲージと巻物道力ゲージが自動で溜まっていく「仙技：霊薬太乙仙丹」という補助スキルもあり，これを活用するとゲージ管理が楽になる。

「仙技：夢遊桃源」。効果中は完全無敵になれるので強力なボス戦で重宝する

ゲージを溜めてくれる「仙技：霊薬太乙仙丹」。しばらくはスキル回しを気にせずに護符道術や巻物道術を使えるようになるので気持ちがいい

12月11日に実装された新規5次スキルの「祝福」は，もちろん虎影でも使える。「グランディス女神の祝福」効果により，効果中は道力ゲージのチャージ量とダメージがアップする

　以上のように，数多くのスキルを使い分ける虎影は，テクニカルな職業と言える。操作難度でいえばメイプルストーリーでも上位に入るだろう。その代わり，潜在能力は折り紙付きで，とくに召喚や設置のスキルで画面を制圧する能力は，ほかの職業の追随を許さない。なにせ，分身，鬼火，胡蝶と，しばらく敵を自動追尾して攻撃してくれるスキルだけでも3種類あり，しかもすべて同時に発動できるのだ。
　筆者は，今回のテストプレイではいきなりすべてのスキルを覚えた状態だったこともあって，操作に戸惑ってしまったのだが，これから虎影の育成に挑む人には，ぜひ各スキルの使い方をマスターして，強烈な性能を堪能してほしい。

「GLORY」特設サイト

「メイプルストーリー」公式サイト