プレイレポート
「Lineage アクション スタート」先行レポート:マヤ文明風新エリア&大魔術師ハーディンの謎に迫る日本独自コンテンツ登場
本アップデートにおける大きな見所となるのは,ハイレベル向けの新エリア「ティカル寺院」と,日本独自コンテンツとして作られた「秘譚 魔術師 ハーディン」の二つである。
今回は,アップデートの実施に先駆け,エヌ・シー・ジャパン本社にて,これらの内容に直接触れることができた。その際に分かった情報を,先行プレイレポートとしてお届けしていこう。
マヤ文明をモチーフとした中〜上級者向けエリア「ティカル寺院」
マヤ文明,といわれてもあまりピンとこない人もいるかもしれないが,"双頭の蛇の神殿"や"ジャガーの神殿"をモチーフとした建築物などを見れば,「そういえばどこかで見たことがあるかも?」と思う人もいるかもしれない。
ティカルの全体的な景観から紹介しよう。エリアに入るとあたり一面に熱帯雨林が広がっている。そして,しばらく進んでいくと寺院とおぼしき建築物が多く見られるようになる。さらに進んでいくと,その最深部から別エリアへと続いており,そこにはボスモンスターが待ち受けているという寸法だ。
ティカル寺院地域には,テーベラス地域と同様,時の歪みを使って移動する。ティカル寺院地域に向かう時の歪みが出現するポイントは「カオティックテンプル」付近と,「ウィンダウッド領地の砂漠」,そして「黄昏の山脈」にある。それぞれに3か所の候補地があり,すなわち合計9か所の中からランダムで選ばれる仕組みだ。
時の歪みの先がティカル寺院地域とテーベラス地域のどちらに通じているかは,実際に入ってみるまで分からない。時の歪みは,48時間おきにしか出現しないので,運が悪いと何度もテーベラス地域へ足を運ぶことになるかもしれない。ここはぐっと我慢だ。
最深部で待ち構えるボスモンスターの「ゼブ レクイ」は,双頭の蛇の姿をしている。グラフィックス上では二つの頭は繋がっているように見えるものの,実はそれぞれ別個のモンスターである。しかも,片方の頭の部分を倒してから,一定時間内にもう片方も倒さねば,なんと倒したほうが復活してしまうのだ。
ボスモンスターだけあって,どちらの頭の部分も強力であり,できれば集中攻撃で片方を早めに倒しておきたいところ。しかし,そのあと,もう一方に時間がかかりすぎると,最初からやり直しとなってしまうわけである。また,このボスモンスターが待ち受けているエリアは,テーベラスと同様に入場できるキャラクター数の合計に,先着20名という制限が設けられている。無事にボスを倒すまでは,その場にいるほかのパーティとのチームワークが問われそうである。
このように難度は高いのだが,その苦労は報酬アイテムで報われるだろう。例えば「ゼブ レクイの牙」や「ゼブ レクイの魔眼」などのアクセサリは,全職業が装備できることもあって,人気が出そうだ。またそのほかにも,宝箱からは"ククルカン"シリーズの"スピアー,ガントレット,シールド,マスク"といった武具が得られる。
ボスの討伐までいくと難度はぐっと高くなるものの,それ以外の区域での冒険なら,中級者でも十分に楽しめそうだ。身近にいる仲間を募り,マヤ文明の敢行よろしく,ティカルでの冒険を満喫してみてはいかがだろうか。
攻略方法によって結末が変わる?
ストーリー仕立ての日本独自コンテンツ"秘譚 魔術師 ハーディン"
ストーリーの大筋の内容は,プレイヤーキャラクターが過去にあったハーディンによる悪魔バフォメットの召喚儀式の様子を体験できるというもの。プレイヤーは,のちのシャドウメイジ オリムや四賢者などハーディンの弟子達の役を演じる設定だ。基本的にレベル50の5名以上のパーティを対象としており,ストーリーの都合上,最低5人は必須となる。進行速度や攻略方法などによって,NPCの会話内容やダンジョンの難度,クリア時の報酬が変化するのが大きな特徴だ。
また,パーティリーダーと残りのメンバーが別行動を行うというのも珍しい展開で,リーダーの行動によるハーディンや謎の少女との友好度も結果に影響する。そこでソーシャルアクション(感情表現コマンド)を行うことでNPCとコミュニケーションを行い,これを謎解きに利用していたりするのだ。単に戦闘を繰り返すようなダンジョンとは,だいぶ違う印象である。
クエストの途中で得られるハーディンの日記の断片を集めると,なぜハーディンが召喚儀式を行うに至ったか,謎の少女や弟子達の日常なども窺えるようになっている。
日本のプレイヤーから得たフィードバックを反映させることが,このような仕様に結びついたと運営チームは語る。具体的にいうと,日本のプレイヤーの傾向を「ストーリー性を重視」「パーティプレイが好き」と分析しており,それをリネージュ上で実現しようと考えたときに,ハーディンの名前が出てきたというわけだ。
リネージュのファンを長年続けている人にとっては,ハーディンとその弟子達のストーリーに携われるというだけでも,興味が湧いてくるのではないだろうか。公式サイトでは,本コンテンツの導入部分をテーマにしたコミックスが公開される予定なので,とりあえず一度チェックしてみるとよいだろう。
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