プレイレポート
「ラグナロクオンライン」新エピソード「Memory Record 〜ジュピロスと眠る都市〜」を先行テストプレイ。今後の展開についても聞いてみた
新ルールを採用したRJC2015がいよいよ開幕!
決勝の舞台は10月3日のROファン感謝祭!!
続いて千葉亮一氏より,今後のROの展開について話を聞くことができたので,その内容についてお伝えしよう。
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。今回は,2015年後半のロードマップについてお話いただけるとのことですね。
ロードマップというほどのものではありませんが,今後のROの予定をお話しします。というのも,5月31日に千葉・幕張メッセで開催する「ガンホーフェスティバル」に,ROは出展しません。ですから,今回のインタビューは,この時期のカンファレンス発表のかわりということです(笑)。
4Gamer:
なるほど。では,「メモリーレコード」の次の展開としては何があるのでしょうか。
千葉氏:
まず,6月以降にRJC2015の開催を発表します。今年のRJCはルールが大幅に変更されるので,いつもとは違った戦いが見られると思いますよ。
4Gamer:
どう変わるのでしょうか。
千葉氏:
まず7vs.7だったのが,5vs.5になります。1キャラ当たりの負担は大きくなりますが,その分,作戦が重要になってきます。それに伴い,個人個人の役割が重視されるようなルールに変更する予定になっています。
4Gamer:
たしかに大きな変更ですね。そのほかのルール変更にはどういったものがありますか。
千葉氏:
これまではカードやキャラクタービルドに制限があったのですが,今年はMVPカードを一部解禁する予定です。また,特定の職業のスキルを使えるという装備がありますが,似たような感じでほかの職業のスキル,ほかの職業の役割を別の職業でも担えるといった特別な装備を用意しようと考えています。
4Gamer:
これほどルールが変わると,これまでのセオリーがまるで使えないかもしれません。なぜここまでドラスティックな変更に踏み切るのでしょうか。
千葉氏:
7vs.7のPvPは見応えがあるのですが,7人集めること自体が高いハードルになっています。1チームの人数を減らすことで参加チームを増やしたいという狙いもあります。弊社の栗山(※)を中心に,練習も十分できるよう事前のサポートをしっかり行っていくつもりです。
※運営チーム,栗山知也氏。RWC2012で世界一を達成したギルド「Gleensleeves」の元メンバー
4Gamer:
なるほど。6月からのスタートとなると,決勝の舞台はいつ,どこで行われるのでしょうか。
千葉氏:
2015年10月3日にディファ有明で開催する「ROファン感謝祭」で決勝トーナメントを行います。少し気が早いかもしれませんが,参加者の方々はいまから休みの調整などを始めてもらえばと思います。
4Gamer:
こちらも少し気が早いですが,ファン感謝祭で発表できそうなものはありますか?
千葉氏:
待望のガンスリンガー上位職「リベリオン」がいよいよ!
4Gamer:
実装決定ですか!?
千葉氏:
準備中です(苦笑)。個人的にはファン感謝祭前には実装したいのですが,調整が難航しているので難しいかもしれません。
4Gamer:
なるほど……期待しています。
千葉氏:
それと,モロクが復興したことで懐かしさをプレイヤーさんに感じていただけているのですが,同時にフェイヨンの街を元の姿に戻してほしいとよく言われています。
4Gamer:
ああ,その気持ちはよく分かります。フェイヨンは,ストーリーイベントとも関係なく,突然いまの形に変更されてしまいましたから。
千葉氏:
ですから,「日本のプレイヤーは昔のフェイヨンを求めています」と開発と交渉した結果,フェイヨン復興プロジェクトの立ち上げが決定しました。ただ,フェイヨンは2004年に変わったのですが,当時のデータが古くてそのまま再現できず,またメモリアルダンジョン「サラの記憶」などで現在のフェイヨンの形状を使ったコンテンツがあるので,モロクと同じ形での再現は難しいです。提供方法はまだ未定ですが,楽しみにお待ちください。
4Gamer:
そのほかに実装予定のものはありますか?
千葉氏:
「時計塔ナイトメア」に続き,「ピラミッドナイトメア」を実装します。舞台となるのはピラミッドの地下ですね。対象レベルはBaseLv130ぐらいになります。
4Gamer:
実装はいつごろになりますか。
千葉氏:
6月には実装して,新しいカードも追加する予定になっています。夏には毎年恒例のでかいイベントも実施しますし,マラン島のアップデートも全部入りきっていないので,そちらの調整も進めていきたいですね。
4Gamer:
お話を聞いていると,現在はBaseLv130ぐらいがボリュームゾーンになっているのでしょうか。
千葉氏:
いま,BaseLv100から130くらいまでは上がりやすくなっていますからね。BaseLv130からはグラストヘイムメモリアルなどのコンテンツがありますが,ここからは少しハードルが高いので,もう少しレベルを押し上げる選択肢を増やしたいです。レベルが上がれば,プレイするコンテンツの選択肢も増えますから。
4Gamer:
とはいえ,MMORPGですからレベルだけ上がっても……という側面があります。
千葉氏:
その解決方法のひとつが,今回のエクセリオンシリーズなんです。気軽にゲームを楽しみつつ,装備品を補強できるようなアップデートというのもテーマです。ここが隙間になりそうだなというところに関しては,うまくピンポイントで刺していけるような調整をしていきたいですし,そういう調整ができるような開発元との態勢も整ってきています。
そのほかのコンテンツとしては,英雄の痕跡シリーズが3つ残っています。発表済みですが未実装の「呪いの剣士」と,未発表の2つのストーリーがあるので,これらをまとめて秋口には実装したいと思います。
4Gamer:
3つまとめてとなると,かなりのボリュームになりそうですね。
千葉氏:
ひとつひとつが,そこまで大きな内容ではないですから,まとめることになると思います。そのほか,韓国では実装済みですが日本では提供されていないコンテンツに関しても,カルチャライズの方針が固まりつつあります。イベントとアップデートが交互にくるような感じで進めていって,できれば年内に次のエピソードを入れたいなと思います。
4Gamer:
韓国では「メモリーレコード」の次のエピソードは実装済みなんですか?
千葉氏:
エピソード16.1「英雄たちの宴」が実装されています。過去のクエストでプロンテラの王を巡る事件が描かれましたが,その続きといいますか,王様が変わるというストーリーになるようです。ユミルの心臓の欠片なども関わってくるようで,「メモリーレコード」もそうですが,これまでに散りばめられていた伏線が回収されるようですよ。
4Gamer:
そのストーリーはエピソード16.1で終わるんですか?
千葉氏:
エピソード16.1はそれで完結はしているようですね。現在は16.2を開発していると聞いています。日本では,ひとまずエピソード16.1相当のエピソードの年内実装を目標にしています。それ以外にもアニバーサリーなどネタはいっぱいありますので,アピールしていきたいですね。
4Gamer:
こうしてお話を聞いていると意外にいろいろあって,いま発表できるものがあまりない,という感じでもなさそうですが……。
千葉氏:
生配信やブログ,オフラインイベントなどでも機会があればガンガン情報を出すスタイルになったので,ある程度は告知済みのものもありますから。我々からすれば新発表が少ないと感じているだけかもしれませんね。
4Gamer:
なるほど。ところで多くのプレイヤーが気になっているであろう,セカンドコスチュームの件はどうでしょう。
千葉氏:
セカンドコスチュームについては,我々もスケジュールがまったく読めません(苦笑)。進捗はどんどん届いているのですが,なにぶんデザインものなので各所の調整が入るといつまで経っても終わりが見えないんです。全職業そろうのはいつになるか分からないので,できた順に提供しようということになっています。ただ,進捗具合でいえば,ジェネティックが一歩リードしていることだけはお伝えしておきたいと。
4Gamer:
分かりました(笑)。そのほかに発表事項などはありますか?
千葉氏:
ひとつだけ残念なお知らせがあります。今年もガンホーは2015年8月29日に開催される「第34回浅草サンバカーニバル」に参加する予定ですが,去年と同様に今年もプレイヤーさんからの募集は行わない予定です。楽しみにしていたプレイヤーさん,すみません!
4Gamer:
今年こそは,と考えていたファンには悲しいお知らせですね。
千葉氏:
もしコスプレしての参加を考えていた方がおられましたら,ファン感謝祭でお待ちしておりますのでよろしくお願いします。
4Gamer:
では最後に,今回のアップデートとこれらからのROについて,プレイヤーに向けてコメントをお願いします。
長澤氏:
ストーリーの舞台が異世界からミッドガルドへ戻って,いままで気になっていたレッケンベルやジュピロスにメスが入ります。メモリアルダンジョンも含めて6つの狩り場が入り,またエクセリオンスーツとウイング,そしてカスタマイズを含め強力な防具が手に入ります。
メモリアルダンジョンにチャレンジするもよし,新しい狩り場で狩りをするもよし,究極の防具を作り上げるのもよしと,いろいろな楽しみ方ができるアップデートですので,ぜひ楽しみにしてください。
千葉氏:
舞台がミッドガルドに戻ってくるこの機会を「新章」ととらえ,ROも心機一転という気持ちです。
韓国ではこういうアップデートで入ってましたというのではなく,日本向けに必要なアップデートに関しては開発元と協力しながらカルチャライズを行い,いままでよりも積極的に展開していきたいと考えています。より遊びやすく楽しみやすいRO,そしてそれらをより早くお届けするというスタンスでやっていきますので,これからもROをお楽しみください。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
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