ZyngaがBostonスタジオの閉鎖などのリストラを発表。日本やイギリスへの影響も必至

　ソーシャルゲームの旗手として業界内外から注目されるZyngaだが，最近の業績不振から，全従業員の5％に当たる150人ほどをレイオフするというリストラ案を発表した。これは，同社CEOのマーク・ピンカス（Mark Pincus）氏が，従業員に配信した社内レターから明らかになったもの。

　公式blogに掲載された社内レターによると，Bostonスタジオは閉鎖が決定し，続いてZyngaジャパンやUKスタジオの規模縮小，もしくは閉鎖が検討されているという。さらに，詳細は不明ながら古いタイトル13作のサポート打ち切りにも言及されている。

　「CityVille」や「Mafia Wars」で知られるZyngaは，2007年にFacebook向けのソーシャルゲーム開発会社としてスタートし，急成長を続けた。2011年12月のNASDAQ上場時には，Activision Blizzardに続くアメリカ第2の資産を持つゲーム会社として大きく話題になった（関連記事）。
　しかし，Facebookに頼るビジネスモデルからの脱却がうまくいかなかったことなどから，公開時に10ドルだった株価は続落し，現時点では2.20ドルほどに落ち込んでいる。設立から5年で約2900人の従業員を抱えるほどの成長を遂げた同社だが，Facebookそのものの落ち込みも影響しており，早急な改革が必要になったのだろう。

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