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[GC 2006#23]プレイアブルな「Hellgate:London」序盤レポート
2006/08/25 12:14
 最近のゲームショウといえば,探せば必ずどこかで見つかる「Hellgate: London」とビル・ローパー氏ご本人。今回はMicrosoftブースの「Games for Windows」で,その姿が見られた。
 ビル・ローパー氏に関しては別記事を参照してもらうとして,ここではHellgateについて書いていこう。今回出展されていたバージョンは,E3 2006のときとほぼ同じもの。クラスを「Templer」「Cabalist」の2種類から選べるようになっている。
 Cabalistは,「Harp Pistol」で敵を足止めしつつ,「Superior Anomalous Device」(魔法を撃つ銃)で攻撃するというのが主な攻撃スタイルとなる。このほか,召喚魔法でエレメンタルに攻撃させるなどの戦術も持っているが,とにかくHarp Pistolの効果が強力で,プレイ中はほとんど敵の攻撃に恐怖することがなかった。

 キャラクターメイキングを終えると,主人公は「Covent Garden Station」に降り立つ。ロンドンの名所コベントガーデンも,今や見る影もなくなってしまったようだ。ここには数人のNPCがおり,よろず屋や回復屋のほか,クエストをくれる者もいる。なるほど,見た目はまるで違えど,よく言われるように「Diabloを思わせる」拠点の構造である。
 ここから,別エリアである「Covent Garden District」「Tottenham Court Road」「Leicester Square Route」「Holborn Route」へ飛ぶポータルがあるのだが,このうち「Leicester Square Route」「Holborn Route」は,ポータルが赤くなっていて中に入れない。最初の冒険は「Covent Garden District」か「Tottenham Court Road」のどちらかへ飛ぶことになるのだ。



 さて,最初の拠点であるCovent Garden Stationには,片足のないLil' Joeyという少年がいる。ここは,「廃墟と化したTottenham Court Roadにいる,少年の足を奪った中ボス級(?)のクリーチャー「The Taint」を殺して,足を取り戻してあげる」という,ちょっとしたクエストになっているのだ。Tottenham Court Roadは狭くて先のないマップなので,腕慣らし用だろう。

 序盤の本命ルートは「Covent Garden District」。ここは地下鉄の線路だった場所で,今はクリーチャーの住むダンジョンとなっている。多少奥行きのあるマップで,敵を倒しつつ奥へ奥へと進むと,すっかり廃墟となった「Covent Garden Market」に出る。このエリアのどこかに特殊なゲート(これがヘルゲート?)があり,くぐると巨大なボスクリーチャー「The Gatekeeper」との対決が待っていた。
 詳細は割愛するが,がんばって倒した後(一度死んだ),このエリアの奥にある「Hellrift Power Core」を操作すると,カウントダウンがスタート。時間内に慌てて脱出すると,このポータルは閉じられた。このように,ボスがいるゲートを閉じていくのがゲームの目的なのだろう。



 拠点であるCovent Garden Stationに戻ると,最初は赤く通行止めとなっていたポータルの一つ,Leicester Square Routeが青く通行可能なポータルに変化。こうして新たなエリアへの冒険が可能になったわけだ。ちなみにこのあたりで,プレイヤーキャラのレベルは4〜5。冒険はまだまだ始まったばかりである。

 見た目はFPSっぽいが,やはり敵を倒すとアイテムがどかどか出現し,インベントリに武器や防具(使えないもの含む)がみるみる増えていくのを見るのは,やはり嬉しいものがある。FPSというよりも,感覚的にはやはりDiablo的なRPGに近い印象を受けた。



 2006年内にクローズドβテストまでこぎ着ける……と言われている本作。いよいよ自宅でプレイできる日が近づいているので,マシンスペックに自信のないDiabloファンは,そろそろ本気で貯金を考えるべきかもしれない。(Kawamura)


Hellgate: London
■開発元:Flagship Studios
■発売元:バンダイナムコゲームス
■発売日:2007/夏
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.08/20060825121435detail.html