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タイトーブースに出展されていた「ARダーツ」をチェック。ARが活用され,的の見た目やルールがさまざまに変化[AEPO2024]
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印刷2024/11/18 17:15

プレイレポート

タイトーブースに出展されていた「ARダーツ」をチェック。ARが活用され,的の見た目やルールがさまざまに変化[AEPO2024]

 ARを活用し,的の見た目やルールがさまざまに変わる「ARダーツ」が,2024年11月15日と11月16日に開催された「アミューズメント エキスポ 2024」のタイトーブースに出展されていた。陣取りや点数競争などユニークな遊び方ができる本機のプレイフィールをお伝えしていこう。

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「アミューズメント エキスポ 2024」のタイトーブース
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 「ARダーツ」はボード上にプロジェクターで的や点数表示などのUIを表示し,そこにハードダーツを投げていく新しいダーツマシンだ。既存のダーツマシンと言えば,ダーツの先が丸められたソフトダーツを使ったものが多いが,「ARダーツ」では尖ったハードダーツを使用するということで,刺さった時の感覚をしっかり楽しめる。

「ARダーツ」で用いられるダーツ。先が尖ったいわゆるハードダーツで,重量もそれなり
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映像が投影されているため一目ではわからないが,的の部分はコルク。ダーツが当たると「ドスッ」という重い感覚を楽しめる
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 ボードは的にあたる円形の部分がコルク,それ以外の部分もハードダーツが刺さっても大丈夫な材質が使われている。外れたダーツがどこに当たっても問題ないというわけだ。
 そして,ARを用いる最大のメリットがボードや的の見た目,ルールを自在に変えられるという点だ。とくに見た目の変化については,ダーツマシンでは構造上難しい部分であり,本機ならではの楽しさと言えるだろう。

同じボードであっても,投影される映像でムードは変わる。こちらの「DISCO WALL」ルールでは,的がミラーボール風になることも
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 出展バージョンに用意されたルールは9種類。「SHANGHAI」では的の上で「当たり」になるエリアがあちらこちらと変わっていくため,しっかりとした狙いが求められる。

「SHANGHAI」では,的の黄色いエリアにダーツを刺すと得点になる
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黄色いエリアはあちらこちらと移動し,さらに狭くなっていく
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 「BATTLE FIELD」は複数人のプレイヤーで行う陣取りで,ダーツを当てた部分が自分の領地となるため,その面積を競い合う。敵の陣地にダーツを当てて奪ったり,逆に自分の陣地に当てて「シールド」を張って守りを固めたりと,多彩な戦略を取れる。

 「LIVES」では,前のプレイヤーよりも高いスコアが求められ,失敗すると自分のライフが減っていく。もちろん,スタンダードな「ゼロワン」も楽しめる。

「BATTLE FIELD」は,ダーツの的を使った陣取りという風変わりなルール。的に当てたところを領地として獲得できる
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 見た目が変わることのインパクトは大きい。ある時は中世風,またある時はテクノ,別のルールでは中国風となってポリゴンパンダが登場するなど,気分が変わってくる。ハードダーツのヒット感と合わせ,ダーツ初心者でも楽しめそうだ。

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投影される映像で,的やボードの見た目は大きく変わる。プロジェクターからの投影であるため,ダーツが刺さるとボードにその影が落ちるが,細いダーツなので気にはならない
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 ARダーツはオンラインに対応しており,新しいルールや見た目はアップデートで増えていく予定だという。ボードやプロジェクターの設置など,通常のダーツマシンよりも広めのスペースが必要なのは確かだが,ルールと見た目が変わるとプレイのムードも変化するため,アップデートもアピールポイントとなるのではないだろうか。

 なお,タイトーの担当者によれば,オペレーションの負担も少ないそうで,専任スタッフを付けなくても,バー営業などの合間に回すことも可能だという。現状では開発中であり,今後はタイトーの直営店などに入荷予定とのこと。ダーツ好きならずとも気になるタイトルと言えそうだ。

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