企画記事
心の準備はOK? Xbox 360のオンラインストア終了迫る。今のうちに「これは買っとけ!」的なダウンロードゲームを独自の基準でピックアップ
なお,後方互換に対応するタイトルは引き続き,Xbox One以降のストアで購入可能だ。
「Xbox 360ストア」閉鎖へ向け,最終セールを開催中。6月18日と7月16日に対象タイトルを追加予定
Microsoftは,2024年7月29日の「Xbox 360ストア」閉鎖へ向けたセールを実施中だ。セールはストアの閉鎖まで開催される。記事執筆時点での対象タイトルは,「Alone In The Dark」「ウォッチドッグス」「Rise of the Tomb Raider」など66作品だ。6月18日と7月16日にはセール対象タイトルの追加も予定している。
Xbox 360ストアとXbox 360マーケットプレイスが2024年7月29日をもって閉鎖へ。購入済みのコンテンツは引き続き利用可能
Microsoftは2023年8月17日,Xbox360 向けのオンラインストアである「Xbox 360ストア」および「Xbox 360マーケットプレイス」を,2024年7月29日をもって閉鎖すると発表した。期日以降,新たなゲームやDLCなどが購入できなくなる。
現在,一部のタイトルは最終セールが行われており,格安で入手できる。最終セールのラインナップは「こちら」のページで確認できるが,海外向けの情報なので日本ではセール対象外だったり,そもそも配信されていないタイトルもある。例えば「Singularity」は日本でも発売されたが,ダウンロード版は配信していない。
また,Xbox 360のゲームにアップデートを適用しても,しばらくすると適用が消えるのか,再度アップデートが行われることがある。こうした「各タイトルに対するアップデートデータ」は,現在のところ心配する必要はなさそうだ。
サポートページの「よく寄せられる質問」にて,「Xbox 360 ストアの撤退後にゲームをプレイする」→「Xbox 360 ストアがなくなっても,ゲームをアップデートすることはできますか?」を開くと,「はい。 Xbox 360 のゲームは,起動したゲームのアップデートが利用可能な場合にはゲームのアップデートを促してインストールを行います。」との回答が確認できる。
というわけで,ストア終了が間近に迫っている状況だが,最終確認の意味合いも兼ねて,Xbox 360のヘビーユーザーを自負する筆者の独自の基準で「これは買っとけ!」的なタイトルを書き連ねていきたい。
例えば,「ストア終了によって買えなくなるもの」の中から「ほかの機種で遊べるもの」「ディスク版を入手すればプレイできるもの」は極力省いている。
ただし,「ディスク版の価格が高騰している」,そもそも売っているのを見かけないので「ダウンロード版を確保したほうがいい」,そして最終セールにより「劇的に安くなっている」というものは一部紹介している。
※紹介タイトル順は50音順。表示している価格はすべて税込です。
「Alien Breedエピソード1」(515円)
「Alien Breed 2: Assault」(515円)
「Alien Breed 3: Descent」(515円)
日本ではあまり馴染みがないトップダウンシューター「Alien Breed」シリーズのリメイク作。原作はAmiga向けに発売されたタイトルで,そもそもが日本国内では展開されていなかった。
アレンジ具合も決して悪くはないゲームだと思うのだが,日本語テキストに使われている漢字があまりにもメチャクチャなため,不思議な漢字の使われ方をしている異世界に迷い込んだかのような感覚に陥る。
なお,このタイトルはSteamでもプレイ可能だ。Steamでは,3作品がセットになった「Alien Bred Trilogy」が200円くらいでセールになっていることもあるので,Xbox 360の実績にこだわりがない人は検討してみるのもいいだろう。ただ,Steam版も漢字は……。
「Yie Ar Kung-Fu」(258円)
アーケードやMSX,ファミコン向けにリリースされたKONAMIの名作アクション。本作はグラフィックスとBGMを「アーケード版」と「高解像度に描き直されたバージョン」から選択できる。アーケード版は「アーケードアーカイブス イー・アル・カンフー」(Nintendo Switch / PS4)でも遊べるが,高解像度バージョンはXbox 360でしか遊べないものだ。
筆者はファミコン版しか知らず,本作で初めてアーケード版を遊んだのだが,ステージ数がファミコン版の倍くらいあって驚いた。しかも,メチャクチャ難しい! 最終セールで258円になっていることもあり,Xbox 360の実績マニアにも,そうでない人にもオススメの一作だ。
「ヴァンパイア リザレクション」(120円)
PS3用ダウンロード版(1572円)は現在も買えるが,Xbox 360版は最終セールにより,驚きの超激安価格「120円」になっている。
「ヴァンパイア」シリーズの家庭用ゲーム機版は長らくプレイ環境が限られていて,2013年にPS3 / Xbox 360向けにリリースされた本作は貴重な存在だった。この1つ前は2005年に発売されたPS2用ソフト「ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション」まで遡ることになる。
なお,2022年に「カプコン ファイティング コレクション」(PC / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)が発売されたことで,「ヴァンパイア リザレクション」はその役目を終えた感がある。
Xbox 360の実績が気になる人でなければ,あえて本作を遊ぶ必要はないが,実績のコンプリートには特定のキャラでそこそこ難しいコンボを決める必要があったりして,やり応えはある。なんといっても120円だ。ちょっとでも興味があれば,確保しておくべきだろう。
「Vigilante 8: Arcade」(515円)
車にキャノン砲などの武器を積んで,敵を攻撃しまくってブッ壊すというカーアクション。「ヴィジランテ8」シリーズは初代PSやドリームキャスト向けに展開されていたが,本作はXbox 360のみ遊べるタイトル。ただし,英語版だ。
「エコー・ザ・ドルフィン」(515円)
メガドライブミニ2にメガCD版「エコー・ザ・ドルフィンCD」(第1作&第2作のセット)が収録されていることもあり,優先度は高くないのだが,メガドライブミニ2自体がすでに入手困難であり,「エコー・ザ・ドルフィン」をこれからやってみたいという人には貴重な存在でもある。
さらに,実績ありの「エコー・ザ・ドルフィン」は本作のみ。お手軽価格で買えるので,Xbox 360本体を持っているなら“買い”だろう。
「オトメディウスG」(2675円)
「オトメディウスX(エクセレント!)」(3024円)
「オトメディウス」シリーズは残念ながら後方互換に非対応,しかも家庭用ゲーム機の他機種に展開されていない。ディスク版を持っていれば問題ないが,2作品とも価格が高騰しているため,ダウンロード版のほうが断然お得だ。
「お姉チャンバラZ 〜カグラ〜」(6048円)
本作は「お姉チャンバラ」シリーズの最高傑作ではないかと個人的に思っているのだが,それだけに後方互換に対応してないのが残念でならない。PS3版は追加要素ありのバージョンだが,そちらも現在はディスク版を手に入れないと遊べない。
Xbox 360でもディスク版を持っていれば遊べるものの,DLC「元祖姉妹『彩&咲』登場(専用ストーリー付)」(1029円)の存在を忘れてはいけない。前作の主人公姉妹が使用可能になるのだが,DLCにも実績があるため,これが買えなくなるということは解除できなくなる実績が出てくるということでもある。
「GUILTY GEAR 2 -OVERTURE-」(3024円)
格闘ゲームから,まさかのシミュレーションゲームとなった「GUILTY GEAR」シリーズの異色作。なかなか面白いのだが,基本ルールを理解するまでの壁がけっこう高く,理解してからもかなり難しい。
2016年にSteamでも配信が始まったので優先度は高くないものの,Xbox 360版はDLC「追加マスターユニット『レイヴン』」(515円)を買っておかないと,実績がコンプリートできなくなってしまう。ただ,本作の実績コンプリートはかなり難しいのだが……。
「Street Fighter III: 3rd Strike Online Edition」(154円)
PS3とXbox 360向けにリリースされたタイトル。PS3版(1572円)はまだ購入できるが,Xbox 360版は最終セールにより,154円というビックリプライスだ。
「ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」(PC / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)には,「ストリートファイターIII」「ストリートファイターIII 2nd IMPACT」「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」の3作が収録されているので優先度はそこまで高くない。ただ,「ストリートファイターIII」が好きでたまらない人は,この貴重なバージョンを手に入れておくといいだろう。
とにかく154円という安さなので,やったことはない人にも入門編としておすすめできる。「トライアル」モードには,今や伝説となっているプロゲーマー・ウメハラ氏の“背水の逆転劇”を再現するチャレンジもあるので,腕に覚えがある人はぜひ挑んでほしい。
ただし,オンラインサーバは閉鎖されているため,オンライン関連の実績は解除できない点には注意が必要だ。
「STREET FIGHTER X TEKKEN」(194円)
本作のPS3版(3046円)も購入できるが,Xbox 360版は最終セールでなんと194円になっている。
DLC「追加キャラクターパック(12体)」(2057円)を購入するとキャラクターを12体追加できる。使いたいキャラがいる人は,こちらの購入も忘れずに。また,コスチュームのDLCもいろいろと販売されているので,こちらも要チェックだ。
なお,本作はSteamでも配信されているが,さすがに194円は安い。どんなゲームか触れてみたい人には絶好の機会だ。
「Space Channel 5 Part 2」(515円)
ドリームキャストやPS2向けにリリースされた,独特の世界観を持つリズムアクションゲーム。PS3版(1047円)はまだ購入できるが,Xbox 360版はほぼ半額だ。どのみちプレイ環境が限られるので,確保しておいたほうがいい。
「ダブルドラゴンII」(1029円)
ベルトスクロールアクションの名作「ダブルドラゴンII」を3Dでリメイクした作品。「ダブルドラゴン」シリーズはいろいろと出ているが,「Wander of The Dragons」というサブタイトルがあるバージョンはXbox 360でしか遊べない。
ただし,英語版だ。あまり言語に影響されないゲームではあるが。
チュートリアルではヒロインらしき女性キャラを操作して技やコンボを覚えていくことになるが,最後は敵の銃弾に倒れるという衝撃的な展開が待っている。「どんなに強くても,銃で撃たれたら終わり」という無慈悲すぎる現実を突きつけてくる格闘系アクションゲームって……。
全方向の攻撃を可能にしたことで,意図していない方向(真横に攻撃したいのに斜め方向になったり)に攻撃してしまうことが頻繁に発生し,複数の敵に囲まれると為す術もなくボコボコにされることが多く,決してデキがいいとは言い難い。
それゆえ,逆に貴重なタイトルになる可能性があると言えるだろう。
「チャイルドオブライト」(308円)
PCや現行世代のゲーム機にもリリースされているので優先度は低いが,最終セールにより308円になっている。
サイドビューの横スクロールアクションで,フィールドを探索すると最大HPが上がるアイテムが見つかったりする。メトロイドヴァニア系の雰囲気はあるものの,実際は敵のシンボルと接触すると戦闘画面に移行するRPGだ。
可愛らしい絵柄と雰囲気から,子供向けの印象を受けるかもしれないが,レベルアップによるスキルの割り振り,頼りになる仲間とのパーティプレイ,宝石を使った強化要素などもあり,RPGの楽しさをしっかりと押さえている。戦闘システムも相手が行動を実行するまでに攻撃を当てると遅らせることができ,戦略性も高い。
レベルが上がりやすく,比較的サクサク進むが,ボス戦は力押しだけでは勝てない絶妙なバランスだ。「こんな傑作が308円で遊べるなんて!」という驚きのコスパを誇るので,未プレイの人はぜひ。
「DEAD RISING」(267円)
「DEAD RISING 2 OFF THE RECORD」(194円)
無数のゾンビがひしめくショッピングモールに単身突入してスクープを狙うカメラマン,フランク・ウェストを操作して民間人を救助しながら,大暴れを楽しむゾンビアクションゲーム。さまざまな機種で遊べるようになっているが,第1作の発売当時はXbox 360のオンリータイトルとして,Xbox 360初期を代表する1作だった。
両作品共に現行機に移植されているので,Xbox 360の実績にこだわる人でなければ優先度は低い。ただ,最終セールにより超お得な価格になっているので,とにかく安く遊びたい人にオススメだ。
なお,9月19日には「デッドライジング デラックスリマスター」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)の発売も控えているので,シリーズの予習にいいかもしれない。
「Devil May Cry HD Collection」(267円)
「DmC Devil May Cry」(299円)
「Devil May Cry」シリーズも現行機向けに移植されているので優先度は低いが,最終セールによって激安価格に。気になっていた人は,このチャンスを見逃しなく。
「Duke Nukem 3D」(1029円)
金髪角刈りの筋肉モリモリマッチョが銃をブッ放し,エイリアンをなぎ倒して美女を救出していく。ハリウッド映画的な大好物だけで構成されたような「DOOM」スタイルのFPS。原作が発売されたのは1990年代なので,かなり古い作品だがその移植版である。
現在は日本国内でもSteamやPS4向けに「Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour」(PC / Nintendo Switch /
PS4 / Xbox One)がリリースされているが,以前は国内から購入できる「Duke Nukem」シリーズは珍しい存在だった(家庭用ゲーム機では初代PS版くらいしかなかった)。Xbox 360向けにリリースされた移植版も,ローンチ当初は日本国内では配信されていなかったくらいだ(いつの間にか配信されていた)。
FPSというと,とにかく銃を撃ちまくるゲームだと思われるかもしれないが,個人的には「作り込まれた3D空間の探索」の楽しさに目覚めさせてくれた作品だ。前述のとおり,「Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour」が購入できる状況なので,優先度は高くないが,お手頃価格なので興味があればいかがだろうか。
「天誅千乱」(2724円)
Xbox 360作品の中でも,とくに強く推したい傑作。筆者のマイベスト「天誅」でもある。あまりにも楽しすぎて,実績をコンプリートしてから,海外版を取り寄せてもう1周。海外版の実績もコンプリートするほどにやり込んだ。
正真正銘,Xbox 360でしか遊べないタイトルだ。
ディスク版を入手すれば遊べるタイトルだが,価格相場があまり変わらないこともあり,ダウンロード版の確保をオススメしたい。
「Two Worlds II」のDLC2本(各515円)
「Two Worlds II」本編のダウンロード版は配信されていないが,DLCの「Two Worlds II: Pirates of the Flying Fortress」「Two Worlds II: Multiplayer Map Pack 1」を確保しておかないと,ストア終了後に解除できない実績が出てくる。いつかプレイしよう,と思っている人はお忘れなく。
なお,「Two Worlds II」はストアの「あいうえお順」では出てこないため,タイトルを入力して検索する必要がある。
「怒首領蜂 最大往生」(2700円)
「怒首領蜂」シリーズは結局,大往生したのか大復活したのか分からない人もいると思うが,本作は「最大往生」だ。ディスク版は約2万円まで価格が高騰していることもあり,2700円で買えるダウンロード版は貴重な存在だ。
「Track and Field」(258円)
日本では「ハイパーオリンピック」として知られているであろう作品。現在は「アーケードアーカイブス TRACK & FIELD」(Nintendo Switch / PS4)が配信されているため,Xbox 360の実績にこだわりがある人におすすめしたい。オリンピックイヤーだし,この価格だしということで。
「biohazard 0 HD」(399円)
「biohazard HD REMASTER」(299円)
「Biohazard 4」(100円)
「BIOHAZARD 5」(100円)
「BIOHAZARD 6」(267円)
最終セールによって,「バイオハザード」シリーズが超激安価格になっている。「4」「5」に至っては100円である。100円て。
なお,「5」「6」にはオンラインマルチプレイの実績があるため,コンプリートには関係するDLCが必要だ。そちらの購入もお忘れなく。もちろん,シリーズ作品は現行機にも移植されているので,Xbox 360の実績にこだわる人でなければ優先度は低くなる。
「バイオハザード リベレーションズ アンベールドエディション」も410円になっているが,こちらもXbox 360の実績にこだわりがなければ,レイドモードに追加要素が搭載されている現行機版(Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)をオススメする。
「バイオニックコマンドー:マスターD復活計画」(1029円)
「トップシークレット(ヒットラーの復活)」のリメイク作品。天井や足場に向かってワイヤーを投げ,それが刺さった位置を起点に振り子のように動いて飛び回るというアクションが特徴だ。挙動に慣れるまでは難しいが,慣れたあとの自在に飛び回れる快感はほかのゲームでは得られない。
PS3版(1257円)も購入できるが,PS3のストアもいつまで存続してくれるかは分からない。確保の重要性は高いタイトルだ。
ちなみにリメイク版の続編も出ているが,海外のPS3 / Xbox 360向けに配信されている。
「バレットウィッチ」(2675円)
魔女がホウキ型の銃を携え,魔法を駆使しながら銃弾の雨を降らせる。Xbox 360で生まれた個性的なTPSだ。2018年にPC版がSteamで配信されているが,日本語音声で遊べるのがXbox 360版の強み。ディスク版を持っている人も,追加コスチュームと追加ステージが無料DLCとして配信されているので,ダウンロード履歴を残しておくことを忘れないように。
「Minesweeper Flags」(515円)
個人的にメチャクチャやり込んだ「マインスイーパー」。昔のWindowsにインストールされていた「マインスイーパー」をプレイしたという人は多いと思うが,「実績の解除を目指すマインスイーパー」の楽しさは本作ならでは。ぜひ試してみてほしい。
「虫姫さまふたり」(2675円)
「虫姫さま」(2700円)はNintendo Switch向けに販売されているが,続編の「虫姫さまふたり」はPCや家庭用ゲーム機に移植されていない。
また,DLCの「虫姫さまふたりブラックレーベル」(1543円)にも実績(250追加)があるので,実績コンプリートを目指す人は要チェックだ。
なお,Nintendo Switch版「虫姫さま」は8月10日にダウンロード販売の終了が予定されている。それまでに購入しておくか,パッケージ版を確保するか,はたまたXbox 360版を選ぶか。
「むちむちポーク!&ピンクスゥイーツ」(2700円)
異色のシューティングゲーム2本の詰め合わせパックだ。ディスク版はかなり価格が高騰しているため,この価格であれば断然オススメ。現在のところ,移植やリマスターの話も聞こえてこない。
「Rush'n Attack」(128円)
あまり聞き慣れないタイトルかもしれないが,日本国内では「グリーンベレー」として知られている。最終セールで128円になっているので,ちょっとでも気になったら今のうちにぜひ。
「Red Faction: Guerrilla」(97円)
火星を舞台にしたオープンワールドTPSも,最終セールによって衝撃の97円だ。ただし,実績のコンプリートにはDLC「Demons of the Badlands」(1029円)が必要になるので注意しておこう。
さらば,Xbox 360ストア──
一時代を築いたハードに敬礼を
冒頭でも書いたが,「買えなくなるゲーム」をすべて網羅しているわけではないので,心配な人はやはりストアを隅々まで自分の目で確かめてほしい。多数のDLCコスチュームが配信されている作品なども,まったく買わない人と全部買う人では基準も変わってくると思うが,本稿からは割愛している。
Xbox 360にはシューティングゲームも豊富だったが,最近はPS4やNintendo Switchに移植されているものも多く,実績にこだわらなければプレイする機会は意外とある。
例えば,「怒首領蜂 大復活」「怒首領蜂 大復活 Black Label」は,2016年にSteam,2021年にNintendo Switchで発売されている。「レイストームHD」なども今回のストア終了で購入機会が失われるが,こちらも2023年に「レイズ アーケード クロノロジー」(PC / Nintendo Switch / PS4),2024年3月には「レイストーム×レイクライシス HDコレクション」(Nintendo Switch / PS4 )がリリースされている。
「実績にこだわらなければ」と書いたが,こだわる人にとってストア閉鎖は悲劇としか言いようがない。実績が解除できなくなるタイトルは山ほどあるからだ。なお,本稿では実績の取得のみを基準としたタイトルの選定も避けている。
唯一の救いは,後方互換対応タイトルがけっこう多いことだ。互換タイトル(DLC含む)は今後も購入でき,Xbox 360本体が壊れたとしても,Xbox One以降の本体があればプレイできる。
Xbox 360本体で確認すると,互換タイトルは「+Xbox One」の表記が見られる。ただし,わずかながら漏れがあり,「+Xbox One」の表記がないのに実は対応しているものも。
Xbox 360は同世代のPS3と鎬を削っていたハードだが,いわゆる「ダウンロード専売タイトル」が本格的に現れてきた世代のハードでもある。2021年にPS3のストア終了が発表されたときは「一体どれだけのタイトルが入手不可能になるんだ」と焦ったものだが,それは2023年のWii U/ニンテンドー3DSのストア終了でも同様だった。ゲーマーにとっては頭の痛い問題が,今後も付いてまわるだろう。
PS3のストア終了はひとまず保留になったものの,いつまでも存在してくれるとは限らない。こうしたニュースを一種の警鐘だと捉え,ストアがいつ終わっても悔いのないように,やってみたいタイトルは購入し,満足するまでしっかりとプレイしておきたいものだ。
……なんてことを何年も前にも思ったくせに,積みゲーを全然解消できていないどころか増え続けている現状を再認識させられたのだった。皆様も良いゲームライフを!(ハードディスクをパンパンにしながら)
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