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犯罪現場お掃除モノの最新作「Crime Scene Cleaner」,無料デモ版をSteamで公開
2024年内のリリースが予定されている「Crime Scene Cleaner」は,犯罪組織のボスに命じられるまま,彼らが行った殺人の現場をキレイにお掃除して証拠を隠滅するという,なかなかインモラルなゲームだ。
同趣向の作品としては,2017年の「Serial Cleaner」と,2023年に日本語版もリリースされた続編「シリアルクリーナーズ」(2022年)があるが,「シリアルクリーナー」シリーズが見下ろし型視点で,現場に到着した警官の目をかいくぐってお掃除するステルスアクションであるのに比べて,この「Crime Scene Cleaner」は,一人称視点でじっくりお掃除に励めるという違いがある。「PowerWash Simulator」のヤバい版といった雰囲気だ。「Steam Nextフェス」などで期間限定のデモが公開されたりしているので,プレイした経験のある人も少なくないかもしれない。
そういえば,「シリアルクリーナー」シリーズを制作したDraw Distanceもポーランドのデベロッパで,ポーランドでは「犯罪現場掃除シム」というサブジャンルがすでに立ち上がっているのかもしれない。
ともあれ,組織に呼び出されたプレイヤーは,バケツとモップを手に凄惨きわまりない現場に赴き,飛び散った血のりを拭き取り,死体を梱包し,臭いを消し,手がかりになりそうな証拠品を回収する。現場にどうやって入るのか,お掃除に必要な水をどこで調達するのかなど,考えるべきことは多く,仕事は警察がやってくるまでの短い時間で終えなければならないので,なかなか大変だ。仕事がうまくいけば,それなりの報酬が手に入る。
主人公は,一人娘のためにお金が必要なシングルファーザーという設定があるようだ。現場には,もはや持ち主のいなくなった宝飾品などが残されていることがあるが,ネコババするもしないもプレイヤー次第。持ち帰ってお金に換えてもいいが,警察のいらない疑惑を招くことがある。
プレイを続けることで,より強力な消臭剤やより明るい懐中電灯,パワーウォッシュなど,お仕事に便利な道具が使用できるようになるという。作業の前にインベントリをチェックしておくのを忘れないようにしたい。
デモ版では,そんなゲーム本編の一部がプレイ可能とのこと。製品版のリリースは,PlayWayをパブリッシャとして2024年内が予定されており,日本語にも対応する。プレイヤーを選びそうな作品だが,気になる人はデモ版にチャレンジしてほしい。
- 関連タイトル:
Crime Scene Cleaner
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