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[プレイレポ]「Dead Cells」のデベロッパによる新作ローグライト「Windblown」,使い道は無限大な超速ダッシュを使いこなせ!
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印刷2024/10/17 07:00

プレイレポート

[プレイレポ]「Dead Cells」のデベロッパによる新作ローグライト「Windblown」,使い道は無限大な超速ダッシュを使いこなせ!

 人気ローグライトアクション「Dead Cells」を手掛けたMotion Twinの最新作「Windblown」のアーリーアクセスが,2024年10月25日(日本時間)にSteamでスタートする。

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 大枠のジャンルとしてはDead Cellsと同様だが,Windblownは見下ろし型マップで戦う3Dアクションになっている。そのうえで,アクションのスピード感が増し,より爽快感の高い作品に進化しているとのこと。

 今回,Windblownのデモを一足早く遊ぶ機会を得たのでプレイフィールをお伝えしたい。なお,本作は最大3人のマルチプレイに対応するが,先行プレイということでシングルプレイのみのレポートとなる。


「Windblown」公式サイト



移動,回避,ジャンプを1つに

万能アクション「ダッシュ」を使いこなせ!


 ゲームを始めると,小さな大地が無数に浮かぶ不思議な空間に放り出される。どうやら,ここには「ヴォルテックス」と呼ばれる竜巻が“飲み込んだ”世界が渦巻いているようだ。

 主人公はヴォルテックスを調査する戦士の1人であり,自らの魂に直結した機械「パルサー」によってヴォルテックスへの突入と離脱を行える。世界を飲み込もうとしている竜巻の謎を解き明かすため,生き残った世界「アーク」の仲間と協力して探索を進めていく。

登場キャラクターはなんらかの動物をモチーフにした姿をしている。外見はいくつかの選択肢から自由に選べるようだ
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 基本システムはかなりスッキリしていて,装備している「メイン武器」「サブ武器」に対応したボタンを連打すれば,武器ごとに用意されたコンボ攻撃を繰り出せる。そこに,2種類まで同時に持てる「遺物」(クールタイムがある装備)を組み合わせて戦う形式だ。

 ゲームの流れはDead Cellsと同様だ。ランダムに変化するマップを攻略しながら武器やアップグレードを獲得し,それらの取捨選択をしながら強力なビルドの構築を目指す。詳細は後述するが,死亡すると武器などを失ってしまうものの,永続的なアップグレード要素も用意されている。

かつてヴォルテックスで散っていった戦士たちは,“記憶”という形で彷徨っている。彼らを解放すると「ギフト」を引き継げる
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ギフトは3種類の中から1つを選択する形式で,一度に装備できるギフトは3種類まで。武器や遺物のビルドに合わせて入れ替えよう
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稀に出現する「ブースト」に触れると,ステータスを一部だけ強化できる。ギフトとは異なり,獲得した数だけ強くなれる
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 Dead Cellsと大きく異なるのは,見下ろし型の3Dアクションらしく,高低差と位置取りの重要度が増している点だろう。うまく位置取りをすれば,長射程の武器で道がつながっていない場所から敵を射抜いたり,感知されてない状態から不意打ちをしたりといった戦術も有効になる。

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メイン/サブはあくまで便宜上の区分なので,すべての武器はどちらにも装備できる
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遺物の効果はいずれも非常に強力だが,クールタイムが設定されている。連続では使えないので注意されたし
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 Windblownの魅力が詰まっているアクションは,なんといっても電光石火のダッシュだ。「ダッシュ」と聞くとパンチに欠ける気がするが,本作のダッシュは普通のそれとは一味違う。

 まず高速で一定距離を移動できるだけでなく,モーションの間は無敵なので回避アクションとしても使用できる。さらに,ある程度の段差や崖をダッシュモーションで飛び越えられる。つまり,本作のダッシュは「移動」「回避」「ジャンプ」を1つに詰め込んだ万能アクションなのだ。

敵は段差や崖を越えるのに多少のモーションを必要とするので,上手に誘導すれば一方的に攻撃を叩き込める
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同じ足場でダッシュを使うと若干のクールタイムが発生するが,傾斜や段差を移動するために使ったダッシュにはそれがない。これに慣れると,すさまじい速度で移動できるようになる
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 使い道はそれだけじゃない。こちらから攻撃する場面では,ダッシュによる攻撃モーションのキャンセルが効果を発揮してくれる。重要なポイントは,キャンセルを挟んでも武器攻撃のコンボが途切れないことだ。

 武器ごとに設定されたコンボを最後までつなげると「オルターアタック」が発動できる。目指す動きはダッシュで敵の死角に潜り込みながらコンボをつなぎ,フィニッシュにオルターアタックを叩き込むことだ。ダッシュのスピード感も相まって,この爽快感は他に形容できないものがある。

コンボの途中にダッシュすると,立ち位置を変えながらコンボをつなげられる。武器によっては背後から攻撃するとダメージボーナスが得られるので,装備次第ではより重要なテクニックと言える
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 オルターアタックの仕様が,ローグライトアクションとしての本作のシステムと噛み合っているのも面白いところだ。オルターアタックの実態は「武器入れ替え攻撃」であり,コンボをつないだ後には“もう一方の武器”のオルターアタックが発動する仕組みになっている。

 たとえば,片手剣とクナイを装備していた場合,片手剣でコンボをつないでいくと,クナイのオルターアタックが発動する。逆に片手剣のオルターアタックを発動したければ,クナイでコンボを稼ぐ必要がある。取得できる武器は攻略のたびに異なるため,毎回のランごとに組み合わせを考えるのはかなり悩ましい。

 当然,ステージが進むにつれて入手できる武器は強力になっていく。敵も強くなるので武器の更新は必要になるが,強力なコンボとオルターアタックの組み合わせが完成していた場合,それを崩すか否かは難しい選択になる。強い組み合わせを試し,覚えていくことで強くなれるのは,本作ならではの楽しさだ。

遠隔武器でコンボを稼ぎ,オルターアタックで先手を取るのは,とくに強力な戦い方だ。空振りでもつなげられるので,射程の長いオルターアタックはいろいろな場面で活用できる
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永続アップグレード要素も多彩

とりあえず全力で先に進み,リソースを収集しよう


 ヴォルテックスの探索中に死亡すると,主人公の魂がアークに転送されて蘇生が行われる。探索中に獲得した武器やアップグレードは消滅してしまうが,新要素のアンロックに必要な各種リソースは持ち帰ることが可能だ。

 筆者がプレイした範囲で確認できたリソースは「歯車」と「メモナイト」。歯車は回復薬の使用回数などの永続的なアップグレード要素に使われ,メモナイトは探索中に出現する武器や遺物をアンロックする際に必要となる。

永続的なアップグレード要素はいずれも強力なものが揃っている。歯車はエリートやボスから多く獲得できるので,積極的に挑みたいところだ
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メモナイトを用いてアンロックした要素はその場で提供され,次のランに限り最初から利用できる。以降はヴォルテックス内にランダムで出現するようになる
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 アークはかなり小さな集落で,最初は利用できる施設も少ないが,ヴォルテックスから生存者を救出することで新たな施設が増えていく。まずは各種リソースを集めながら攻略を進めて,その先にいる生存者の救出を目標にするのがいいだろう。

 いずれにせよ,攻略を続けていれば主人公の基本性能が強化され,プレイヤーにはゲーム内の選択肢が少しずつ増えていく。ほとんどのリソースは攻略の度合いが深まるほど多く獲得できるので,最初は回復をケチることなくガンガン進むのがオススメだ。

 前述のオルターアタックを絡めた武器と遺物の強力な連係も,まずは数をこなさなければ理想の形は見えてこない。その中で「今回はいける!」と感じたら,堅実な立ち回りを意識しながら,さらなる奥地の探索に臨むとスムーズに攻略を進められるはずだ。

階層の区切りには温泉が出現し,体力を回復させてくれる。できればここまでは回復を温存したいところだが,ボスを倒せたか否かで獲得できる報酬の量は段違いになるので,必要な場面ではガンガン使おう
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ヴォルテックス内でしか利用できない商店や,体力を犠牲にしてアイテムを獲得できるエリアなども存在する。これらも積極的に活用して,まずは武器の性能を覚えていくことが大切だ
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 今回のプレイ時間は決して長くはなかったが,シングルプレイでもしっかりと本作の深みを味わえたと思う。とくにダッシュの扱いは素晴らしく,多数の3Dアクションゲームが“複数の個別アクション”に割り振っていた機能を「ダッシュ」に集約することで,シンプルながらも圧倒的な爽快感を実現している。

 1つのアクションに複合的な機能を持たせる場合,意図しない形の暴発であったり,手触りであったりの調整が難しいだろうが,本作はその点でもほぼ違和感がなかった。むしろ,オルターアタックの要素と組み合わせることで,よりゲームを奥深いものにしている。これを楽しむためだけでもいいので,ぜひ遊んでみてほしい作品だ。

ストーリーにも力が入っているようで,NPCとの会話を通じて世界観が伝わってくる。ヴォルテックスとは何なのか,最深部に到達したら何が起きるのかも気になるところ
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 一方で,初期の武器種が少なすぎるようにも感じられたが,アーリーアクセス開始前のデモバージョンという事情を踏まえれば,欠点と言えるほどではない。Dead Cellsが長い期間をかけてコンテンツを積み上げていったように,本作も徐々にコンテンツの厚みを増していくことだろう。

 ちなみに,マルチプレイには独自の要素も用意されているとのこと。いわゆる“マルチプレイ前提”で作られている印象は受けなかったが,シングルプレイとはまた違った楽しみ方ができるようなので,個人的にも期待している。


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