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1インチ超の大型センサーを搭載したカメラ重視のハイエンドスマホ「AQUOS R9 Pro」が12月上旬発売
オープンマーケットモデル(以下,SIMフリーモデル)に加えて,NTTドコモが取り扱うキャリアモデルをライナップしており,いずれも12月上旬の発売を予定する。なお,価格は明らかになっていない。
前世代製品の「AQUOS R8 Pro」では,1インチサイズの撮像センサーを組み合わせた1眼式のアウトカメラを採用して注目を集めた。それに対して,AQUOS R9 Proは,センサーサイズが大型化しただけでなく,標準と広角,ペリスコープ式の望遠カメラという3眼式へとカメラの構成を変更したこともポイントだ。
望遠カメラと組み合わせる撮像センサーも1/1.56インチサイズと大きく,ズームした状態でも高画質な写真を撮影できるという。
独自のAI画像処理機能を搭載しており,複数枚の写真を合成した高画質化に加えて,光や色味の補正に用いる「14chスペクトルセンサー」と「カラーセンサーAI」により,ホワイトバランスの自動調整を行える。
また,動画撮影時の手ぶれ補正も,従来は補正できる範囲が固定だったのに対して,AIを組み合わせることで,画面全体を補正できるようになった。
本体の左側面には,カメラのシャッターを操作するシャッターキーを新たに搭載。半押しでのフォーカスロックにも対応する。シャープによると,このシャッターキーのスイッチには,デジタルカメラで採用している部材を用いているという。
さらに,撮影中は音量調整ボタンで,明るさやズーム倍率の変更も可能だ。なお,SIMフリーモデルでは,設定からシャッター音がならないように設定できるとのこと。
カメラユニット周辺のリングに,別売りのアダプタを取り付けることで,一般的な一眼カメラ用の62mm径のレンズフィルターを装着できるのも見どころと言えよう。別売りの専用ケースには,ショルダーストラップを取り付けるストラップホールも備えている。
ディスプレイは,約6.7インチサイズで,解像度1440×3120ドットのシャープ製有機ELパネル「Pro IGZO OLED」を採用する。AQUOS R9と同じく,1点のピーク輝度が2000cd/m2,全体で1500cd/m2と明るく,日光下でも見やすい画面表示を実現する。
搭載SoC(System-on-a-Chip)には,Qualcommのハイエンド市場向けSoCの「Snapdragon 8s Gen 3」を採用する。カメラリングを使った放熱機構に加えて,ベイパーチャンバーによって,SoCの発熱に対応するという。
メインメモリ容量は12GB,内蔵ストレージ容量は512GBで,重量級のゲームを複数インストールしても問題なさそうだ。
メーカー | シャープ |
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OS | Android 14 |
ディスプレイパネル | 約6.7インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製 ・CPUコア:Kryo ・GPUコア:Adreno |
メインメモリ容量 | 12GB |
ストレージ | 512GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約5030万画素,焦点距離23mm ・広角:約5030万画素,焦点距離13mm,F2.2 ・標準:約5030万画素,焦点距離65mm,F2.6 |
インカメラ | 約3200万画素,焦点距離23mm,F2.2 |
対応5Gバンド | 未公開 |
対応LTEバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) |
Bluetooth対応 | 5.4 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 78(W)×162(D)×9.3(H)mm |
公称本体重量 | 約229g |
本体カラー | ブラック |
また,シャープは,ミドルレンジ市場向けスマートフォン「AQUOS Sense9」も合わせて発表した。NTTドコモやKDDI,ソフトバンク,楽天モバイルなどの通信事業者が取り扱うキャリアモデルが11月7日に,SIMフリーモデルは11月21日に販売を開始するという。こちらも価格は明らかになっていない。
AQUOS Sense9は,約6.1インチサイズで,解像度1080×2340ドットのPro IGZO OLEDパネルを採用したスマートフォンである。前世代製品の「AQUOS sense8」と比べて,アウトカメラを大幅に強化したのがポイントだ。
AQUOS Sense9のアウトカメラは,標準と広角という2眼式で,とくに広角カメラと組み合わせる撮像センサーのスペックが大きく向上した。センサーサイズが約2.5倍となったことに加えて,有効画素数も800万画素から5030万画素へと増加しており,従来よりも高画質な写真を撮影できるという。
搭載SoCは,Qualcommのミドルクラス市場向けSoCの「Snapd
メーカー | シャープ |
---|---|
OS | Android 14 |
ディスプレイパネル | 約6.1インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製 ・CPUコア:Kryo ・GPUコア:Adreno |
メインメモリ容量 | 6GB,8GB |
ストレージ | 128GB,256GB |
アウトカメラ | 2眼式 ・標準:約5030万画素,焦点距離23mm ・広角:約5030万画素,焦点距離13mm,F2.2 |
インカメラ | 約3200万画素,焦点距離23mm,F2.2 |
対応5Gバンド | n1/3/28/40/41/77/78/79 |
対応LTEバンド | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/28/38/40/41/42 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac) |
Bluetooth対応 | 5.1 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
待受時間 | 最大890時間 |
連続通話時間 | 約2700分 |
USBポート | USB 3.2 Gen 1 Type-C |
公称本体サイズ | 73(W)×149(D)×8.9(H)mm |
公称本体重量 | 約166g |
本体カラー | ブラック,ホワイト,グリーン,コーラル,グレージュ,ブルー |
シャープのAQUOS R9 Pro製品情報ページ
シャープのAQUOS Sense9製品情報ページ
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