プレイレポート
[プレイレポ]サバイバルホラーFPS「S.T.A.L.K.E.R. 2」のオープンワールドを体験。ミュータントが徘徊する危険地帯でミッションを遂行
過去に発売された「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chornobyl」「S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Prypiat」3部作の続編で,15年ぶりのシリーズ最新作となっている。
4Gamerでは,冒頭にあたる部分をプレイして,ゲームの概要を書いた記事を8月に掲載したが,今回はもう少し先に進み,オープンワールドの探索ができるようになってからのインプレッションをお届けする。
[プレイレポ]ウクライナ生まれのサバイバルホラーFPS,15年ぶりの続編「S.T.A.L.K.E.R. 2」は冒頭から厳しいサバイバルを強いられる
2024年11月21日に発売を予定している「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」は,ウクライナを拠点とするGSC Game World開発のサバイバルホラーFPSだ。15年ぶりの続編では,チョルノービリ原子力発電所跡地の事故により,異常なミュータントが徘徊する世界での活動が描かれる。
探索できるエリアは広大だが,マップを活用すれば迷うことはないはず。システムメニューからは,目標地点やジャーナルも確認できる |
探索を行うフィールドには,NPCが集う拠点が存在する。そこは街のような場所で,プレイヤーと同じく「アーティファクト」を求めて「ゾーン」を探索する「ストーカー」や,装備などアイテムを売買する「トレーダー」,装備をアップグレードする「テクニシャン」といったNPCが滞在している。また,ここではミッションを受けることも可能だ。
拠点にいるほかのストーカーから情報を収集 |
ミッションを受託 |
なおNPCは拠点外にもいる。敵対するNPCは攻撃してくるので,反撃するなり逃げるなりする必要がある。首尾よく倒せば,そのNPCの所有物を戦利品として獲得できるが,前回の記事で指摘したとおり,手持ちのリソースを消費してまでほしいものではなかった……ということもあるので,どんな判断を下すべきかしっかり考えたほうがいい。
首尾よく敵対NPCを殲滅し,ターゲットの救出に成功 |
友好的なNPCは,プレイヤーに依頼という形でミッションを提供することもある。今回出会ったNPCからの依頼は,洞窟に置いてきた,とあるアイテムを回収してほしいというもの。
「報酬に不満がある」という旨の選択肢が出たので,それを選ぶと目的のアイテムの近くに置いてあるバッグがまだ残っていたら,中身をくれるという展開となった。
また別のミッションでは,異変が起きたために閉鎖されたらしい沼が舞台となった。目的は,設置された3つのジェネレーターを停止させるというものだが,ミュータントやゾンビ化したストーカーなどと遭遇したり,シリーズの過去作でも登場した農地には異常現象である「アノマリー」が発生していたりと,進行がままならない。
それでも,お宝であるアーティファクトを求めて探索を続けるのがストーカーなのである。
マップ上の探索では,高い場所を見つけて,そこから周囲を見渡すことが得策となるだろう。もしスナイパーライフルを持っていれば,スコープを使って細部を観察することも可能だ。
また,シリーズの過去作では中に入れなかったような建物や洞窟も,本作では進入できるようになっている。進入した先には,装備などアイテムが隠されていることもあるので,ぜひ探索したいところ。ただし多くの場合,暗闇にはミュータントが潜んでいるため,慎重を期する必要があるだろう。
そうした探索の中では,かつての住人が残した音声データを見つけることもある。音声データからは,シリーズの過去作と本作の間に何が起きたのかを知る手がかりを得られる。
これらの手がかりは,ゲームの進め方に応じて入手できるケースとそうでない場合があるため,本作のストーリーの全貌を知るためには,周回プレイが必須となるそうだ。
道中で出くわすミュータントは,当然ながら厄介である。たとえば,自分の幻影を出現させながらプレイヤーに襲いかかってくるミュータントは,どれが本体かを見極めて攻撃することとなる。また人の声を真似て,プレイヤーをトラップに誘導しようとするアノマリーも確認できた。
加えて,ゾンビ化したストーカーを操るミュータントもいる。逐一ゾンビを倒していくと弾薬を大量に消費することになるので,迅速に本体を探し出して倒す必要がある。
アノマリーはシリーズの過去作同様に,アイテムのボルトを投げ込むことで一定時間効果を停止させたり,効果を発生させてミュータントなどの攻撃に利用したりできる。
2006年に2度めの原子炉爆発事故が発生した,チョルノービリ原子力発電所の周辺に広がるゾーンを探索する本作だが,シリーズの過去作と同じくNPC勢力の対立といった要素が含まれるなど,多彩な遊びが詰め込まれている。
難度は極めて高く,冒頭からプレイヤーを倒す気満々なので,なかなか思うように進行できないかもしれないが,腕に自信にある人はぜひチャレンジしてほしい。
「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」公式サイト
- 関連タイトル:
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
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S.T.A.L.K.E.R. 2 is a registered trademark of GSC Game World Global Ltd. (C) 2024 GSC Game World Global Ltd. GSC Game World and its logos are Trademarks or Registered Trademarks Of GSC Game World Global Ltd. (C)S.T.A.L.K.E.R. 2 HEART OF CHORNOBYL a game developed GSC Game World.
S.T.A.L.K.E.R. 2 is a registered trademark of GSC Game World Global Ltd. (C) 2024 GSC Game World Global Ltd. GSC Game World and its logos are Trademarks or Registered Trademarks Of GSC Game World Global Ltd. (C)S.T.A.L.K.E.R. 2 HEART OF CHORNOBYL a game developed GSC Game World.