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星奏学院での思い出を呉 由姫先生の原画で振り返る。「金色のコルダ」20周年記念原画展 〜Memoria〜をレポート
コーエーテクモゲームスのネオロマンスシリーズの1つ「金色のコルダ」が,2023年9月19日に20周年を迎える。大きな節目を記念し,キャラクターデザイン兼コミカライズを担当している呉 由姫氏の原画展“「金色のコルダ」20周年記念原画展 〜Memoria〜”が,都内のタワーレコード渋谷店2階催事スペースにて9月2日から19日まで開催中だ。本稿では,呉氏の新規描き下ろしイラストを使用した等身大パネルや新作グッズ,そして貴重なコミカライズの原画が展示された原画展の様子をレポートする。
星奏学院での甘く切ない日々を
原画で振り返る
「金色のコルダ」シリーズは,音楽科と普通科が併設された星奏学院を舞台に,音楽をとおして絆を深める少年少女たちの姿を描いた作品だ。本作の影響で楽器演奏を始めた人や,筆者のようにクラシックのタイトルを覚えたという人も多いことだろう。
20周年を迎える今もなお多くのファンに愛されており,現在は1作目から十数年後が舞台となった「金色のコルダ スターライトオーケストラ」(iOS / Android)が配信されている。
今回の原画展では,2003年から2011年まで少女漫画雑誌「LaLa」(白泉社)にて連載された呉 由姫氏の作品「金色のコルダ」(全17巻/ゲームシリーズで言えば初代「金色のコルダ」と,2作目「金色のコルダ2」シリーズ)のなかから,選りすぐられた名シーンの原画,カラーイラストのパネルを鑑賞可能だ。
物語の主人公である日野 香穂子(ゲーム内は名前変更可)は,音楽未経験ながら,音楽の妖精「ファータ」のリリに見いだされ,ヴァイオリン奏者として学内コンクールに参加することになってしまう。
最初は,リリがヴァイオリンにかけてくれた魔法に頼っていた彼女だが,同じコンクールの参加者と交流するなかで,本気で音楽と向き合うようになっていく。そして前向きな彼女の姿に,コンクール参加者たちも心惹かれていき……。
呉氏によるコミカライズは,ゲーム本編に沿いつつ登場人物の心情をより深く描いていて,原作の恋愛シミュレーション×繊細な少女漫画の表現という,相乗効果を最大限に味わえる作品だ。
原画展でも登場人物たちの印象深いシーンがピックアップされており,各場面を見るだけで,雑誌やコミックを初めて読んだときのトキメキと切なさがよみがえってきた。名シーンぞろいだけに,自宅に帰ってコミックを読み返したくなること間違いなしだ。
学内コンクールの参加者たちだけでなく,「金色のコルダ2」から登場した加地 葵と吉羅暁彦,「金色のコルダ2f」から登場した衛藤桐也のシーンもセレクトされているので,彼らのファンの皆さんもお楽しみに!
呉氏からのメッセージや
オリジナルグッズもお見逃しなく!
原画展ではメッセージボードが用意されており,「コルダ」への想いを込めたメッセージを付箋に書いて貼り付けられるようになっている。ぜひ登場人物,作品への想いを綴って20周年を皆で盛り上げよう。なお,会期前に来場したという呉氏からのメッセージも展示されていた。
会場内では,オリジナル描き下ろしイラストや,カラーイラストを使用したグッズも多数販売されている。グラスとトートバッグ付きの数量限定シャンメリーセット(税込4400円)や,A4複製原画(税込1万4300円/受注生産)など,20周年を祝うスペシャルなグッズを購入するチャンスだ。
また,期間中に関連商品を税込1000円以上買うごとに,特典ミニフォトカードがランダムで1枚もらえる(全8種類)。なくなり次第終了なので注意しよう。
なお,原画展のグッズは,MEDICOS ONLINE SHOPにて事後通販も行われる(シャンメリーセットについては,在庫がある場合のみ)。こちらは受注販売で,期間中に予約すれば必ず商品&特典ミニフォトカードが手に入るとのこと。遠方や予定が合わず会場に行けない人は,ぜひ活用してほしい。
「金色のコルダ」20周年記念原画展 〜Memoria〜詳細ページ
(C)呉由姫・白泉社・KOEI Co., Ltd./コルダ製作委員会
イラスト/呉由姫 (C)呉由姫・白泉社・KOEI Co., Ltd./コルダ製作委員会 (C)TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved.
イラスト/呉由姫 (C)TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved.
キャラクターデザイン/呉由姫
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)呉由姫・白泉社・KOEI Co., Ltd./コルダ製作委員会