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男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の九「現実から離れたい」
2007/08/28 13:03


前回,サクセスがニンテンドーDS向けに発売した「偽りの輪舞曲(ロンド)」の購入を報告しながらも,ゲーム自体には一切触れず,サクセスがリリースしてきたタイトルがいかにぶっ飛んでいるかについて熱く語ったディーノ選手。今回は,ちゃんと偽りの輪舞曲をプレイしたようですが……。



著者近影
 前回の予告どおり,ニンテンドーDSのシミュレーションRPG「偽りの輪舞曲(ロンド)」をやってみたわ。ゲイもとい芸のない言い方をするならば,面白いわよ。
 でも! なんか難しいのよねー。どうでもいいけど私って,コーエーの「三國志」でいうと,台風でもイナゴでも災害はリセットせずに受け入れるタイプなのね。例外として,忠誠度が95あるくせに2万の軍勢を率いた呂布が敵国に寝返ったときと,劉備でプレイしてて3度以上孔明の登用に失敗したときは,無意識に指が例の場所へ行ったけれども。何顧礼させれば気が済むんだ,と。
 そんな比較的気長な私でも,偽りの輪舞曲はリセットなしではプレイできなかったわ。それほど難しいってことね。いや,普通にプレイする分にはそれほど難しくはないの。ただ,クリア条件が「特定の場所まで逃げること」なのに,敵を全滅させようとすると著しく難しくなってしまうわけ。でも,据え膳食わぬは男の恥なんて言葉があるくらいだから,出て来た敵は倒したいじゃない? でも倒せない。
 そういう意味では私はこのゲイムに向いていないのかもしれないわね。残念至極。でも,基本的には面白いので,興味があるならぜひ。興味がない人に無理矢理やらせる感じでもないけど。



 そして! 今週はけっこうプレイしたからほかのタイトルのことも書けるわよ。4Gamer読者にはもうおなじみの「The Elder Scrolls IV:オブリビオン」。Xbox 360向けに日本語版が出た(PC版の日本語版は出ていないのに!)わけだけれども……。
 ぶっちゃけ,Xboxは,私の中での存在的に3DO REALと被っていたのよ。TRYでもいいんだけど。でも,Xbox 360は違うわね。けっこう面白いゲームが多いのよ。例えるならばPCエンジンかしら? イメージで損をしているようなそんな感じ。
 いわゆる「ゲイム好き」は世の中に数多くいるけれども,果たしてどこからが本当のゲイム好きなのか? 仮に履歴書の趣味の欄に「ゲイム」と書く資格のボーダーラインを定めろと,文部科学省あたりから指令されたならば,私は迷わず「Xbox 360を所持しているか否か」をそのボーダーラインに決めるわ。2007年8月現在は,Xbox 360を持っていれば「お? こいつ分かってるな」と思えるもの。
 ……かつてプレイステーションかセガサターンかの選択肢で見事サターンを選んでしまった私が言うことじゃないけど。あ,言い訳をするならば,あの選択は「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」の存在に起因するわけで,ゲイム業界の流れを読み切れなかったわけでは断じてないわ! おかげで「街」にも「ブラックマトリクス」にも出会えたわけじゃない! どちらもプレステに移植されてるとかそういう屈辱はさておくとして。

 ともかくオブリビオンよ。これも,面白いは面白いわ。でも確実に人を選ぶゲイムね。なぜなら,よく分からないところでリアルだから。「なんでこんなにでかいネズミと戦ってんだろう」と思わざるをえないほど,妙にリアルなビジュアルもそうだし,ドラクエ気分で部屋の中にあるアイテムを拾ったらお尋ね者になってしまうほどリアルな世界観もそう。
 なので,ゲイムにリアルさを求める人ならばプレイしてもいいと思うけど,現実の世界から逃げ出してデフォルメの利いた世界で楽しみたい私のような人には,あまり向いていないかもしれない。いや,面白いのは確かなのでXbox 360を持ってはいるものの最近稼働させてない……なんて人は,遊んでみてもいいんじゃないかしら。9月27日にはプレイステーション3版も出るらしいので,PS3を持っている人はそれを待ってもいいかも。



 では,現実から離れて楽しめるタイトルは何だ? と聞かれましたら今の私はアクションRPG「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト」を挙げるわね。
 まず,タイトルの長さがなんていうか機能的じゃないわ。略したとしても「FFCCRoF」よ? 初代「ファミリースタジアム」のパスワードより長いって話よ! そして,ここまでハッタリの利いたタイトルに違わず,ちゃんと面白いの。これがスクウェア・エニックスという業界大手の底力ってやつかしら。
 まあ「FFか?」と聞かれたら「ウン」と答えにくい自分がいるんだけど,それでも面白いから。「どっちかというと聖剣伝説じゃん?」とかそんなのどうでもいいわ。これこそ万人に勧められるタイトルね。ちょっとでも迷っているならやったほうがいいわよ。

 以上,今週はこんなところで許してくださいな。では。

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
9月5日(水)〜7日(金)の3日間,北沢タウンホールで開催される「マッスル15」に出場予定のディーノ選手。チケットは全日程で発売直後に完売したという,各種サブカル方面で大人気の“マッスル”。今回の見どころを聞いてみたところ,「3日間,同じことをやるのかどうか? ってあたりかしら」とのこと。2006年9月の「マッスル11」や,2007年5月の「マッスルハウス4」ではほぼ同内容の追加公演を行っていましたが,今回は果たして……?


偽りの輪舞曲(ロンド)
対応機種:ニンテンドーDS
メーカー:サクセス
発売日:2007年8月9日
価格:5040円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.success-corp.co.jp/software/ds/ituwari/
(C)2007 SUCCESS
キャラクターデザイン:BUNBUN
開発:株式会社FUN UNIT




「The Elder Scrolls IV:オブリビオン」
対応機種:Xbox 360
メーカー:スパイク
発売日:2007年7月26日
価格:8190円(税込)
CEROレーティング:D(17歳以上対象)
公式サイト:http://www.spike.co.jp/oblivion/
The Elder Scrolls(tm) IV: Oblivion(tm) (c)2007 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. The Elder Scrolls, Oblivion, Bethesda Game Studios, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Published and distributed by Spike Co., Ltd. with Bethesda Softworks LLC.


連載:男色ディーノのゲイムヒヒョー
■開発元:男色ディーノ
■発売元:4Gamer
■発売日:2007/06/26
■価格:無料
The Elder Scrolls IV: Oblivion
■開発元:Bethesda Softworks(ZeniMax Media)
■発売元:2K Games(Take-Two Interactive Software)
■発売日:2006/03/20
■価格:49.99ドル
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.08/20070828130351detail.html