[GC 2007#057]お馴染みサーラニ島で,今度は王の娘が大変なことに? 「ArmA:Queen’s Gambit」
GC 2007のビジネスセンターは,名前から分かるように,基本的には商談専用のスペースだ。しかし,その比較的静かな環境を生かし,プレスに対してゲームを紹介するのにも利用されている。 そんなわけで,我々4Gamer取材班も足繁くビジネスセンターに顔を出していたのだが,あるとき,それまであまり気にしていなかったIDEA Gamesのブースに,連載「どうせ俺たちゃ虫ケラ…か?」でお馴染み「ArmA: Combat Operations」(邦題 アームド アサルト。以下,ArmA)に関連するタイトルが2作展示されていることに気づいた。 一つは「ArmA II」で,すでに別記事でフォローしている。ここではもう一つの「ArmA: Queen's Gambit」(以下,ArmA:QG)を紹介しよう。
ArmA:QGは,ArmAに,二つのキャンペーン(とそれに伴うミッション),新たな場所,マルチプレイ用シナリオなどを追加する,拡張パックだ。 追加されたキャンペーンは,以下の二つ。
・Rahmadi Conflict……その名のとおり,Rahmadi島が舞台となるキャンペーン。終盤では,新たなマップ,Porto島へと行くことになるようだ。九つのミッションからなる。
・Royal Flush……七つのミッションで構成されていることから名付けられた,本体ソフトの18か月後が描かれるキャンペーン。スニークで切り抜けなければならない場面もあり,マルチエンディングになっているという。
Porto島というのは,サーラニの海岸の近くにある,砂の島。マップとしては,狭い通りが多く,少人数でのマルチプレイヤーに向いている。 マップとしてはもう一つ,「Sahrani Few Years Later」も登場する。これまた名前のとおりで,ArmAで描かれた世界の数年後という設定だ。
そしてマルチプレイ用シナリオとしては,以下の二つが追加される。
・Battle of Porto……40人用の“Capture and hold”シナリオ。両陣営に,最新鋭の装備/兵器が用意されているという。
・Urban Raid……6人用のCoopシナリオ。ポルトを舞台に,OPFORミッションをシミュレートしている。
今回,本作を解説してくれたBohemia InteractiveのMarek Spanel氏によると,ArmA:QGはArmAに比べ,ムービーのカットシーンが多いという。また,ArmAのストーリーでは,国対国の争いに焦点が当てられていたのに対し,ArmA:QGでは,もう少し,プレイヤーキャラクターにスポットを当てた物語が展開するそうだ。そういえば,ArmA:QGでは,ジョセフ三世の娘イザベラが物語に深く関わってくるようだが,プレイヤーキャラクターと何か関わることもあるのだろうか? これはちょっぴり気になる。 ともあれ本作は,もう1か月ほどで欧米で発売される。もう少しだけ,お待ちを。(Iwahama)
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