[GC_2007#017]「Unreal Tournament 3」のPC版もプレイアブルで公開
2007年3月に開催されたGame Developers Conferenceでは,PLAYSTATION 3版がプレイアブル出展され,同年7月のE3 Media and Business SummitではXbox 360版のデモが公開された,EpicGamesの「Unreal Tournament 3」。GC 2007では,販売元であるMidway Entertainmentのブース内で,8対8の対戦が楽しめるPC版がプレイアブル出展されていた。
PC版が実際に遊べる形で展示されるのは,筆者の知るところでは今回が初めて。Unreal Engine 3で制作されている本作は,Xbox 360で「Gears of War」を成功させたマジックを,再び繰り出せるだろうか。
今回遊べたゲームモードは,「Unreal Warfare」と呼ばれるもので,これは以前までConquestと呼ばれていたモードの改良型だ。大きな屋外マップを,Hoverboardという浮遊型スケートボードに乗って移動しつつ,敵と戦う。基地近くにあるOrb(赤く光る球体)を取って,マップに点在する特殊なポイントに持っていくと,そのポイントがリソース供給所として稼動し始め,このリソースが溜まれば溜まるほど,ほかの中型/大型搭乗兵器がスポーンされるという仕組みが盛り込まれていた(ドイツ語での解説だったので,いま一つ自信がないのだが)。 筆者も実際にプレイしてみたのだが,自チームのために必死にOrbを集め,ポイントに運んでいたら,味方の一人が大活躍してしまい,5分程度でゲームが終了してしまった。待ち時間がながかったので,長期戦を想定したプレイを心がけていたのだが,何とも消化不良気味なマッチとなってしまった。
Midway Entertainmentの発表によると,Unreal Tournament 3にはUnreal Warfareのほかにも,デスマッチ,チームデスマッチ,そしてキャプチャー・ザ・フラッグといったモードが盛り込まれるほか,搭乗型兵器をフラッグに見立てた「Vehicle Capture the Flag」と呼ばれるモードも用意される。PC版とPLAYSTATION 3版は2007年11月中にも発売される予定で,おそらく2008年2月頃には,Xbox 360版もリリースされそう。スポーツ系FPSの本家として,ゲームトーナメントなどを盛り上げるコンテンツの一つになりそうだ。(ライター:奥谷海人)
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Unreal Tournament 3 |
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(C)2005 Epic Games Inc. Unreal is a registered trademark of Epic Games Inc. |
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