[GC_2007#015]圧倒的なクオリティのグラフィックスでレースが楽しめるセガラリーシリーズ最新作「SEGA RALLY REVO」
セガのクローズドブース内でもひときわ大きく展示されていた
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「Universe at War」「Space Siege」「The Golden Compass」と,PCタイトルを複数を抱えるSEGA。期待を胸にブースを訪れると,PCゲームは「The Golden Compass」のムービー展示が行われているのみ。……と,肩透かしを食らった形になったのだが,セガは商談スペース用のホール内にもブースを構え,そこでいくつかPCゲームが展示されており,ほっと胸を撫で下ろした次第である。そのクローズドブース内で一番大きなスペースを取って展示されていたのが,セガラリーシリーズ最新作の「SEGA RALLY REVO」だ。展示されていたのが,PLAYSTATION 3版とXbox 360版だけだったので,ちょっと不安になってPC版も発売されるのか確認してみたところ,しっかり9月27日に欧州でリリースされるということで一安心。実際にプレイもできたので,ここで紹介しよう。
セガラリーシリーズは1995年にアーケード版が登場し,「ラリーゲームは売れない」というジンクスを一蹴した,ラリーゲームの代表作(とはいいつつ,厳密にはコースを周回し,相手の車と競うというタイプのレースなのだが)。その最新作たる本作では,34種類の車と16のコースが用意されている。コースは山岳地帯,南国など6種類の環境があるという(関連記事1,関連記事2)。
実際に自分で走らせてみると,コースを周回するうちに,前周で自分の車で派手にえぐってしまった水溜りにタイヤをとられ,大きくコースアウトしてしまうということがあった。そういえば発表時のリリースで,物理演算によって地形が変化し「同じラップは二度とない」といったようなことが書かれていたなぁと思い出した。リリースの言葉はダテではなかったようだ。 グラフィックス面での進化は著しく,自分の前を走る車から飛んでくる泥の量が多いときなどは,思わず目をつぶりたくなるほどだった。慣れてしまえばなんともない部分ではあるが,グラフィックスのクオリティの高さはかなりのもの。正直ここまで綺麗だと,日本での正式発売が決まっていないのがもったいない。
ちなみに本作の開発を行っているのは,SEGAの自社スタジオであるSEGA Driving Studioで,SEGA RALLY REVOが処女作となる。スタジオの名前からも分かるとおり,レースゲームを本格的に開発していくスタッフの集まりで,過去にセガラリーシリーズに携わっていた人なども多いという。本作の発売はもちろん楽しみだが,今後このスタジオから発売されるレースゲームにも注目していきたい。(noguchi)
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