[韓国ゲーム事情#770]韓国版「Hellgate:London」,9月にCBT
Kimの韓国最新PCゲーム事情#770
韓国版「Hellgate: London」,9月にクローズドβテスト実施へ(2007/8/22)
Text by Kim Dong Wook特派員
プレイ開始後,最初に登場するヘリフトは,コバントガーデンの市場エリアに位置している。画面左上には,技術要員のドロンとロボットが表示されているのが確認できる
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韓国Hanbit Softは8月17日,「Hellgate: London」(韓国版)のクローズドβテストを9月中に行うことを明らかにし,併せて同作の最新スクリーンショットを公開した。なお,正式なテスト日程は,9月初めに発表される予定。
Hellgate: London(韓国版)の韓国内クローズドβテストは,参加者の募集を7月に行ったものの実施が延期されてきており,多くのゲームファンから不満の声が上がっていたため,日程が未確定な段階での発表になったのだろう。 なお,Hanbit Softによると,同作の完成度はすでに非常に高い状態とのことで,クローズドβテスト終了後は,比較的早い段階でオープンβテストがスタートする見込みだ。
比較的高レベル帯のプレイヤーキャラクターを対象としたユラムの家。ストランド地区とは異なるコンセプトの地上マップだ
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Hanbit SoftのKim Young Man会長は,「Flagship StudiosのBill Roper氏とは,9月には完成度の高いバージョンで,安定したクローズドβテストが実施可能であるということで意見が一致している。ゲーム自体はほぼ完成しているので,クローズドβテストの期間はよっぽど致命的な問題が発生しない限り,短くなる(オープンβテストが早まる)だろう」と語っている。
なおHanbit Softは,Hellgate: London(韓国版)の最新バージョンのスクリーンショットも公開している。このスクリーンショットでは,廃墟となったロンドンの地上世界と,ランダムに生成されるダンジョンなどの様子を確認できる。 同作の韓国版の開発状況は,英語版とほぼ同じ水準で進行しているとのことなので,このスクリーンショットを見れば,英語版や待望の日本語版の予想もできるはずだ。
■スクリーンショット説明
本作では,プレイヤーキャラクターが攻撃を受けたときに,一瞬画面が白黒に変わる。また,攻撃を受けた方向が赤い矢印で表示されるので,どの方向に敵がいるのかを知ることができる。この画像は,ピカデリー入口地域で,ゾンビとモンスターから攻撃されている場面
このスクリーンショットでは,廃墟となったロンドンのダウニング街エリアの様子を確認できる。本作のマップはランダムで生成され,各エリアは地上または地下のみで表現される。なお,現在のバージョンでダウニング街は,その時々で地上あるいは地下の姿として登場する。新たなエリアに移動するときは,数秒間キャラクターが半透明になり無敵状態となる。また,左側上段にパーティメンバーの情報が,左側下段にはパーティメンバーの悪魔術師の召喚獣が半透明状態で表示されている。
地下鉄の駅ごとに設置されている,個人保管箱。「Diablo 2」の“Stash”と似ている。実際には,画面に見える範囲以上の広さがあり,スクロールさせることが可能。
各エリアには,ランダムで隠し通路が出現する。隠し通路にはさまざまなパターンがあり,モンスターが出没するものや,画面のようにパラジウム(ゲーム内通貨)でぎっしり埋まったものなどがある。隠し通路は,プレイヤーに意外な楽しみを味わわせてくれる空間だ。
2005年のE3で公開されたムービーに登場していた地域と似ているストランド地区。やはり廃墟となったロンドンの様子を確認できる。このような地上マップは,天候を含むさまざまな条件がランダムで発生し,常に異なる雰囲気となっている。
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