AMD−ATI陣営のConnect3D,代理店を介して日本市場参入
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PCパーツの販売代理店として知られるユーエーシーは,AMD-ATI陣営に属するConnect3D製のグラフィックスカードを日本で販売すると発表した。Connect3D製カードは,これまでも並行輸入品なら何度か出回っているが,国内代理店を介しての販売が正式にアナウンスされるのは,筆者の記憶する限りこれが初めてである。
Connect3Dは,ATI Radeonの専業グラフィックスカードベンダーで,AMDの欧州における主要パートナーの一社。ユーエーシーは,第1弾製品として「ATI Radeon HD 2600 XT」を搭載する以下の2モデルを2007年8月下旬に発売するとしているので,まもなくの登場となるようだ。
●C3D-HD26XT/256D4X
GPU:ATI Radeon HD 2600 XT コアクロック:820MHz グラフィックスメモリ:GDDR4 256MB(128bit接続) メモリクロック:2GHz相当 外部インタフェース:デジタル/アナログRGB(DVI-I,HDCP対応)×2,高解像度アナログテレビ出力×1,DVI−HDMI変換アダプタ×1付属 内部インタフェース:PCI Express x16 予想実売価格:2万1500円前後(2007年8月21日現在)
●C3D-HD26XT/512D3
GPU:ATI Radeon HD 2600 XT コアクロック:800MHz グラフィックスメモリ:GDDR3 512MB(128bit接続) メモリクロック:1.4GHz相当 外部インタフェース:デジタル/アナログRGB(DVI-I,HDCP対応)×2,高解像度アナログテレビ出力×1,DVI−HDMI変換アダプタ×1付属 内部インタフェース:PCI Express x16 予想実売価格:2万円前後(2007年8月21日現在)
ポイントは,GDDR4版が2スロット仕様のGPUクーラーを持ち,コアクロックが20MHz引き上げられている一方,メモリクロックは200MHz引き下げられていることと,GDDR3版がグラフィックスメモリを512MB搭載する点だろうか。 スペック的には劇的に目を引くというわけではないものの,コストパフォーマンスはまずまず良好。DirectX 10世代のATI Radeonミドルレンジを近々購入する予定なら,Connect3Dの名を記憶に留めておいて損はないだろう。(佐々山薫郁)
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