1988年にPC-9801用ゲームとして登場し,いわゆる“ゴチャキャラ”システムで一世を風靡したリアルタイムシミュレーションRPG「ファーストクイーン」。第1作の登場以来,Windows版に移植されるなど,同システムを採用したシリーズ作品がリリースされてきた,名作シリーズだ。“ゴチャキャラ”システムとは,時には100体以上のチビキャラが,ゴチャゴチャと動き回って戦うというもの。チビキャラ達は指示に従って自動的に行動するのだが,個別に操作することもでき,レベルを上げたり,アイテムを装備させたりして強化させていく。今でいうRTSに似ているが,当時としては実に画期的で,また技術的にも非常に高度なものだった。
そんな,オールドゲーマーであれば,その名を聞けば懐かしさで胸が締め付けられること間違いなしの本シリーズで,なんとWeb化計画が進行中であることが,呉ソフトウェア工房の公式サイトで明らかにされた。現在すでに,ブラウザ上で無料で遊べるJavaアプリケーション「ファーストクイーンWEB(仮)」として公開が開始されている。Webアプリケーションになったとはいえ,プレイフィールは正しくあのファーストクイーンそのものだ。 呉ソフトウェア工房の呉 英二氏に確認したところ,まだこのプロジェクトは始まったばかりで,今後も引き続き,エリアや魔法使い系キャラ追加したりと,どんどんゲームとしての完成度を高めていくという。さらに将来的には,これをオンラインゲーム化する構想もあるとのことだ。かつてファーストクイーンに夢中になったという人も,初めて知ったという人も,まずは公式サイトをチェックしておこう。(ginger)
■呉ソフトウェア工房公式サイト http://www.kure.sakura.ne.jp/
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