マイクロビジョンは,誰もが簡単に3Dの仮想空間でゲームなどを作ることができ,そしてそれらがSNSを通じて繋がるという登録制のネットワークコミュニケーションシステム「ViZiMO」を発表した。
ViZiMOは,「ViZiKIT」というツールを使って,ドラッグ&ドロップで3D空間に「ViZiオブジェ」(素材)を配置し,それをSNSを通じてプレイヤー同士で公開しあえるというシステム。 ViZiオブジェごとに物理挙動が設定されているほか,ViZiオブジェを「ViZiキャラ」(プレイヤーキャラクター)が使用するときの動作も組み込まれている。そのため,車の形をしたViZiオブジェにプレイヤーキャラクターが触れればドライブを楽しめるし,バットを拾えばスイングができる。ボールの場合は投げられるし,銃を撃つことだってできる。 これにルールを組み合わせれば,ミニゲームを誰もが簡単に作成可能というわけだ。ちなみに,カメラの視点を一人称にすることもできるので,簡単なFPSのようなものを作成するのも不可能ではないそうだ。
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作成された3D空間「ViZiルーム」には,一度に4人までが入場できるので,この中で設定されたルールに従ってゲームを楽しんだり,とくにゲーム的なルールが設けられていなければぼんやりチャットなどをしながら過ごしたりできる。 そして,これらのViZiルームを繋ぐ,ポータル的な役割を果たすのがViZiMOのSNSという位置づけだ。
SNSには,会員ごとに日記やコミュニティといった一般的な機能も用意されているが,さらに作成したViZiルームも掲載されるという形になっている。ViZiルームに対して採点やコメントをするといったコミュニケーションも可能。 また,コミュニティからViZiルームへのリンクを張ることもできるので,例えば「アクションゲーム」というコミュニティに,さまざまな会員が作成したアクションゲーム的なViZiルームへのリンクを集めることで,そのコミュニティがアクションゲームのポータルとして機能するようになる。
実際にSNSからViZiルームに入るには,サイト内のボタン,あるいはデスクトップ上のアイコンから「ViZiMO Tool」を起動し,「ロビー」に入ることになる。そしてこのロビーから,お目当てのViZiルームを選んで,「部屋」を作成。対戦相手の入場を待って,ゲームをスタートさせるといった流れになる。このあたりは,対戦型のオンラインゲームに慣れている人であれば,さほど戸惑うことはないだろう。 なお,先にViZiルームには4人までが入場できると書いたが,同じViZiルームでも複数の部屋を作れるので,人気のViZiルームになかなか入れないようなことはない。
ViZiMOは,本日(7月30日)より,マイクロビジョン関係者などを中心としたクローズドβテストを開始。段階的に人数を増やしていき,10月にはオープンβテストへ移行。2008年初旬には,基本プレイ料金無料のアイテム課金制で正式サービスをスタートする予定。 正式サービスでは,ViZiキャラ用の装飾品や,ViZiオブジェなどが販売される予定。また,将来的にはViZiオブジェそのものを作成するツールの提供も検討中とのこと。
もともとマイクロビジョンは,「BTR」と名づけられた物理エンジンを4年ほど前から開発してきており,4Gamerでも何度か紹介している(関連記事)。そして,この延長線上にある新サービスが,ViZiMOであるという。果たして,ここからどのような作品が生まれるのか,要注目だ。(TeT)
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