「スカッとゴルフ パンヤ」の新コース,「IceSpa」先行プレイレポート
今回IceSpaを紹介してくれたのは,ゲームポットの谷口氏。パンヤプレイヤーは,GMの“夏みかん”氏と聞けばピンと来るかも? 谷口氏はパンヤのGMチームの中でも随一の腕前。先日行われた“パンヤジャパンカップ”では,エキシビジョンマッチに出場していたほどなのだ
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先ほど記事を掲載したばかりだが,「スカッとゴルフ パンヤ」(以下,パンヤ)の新コース「IceSpa」(アイス スパ)が7月19日に実装される。日本では2007年2月22日に「Pink Wind」が実装されて以来,約5か月ぶりの新コース追加となる。
今回のIceSpaは,中〜上級者向けのコースではあるが,単純に難度が高いコースではなく,さまざまな仕掛けがホールごとに凝らされている,パンヤらしいユニークな仕上がりになっているのだ。 今回4Gamerでは,実装間際のIceSpaをゲームポットで一足早く体験できた。コース解説をしてくれた,ゲームポットの谷口禎啓氏にいろいろと話を聞きつつ,IceSpaのプレイレポートを紹介していこう。
■雪山に温泉! リゾート然とした新コース「IceSpa」
「IceSpa」は,パンヤ島の最北端にある氷河地帯に設けられたコースで,難度表記は「★×2」と,中級者以上を対象としている。 氷河地帯ということで,雪と氷に覆われたコースの全体的な景観は「Ice Cannon」に近い。しかしよく見ると,ホールのあちこちにスパ(=温泉)がある。その周りには,ペンギンがのんびりと寝そべったりしているのも確認できるなど,なんとものんびりとした雰囲気である。
ゲームプレイ時において,この温泉はウォーターハザードのような障害物扱いになるが,従来の池とは少々異なる。温泉の中にボールを落としてもペナルティは付かず,そのままショットを行うことになるのだ。ただしこの場合は,水の抵抗によりパワーは85%に落ちてしまい,またショット時のゲージの動きも速い。しかも温泉の縁は高くせり上がっているので,ここからボールを抜け出させるのはなかなか難しいのだ。
(左)IceSpaは,7月19日に実装されるパンヤの新コース。前回導入された「Pink Wind」は桜が舞い散るのどかなコースだったが,今度はうってかわり氷河地帯だ
(右)見上げるとオーロラも確認できた。このような絶景の中,思い切りボールを飛ばすのは心身ともに癒されるだろう
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(左)“温泉”にボールを落とした直後だが,ウォーターハザードではないのに注目。ステータスも“Water”になっている
(右)温泉に浸かりながらのショット。見てのとおり縁がかなり高くなっており,深めのバンカーという認識が近いかもしれない
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雪原地帯に設けられたIceSpaは,一部のフェアウェイやラフ,そして山などがカチンコチンに凍ってしまっている。パンヤプレイヤーならご存じのとおり,こういった固い場所にボールが当たると大きく跳ね返ってしまう。これをうまく利用すればボールの飛距離を延ばせるものの,行き過ぎないように調節するが難しいのだ。
従来のコースでも,池や川の一部が凍っているというケースはちらほら見受けられた。しかしIceSpaはその割合がかなり大きく,ホールによってはグリーン以外の大半が凍っているところすらあるのだ。従来のコースでいうならば,「White Wiz」のハイリスク・ハイリターンさをより際立たせた印象である。 それらの中でもユニークなのは,氷山を削って作られた人工の滑り台が,コース上にいくつも見受けられることだ。滑り台は巨大で,ここにうまく乗せられれば大幅なショートカットを見込めるだけでなく,(ボールの飛距離を延ばすことで)Pang Point(PP)を一気に稼ぐこともできるだろう。 早速,この氷の滑り台にボールを乗せようとしたのだが,これが意外と難しい。というのも,斜面になった滑り台の始点はかなり高い位置にあるので,普通に打ってもなかなか届かないのだ。それならばと,アイアンなどに変えて高いボールを打とうとしても,今度は風の影響を強く受けてしまう。 もう一つ厄介なのが,滑り台全体が凍っていること。もし弾道がちょっとでも逸れて“縁”に当たってしまうと,あらぬ方向へボールが飛んでいってしまうのだ。初プレイということも相まってか,OBを連発してしまった。
そこで谷口氏にプレイを代わってもらうと,トマホークショットを繰り出し見事に滑り台へと着弾! 筆者らが見守る中ボールはコロコロと転がっていき(その間十数秒),最後にはグリーンへと辿りついた。……なんというか,もはやゴルフゲームから逸脱している気がしないでもないが,「パンヤならアリかな」と思えるから不思議なものである。
IceSpaには,このような感じで大胆なショートカットを狙えるホールが多数用意されている。場合によっては,パー5のロングホールでもワンオンも成し得そうなので,テクニック面の追及は存分にあるだろう。谷口氏は,「上級者ならスコアは30アンダー以上,いや,もしかすると40アンダーに届くかも?」と言っていたが,はたして実装後にどこまで伸びるのだろうか。
(左)プレイ中は,新たなBGMも数曲確認できた。IceSpaの導入を機に,パンヤ全体のイメージが変わるかも?
(中央)フェアウェイから山に至るまで,ほとんどの地形が凍ってしまっているのが分かるだろうか。これらをどうやって利用するか?
(右)この滑り台は左上に向けて下るような斜面になっている。一気にグリーンを目指すか,あるいは着実に刻んでいくかが悩ましい
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トマホークショットを使い,滑り台を利用したときの連続写真。成功すればこのようにコロコロと転がっていき,一気にグリーンに到達できるというわけだ
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Ice Cannonの一部コースに同様の滑り台があったものの,IceSpaではもっとコースのど真ん中に設置されている,という印象。これらの氷の活用法が,IceSpa攻略の鍵を握ることは間違いないだろう
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今回一通りIceSpaのコースをプレイして,ハイリスク・ハイリターンさが際立ったコースだなぁ,という印象を受けた。また,打数を少なくするという従来のゴルフゲーム的な遊び方に加え,PP稼ぎという別の目的も選べるのが面白い。これは,PPのシステムがあるパンヤならではの遊び方で,滑り台というギミックもとてもパンヤらしいと感じた次第だ。
今回のIceSpaは,韓国では昨年冬に導入されているが,あまりにもプレイヤーが集中しすぎてしまい,開発陣がどうやってほかのコースを遊ばせるか苦心した,という逸話もあるようだ。新しい遊び方を提供してくれるこのIceSpa,パンヤプレイヤーは7月19日の実装を心待ちにしよう。(ライター:川崎政一郎)
(左)ボールのコントロールが求められるためハイリスクだが,その分リターンも大きい。ギャンブルチックなコースという印象だ
(中央)大半のホールで,グリーンの目が複雑に入り組んでいた。「★×2」のコースの中では,比較的難しい部類に入るだろう
(右)チャットルームで温泉でまったり。画面でペンギンが頭に巻いているタオルは,アクセサリーとして販売するとのことだ
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スカッとゴルフ パンヤ |
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■価格:無料(アイテム課金),フロンティアグルーヴ販売のパッケージ版は2100円(税込) |
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