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[CJ 2007#13]NETEASEの大黒柱シリーズ最新作「大話西遊3」がプレイアブル出展
2007/07/13 12:59
 中国大手のポータルサイト「NETEASE」(網易)を運営するNETEASEのブースで,新作MMORPG「大話西遊3」プレイアブル出展されていた。「NETEASE」は,「SINA」(新浪網),「SOHU」(捜狐)と並ぶ中国3大ポータルの一つで,大話西遊3はその名のとおり,NETEASEの運営する人気タイトル「大話西遊2」の続編に当たる。大話西遊2は,登録ID数が9600万人,同時接続者60万人を記録した同社のヒットタイトルで,本作はそのアップデート版という位置づけだ。
 大話西遊3は,現在中国で5万人規模のプレイヤーを集めて,二つのサーバーを用いたクローズドβテストが実施中。また,8月15日からはオープンβテストが予定されている。料金体系はこれまでのシリーズ同様,1時間0.4元の従量課金が採用される予定だ。



 前作に当たる大話西遊2は,これまた当然のように,さらに前作の「大話西遊」の続編であり,ストーリーはシリーズ1作めから本作まで続いているとのこと。大話西遊シリーズの世界観には,タイトルにもある「西遊記」が一部取り入れられているが,話を聞く限りそれほど深いつながりではなく,ほぼオリジナルのもののようだ。中国のオンラインゲームによく見られる,仙人と妖怪が登場する世界観という理解でおおむね間違いではない。

 とはいうものの,本作では仙人と妖怪との戦いだけではなく,プレイヤー同士の友情や愛情といったコミュニケーションを重視しており,ほかのMMORPGにも見られるような「婚姻システム」なども用意されている。プレイヤー同士の結婚式は,仲人を立てて盛大に行われる本格的なもので,結婚後は子供が生まれ,育成できるようになるとのこと。生まれた子供には新密度や疲労度があり,赤ちゃんが病気になったりするとプレイヤーは戦闘に参加できなくなり,ただちに医者に連れて行かなければならなくなるというのはちょっと面白い要素だ。
 戦闘に関連して一つ付け加えておくと,本作はきめの細かい2Dで描かれたグラフィックスがウリの一つで,一見リネージュタイプのアクションRPGのようだが,実はエンカウント制の戦闘が採用されているのも特徴的。また,このほかにも自分の家を自由に装飾できる要素や,武器や楽器の作成,造船に至るまでの20系統に別れた生産システム(工房システム)などがあるとのこと。



 大話西遊3では,「2」のキャラクターが引き続き使用でき,「3」のサービス開始後は,何回かに分けて「2」から「3」へのキャラクターデータの移転が行われ,最終的に「2」のサービスは停止されるとのことだ。中国では,大話西遊2が「プレイヤーの選ぶ十大オンラインゲーム」にも選ばれるほどの人気シリーズだが,現時点では日本でのサービスは予定されていない。ゲームに登場するキャラクターの中には,例によって(?)二足歩行のパンダなどもあり,いかにも中国産タイトルらしい雰囲気が画面からにじみ出ていて,個人的には一度プレイしてみたいと思わせるゲームだけに残念だ。(ginger)


大話西遊3
■開発元:NETEASE
■発売元:NETEASE
■発売日:未定
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.07/20070713125901detail.html