6月27日,クラビットは業務提携を目的としてゲームオンの株式を取得したと発表した。
今回の株式取引では,大株主順位第2位だったソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド2号が所有していた株式1万2217株(全体の16.05%)が売却され,クラビットが約31億円で1万3298株(同17.47%)を取得,新たに第2位の主要株主となった。
クラビットは,ゲームオンと検討する業務提携内容として,以下の三つを挙げている。
・「Gクラスタ」を活用した連携 ・ブロードメディアCDNを活用した配信の最適化 ・コンテンツの提供
具体的には,クラビットが展開しているオンデマンドゲーム配信サービス「Gクラスタ」の活用(ゲームオンのオンラインゲーム配信を目指すと思われる),次世代ゲームの共同開発,クラビットからゲームオンへのゲームコンテンツ提供などである。
なお,ゲームオンでも,6月27日付の「主要株主の異動に関するお知らせ」で,主要株主が異動したことを発表している。今後の見通しとして,その発表の中で「新たに当社の主要株主となるクラビット株式会社は、その事業内容や今後の展開の中で、当社との事業上のシナジー効果が期待されております。具体的な事業展開等につきましては、今後検討して行く予定であります。」(原文のとおり)と発表するにとどまっている。(oNo)
関連URL: クラビット「株式会社ゲームオンの株式取得に関するお知らせ」(PDF) ゲームオン「主要株主の異動に関するお知らせ」(PDF)
|