NVIDIAは,「GeForce 8600/8500」と同時に発表され,これまでOEMとなるPCメーカーに対してのみ出荷されていたGPU「GeForce 8400 GS」について,搭載グラフィックスカードの一般販売を開始するとアナウンスした。同社によれば,XFX(PINE Technology),MSI,エルザ ジャパン,玄人志向(CFD販売),リードテックジャパンから,今週中にも搭載カードが発売される。
GeForce 8400 GSリファレンスカードのイメージ
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ZOTAC International製のGeForce 8400 GS搭載カード「ZT-84SEG2P-HSP」。S/PDIF入力を持ち,DVI-Iインタフェースを利用してデジタルサウンド出力が可能というユニークな製品だ。写真はCOMPUTEX TAIPEI 2007の会場で撮影したものだが,代理店のアスクから近日中に出荷される予定
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GeForce 8400 GSは,カードの想定売価が50〜55ドルとされるローエンド向けGPU。ストリーミングプロセッサ数が16基で,コアクロック450MHz(シェーダクロック900MHz),メモリクロック800MHz相当(実クロック400MHz)というのは「GeForce 8500 GT」と同じだが,メモリインタフェースはGeForce 8500 GTの128bitに対して64bitと,半分になっている。
GeForce 8500 GTのテスト結果からして,その下位モデルであるGPUをゲーム用途で購入する必要は感じられないが,Windows Vistaに対応し,かつPureVideo HDもサポートするため,コストを最大限重視しつつ,Aeroの動作条件を満たしたい人や,PCで高解像度ビデオを楽しみたい人には相応の価値があると思われる。ゲーマーとしては,そんな同GPUの位置付けをしっかりと理解しておきたいところだ。(佐々山薫郁)
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