ラリーゲームのColin McRaeシリーズで有名なゲームパブリッシャ/デベロッパのCodemastersが,投資会社であるBalderton Capitalに売却された。Balderton Capitalは,2005年にCodemastersの株式の40%を取得。2006年にさらに30%取得しており,今回,創業者であるRichard Darling氏とDavid Darling氏から残りの株式を買い取ったとのことだ。
Codemastersは,1986年にイギリスで設立されDarling一族によって約20年間経営されてきたが,株式のすべてが売却されたことにより,一族の手から離れることになる。同社は,Colin McRae Rallyシリーズなどのパッケージソフトの開発と販売を行う一方で,「RF online」や「The Lord of the Rings Online: Shadows of Angmar」といったオンラインゲームの運営も欧州で行っている。
今回の取引額などは公開されていないものの,CodemastersはGoldman Sachsから5000万ポンド(約120億円)の投資を受けることを発表している。Goldman Sachsといえば,社員の平均年収が5000万円を超える投資会社。莫大な利益を生んでいる錬金術師集団が投資する以上,その将来性が買われているのだろう。創業者達が経営から退いてどのように変わるのか,注目していきたい。
ちなみに,「DIRT: Colin McRae Off-Road」と「Overlord」は予定どおりに発売されるようなので,この2タイトルの発売を待っている人は,とりあえず安心してもよさそうだ。(noguchi)
|