「Sudden Attack」の記者発表会レポート。GAMEHIのキム・ゴンイル会長が語る,“本作のライバル”とは?
先ほどお伝えしたように,ゲームハイは本日(6月14日),韓国でヒットを飛ばしているミリタリーFPS「Sudden Attack」の日本サービスを発表した。 こちらの記事では,本日開かれた記者発表会の模様や,その中で公開された本作の特徴などについてお伝えしていこう。
また発表会の終了後,本作の開発元である韓国のGAMEHIのキム・ゴンイル会長に話を聞けた。日本サービスにかける意気込みを熱っぽく語ってくれたので,一番下のミニインタビューにも目を通してほしい。
■誰でも遊べる気軽さとコミュニティ機能を重視したFPS
発表会の模様をレポートする前に,今回Sudden Attackの日本サービスを発表したゲームハイについて,簡単に説明しておこう。 同社は,Sudden AttackやMMORPG「DEKARON」の開発と運営を行っているGAMEHIが,2007年4月18日に設立した会社だ。今回の発表によってGAMEHIは,日本のオンラインゲーム市場への参入を果たしたことになる。 つまり今回の発表会は,Sudden Attackの日本サービス発表の場であると同時に,ゲームハイのローンチを宣言する場でもあったわけだ。
ゲームハイ代表取締役 新島裕氏
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それでは,発表会に話を戻そう。 まず,ゲームハイの代表取締役を務める新島裕氏が登壇し,同社について,「オンラインゲーム開発とグローバルパブリッシングを行う会社」であると説明した。「グローバルパブリッシング」と述べたことから分かるように,同社は,日本でのサービスを皮切りに,ワールドワイドでのビジネス展開を目指しているとのことだ。 また同氏はSudden Attackについて,「同時接続者数は25万人,登録者数は1000万人に及ぶ,韓国の国民的なゲームになっている」と述べ,「完璧な日本版Sudden Attackをサービスできるよう,社員一同がんばっていくつもりだ」と締めくくった。
GAMEHIマーケティング本部長 イム・オクソヴ氏
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次に,GAMEHIのマーケティング本部長,イム・オクソヴ氏がステージに上がり,韓国で本作が成功を収めた要因について説明した。 そこで強調されていたのは,より広い層のゲームファンにプレイしてもらうべく,工夫を凝らしているということ。例えば,スペックの低いPCでも快適に動作すること,短い時間でも手軽にプレイできることなどを念頭に置いて開発を進めてきたという。本作は,普及率の高いPCのスペックにターゲットを合わせて開発されており,Pentium IIIクラスのCPUを搭載したPCでもスムースに動作するとのことだ。 なお本作には,No One Lives Foreverシリーズなどで知られるMonolith Productionsが開発した,Jupiter Engineが採用されている。
同氏は本作のコミュニティ機能に関して,「MMORPG並みのコミュニティシステムが導入されている」と述べ,クランシステムやボイスチャットシステム,メッセージシステムを紹介した。 また,コミュニティを活性化させるための役割を持つ「OpinionLeader」と呼ばれる人材をプレイヤーの中から発掘し,育成する取り組みを行っているという。韓国では,OpinionLeaderの発掘を目的に対戦大会などのイベントが定期的に実施されているとのことだ。
Sudden Attackプロダクトマネージャ キム・ボキュ氏
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そして最後に,同じくGAMEHIでSudden Attackのプロダクトマネージャを務めるキム・ボキュ氏により,本作の特徴が説明された。その説明の中で挙げられた特徴は,以下のとおりだ。
・ユーザーインタフェースがシンプルで,直感的に操作できる ・ローエンドのPCでもクオリティの高いグラフィックスを実現 ・20以上のマップを用意。マップまたはMODを毎月追加 ・実在するさまざまな銃火器が登場 ・ゲーム本体にボイスチャット機能を用意 ・ゲーム内クランシステムを実装 ・ゲーム内アイテムショップを実装
説明の中で同氏は料金体系について,「有料アイテムによってゲームバランスが崩れないようにしている。これは,プレイヤーとの約束であり,GAMEHIの基本方針でもある」と述べている。 日本国内でのプロモーション方法としては,
・PCメーカーと提携し,本作の推奨PCを販売 ・ネットカフェ店頭,またはネットカフェのみでゲーム内イベントを実施 ・パッケージの販売 ・ミリタリー関連雑誌の誌面などを通じてミリタリーファンにアピール
などの展開を考えているとのことだ。
■WarRockやSPECIAL FORCEはライバルではない
(左から)GAMEHI会長 キム・ゴンイル氏,ゲームハイ代表取締役 新島裕氏
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発表会の後,GAMEHIのマーケティング本部長であるイム・オクソヴ氏や,GAMEHIのキム・ゴンイル会長に話を聞く機会を得た。本作のゲームとしてのクオリティに対する自信が伝わってくる話を聞けたので,ぜひお読みいただきたい。
4Gamer: 発表会後の慌しいときにインタビューに応じていただき,ありがとうございます。
キム・ゴンイル氏,イム・オクソヴ氏: こちらこそありがとうございます。
4Gamer: それでは早速質問に移ります。「WarRock」「SPECIAL FORCE」というミリタリーFPSの人気作が,すでに日本でサービスインしています。後発ということになりますが,どのように切り込んでいくつもりですか?
イム・オクソヴ氏: 「韓国でナンバー1のタイトルだから」ということをウリにするつもりはありません。ゲームのグラフィックスや動きなどの全般にわたって,クオリティに大きな違いがあります。これは,プレイしてもらえばすぐに分かるはずです。そのことをアピールすればいいと思います。
4Gamer: ゲームとしてのクオリティに自信を持っているということですね。とはいえ,WarRockのテクモや,SPECIAL FORCEのNHN Japanはいずれもすでに成功を収めている企業です。それらの会社を相手にビジネスを展開するのは容易ではないかもしれません。
キム・ゴンイル氏: 私達は,Sudden Attackとそれらのタイトルはまったく別のゲームだと考えており,ライバルとしては見ていません。
4Gamer: それでは,Sudden Attackのライバルはどのゲームですか?
キム・ゴンイル氏: ライバルというよりむしろ,Sudden Attackにとっての“壁”だと考えているのは,日本のゲームファンが持っている,「FPS」というジャンルに対する先入観です。
4Gamer: 確かに,日本のゲーマーにFPSが広く受け入れられているとは,まだちょっといえませんよね。
キム・ゴンイル氏: Sudden Attackをプレイしてもらえれば,短時間でそのような苦手意識,先入観を払拭できると思います。
4Gamer: Sudden Attackの登場により,日本でFPSというジャンルがさらなる活性化を果たすことに期待しています。ありがとうございました。
キム・ゴンイル氏,イム・オクソヴ氏: ありがとうございました。
確かにSudden Attackは,韓国では高い人気を誇るタイトルだ。しかし,日本ではまだその名が知られていないゲームであるということも,ゲームハイは十分認識しているようだった。 韓国での知名度に頼らず,ゲームそのもののクオリティをアピールしていきたいとする同社が,今後どのように本作のプロモーションを行っていくかに注目したい。 なお,実はこの後お二人に,発表会で紹介された「OpinionLeader」や,韓国での女性ゲーマーに対するプロモーション展開などについて聞かせてもらっている。その内容については「こちら」に掲載しているので,ぜひお読みいただきたい。(Text by 山 / Photo by kiki)
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