UVD採用のATI Radeon HD 2600&2400チップが出荷開始
日本AMDは本日(6月13日),ATI Radeon HD 2600およびATI Radeon HD 2400グラフィックスチップ(GPU)の量産出荷を開始したと発表した。
ATI Radeon HD 2600/同2400は,AMD(旧ATI Technologies)によるATI Radeon HD 2000シリーズのミドルレンジ&エントリークラス向けのGPUで,DirectX 10世代のプログラマブルシェーダ4.0仕様(Shader Model 4.0)に対応した製品である。 ATI Radeon HD 2600/同2400においては,ゲームとは直接関連しないのだが,「UVD」(Universal Video Decoder)という機能が実装されている。これは,ビデオ・デコーディング処理をGPUに行わせることでCPU負荷を軽減,システムの消費電力を大幅に削減できるという機能だ。UVDを含めたアーキテクチャ的な特徴は,「こちら」の記事で紹介しているので,興味のある人は参照してほしい。 なお,ATI Radeon 2900 XTリファレンスカードのプレビュー記事では,UVD機能の確認はできなかったのだが,リリースによれば,「ATI Radeon HD 2900シリーズにおいては、使用用途としてハイエンド製品には必須の機能ではないため、UVDは採用されていません」とのこと。UVDはATI Radeon 2600/同2400のみ提供される機能となる。
搭載製品については,ASUSTeK Computer,Club 3D,Diamond Multimedia,GECUBE(Info-Tek),GIGA-BYTE TECHNOLOGY,HIS(HIGHTECH INFORMATION SYSTEM),MSI,Palit,PowerColor(Tul),Sapphire Technology,VisionTekから数週間以内に発売が開始されるとのことだ。 COMPUTEX TAIPEI 2007で数多くのATI Radeon HD 2600/同2400搭載グラフィックスカードが展示されたが,今回の量産出荷は,取材でメーカーに聞いたスケジュールどおりであり,早ければ6月下旬には,搭載製品が登場しそうである。(oNo)
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