マイクロソフトは6月11日，Games for Change（G4C）と共同で「デジタルゲームと社会変革の両分野を結びつける画期的な方法の模索に着手する」と発表した。
この発表は，ニューヨークのパーソンズ ザ ニュー スクール フォー デザイン（旧パーソンズ美術大学）で開催された，第4回「Games for Change 年次フェスティバル」において明らかにされた。具体的には，社会的テーマを扱った国際的ゲーム開発コンテスト「Xbox 360 Games for Change Challenge」が実施される。
2007年8月に実施されるこのコンテストの目的は，社会問題を踏まえたゲームへの関心を高めること。世界100か国以上の学生を対象に，地球温暖化を題材とした，いわゆるシリアスゲーム（表現メディアとしてコンピュータゲームを活用した，学習/啓蒙コンテンツ）の開発を競うというものだ。
コンテストは個人または団体で応募でき，ゲームの開発には無償でダウンロードできるXNA Game Studio Expressおよび関連ツールを使用する。なお，提出はXbox 360のほか，PCゲームフォーマットでも可能とのことだ。
3位までの入賞者にはマイクロソフトとGames for Change から奨学金として現金が授与されるほか，マイクロソフト本社でXboxゲーム担当の首脳陣を相手に，受賞作品のプレゼンテーションを行う機会も与えられる。また，3位までの受賞作品は，Xbox LIVEアーケードの配信作品となる可能性もある。
さらに、1位を獲得した個人または団体に限っては，マイクロソフトのインタラクティブ エンターテイメント ビジネスのインターンシップ プログラムにより，インターンの資格が与えられる。
「Xbox 360 Games for Change Challenge」についての詳細は，公式サイト（英語）を参照してほしい。コンテストの応募条件を満たし，興味を持った人は，クリエイターデビューを目指してコンテストに応募してみてはいかがだろうか。（oNo）
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