ベクター子会社のGAMESPACE24,ELEVEN-UPのオンラインゲーム運営に関する事業の一部譲り受けを決定
ベクターの子会社であるGAMESPACE24は,ELEVEN-UPのオンラインゲーム運営に関する事業の一部を譲り受けることを決定した。
今回の発表に関し,ゲーマー最大の関心事といえるのは,ELEVEN-UPのどのオンラインゲームが譲り受けの対象となるのか,という点だろう。ベクターのリリースによると,今回の決定でELEVEN-UPから譲り受けることとなるオンラインゲーム運営権は,MMORPG「ベルアイル」,およびELEVEN-UPが現在開発中の2タイトルとなっている。
GAMESPACE24は2007年5月1日に,サクセスからオンラインゲーム事業部門を分割/設立され,ベクターへの全株式の異動をもって,5月17日にベクターグループの傘下となった。今回の決定は,ベクターグループのオンラインゲーム事業部門の,さらなる強化を目的とするものといえる。 これにより,ベクターグループでは9タイトルのオンラインゲーム(そのうち3タイトルは開発中)を運営することになった。なお,GAMESPACE24がELEVEN-UPから譲り受けるのは,先述したオンラインゲーム運営権だけでなく,それに付随する人材や資産なども含まれている。 ベクターは,「今後さらなる運営ノウハウの共有化並びに事業基盤の徹底的な効率的運用により、利用者に対してより質の高い魅力的なサービスの提供を図り、新たな収益事業構築の早期実現を目指してまいります」とコメントしており,今後の動向が注目されるところだ。
現時点では,ベクターからのプレスリリース以上の情報は得られていないが,同社がELEVEN-UPから譲り受けるオンラインゲーム運営権の中に,「真・三國無双BB」は含まれていない。また今回の発表は,「ベクターによるELEVEN-UPの買収ではない」という点も,改めて理解しておきたいところだ。 ともあれ,両社の今後の動向からは,目が離せそうにない。とくに「ベルアイル」のプレイヤーは,関連情報の続報に注目しておこう。(大路政志)
### 以下,リリースより ### ベクター子会社のGAMESPACE24がELEVEN-UPの事業の一部譲受けを決定
株式会社ベクター(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:梶並 伸博、以下、「ベクター」という)の子会社である株式会社GAMESPACE24(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉成 隆杜、以下、「GAMESPACE24」という)は、本日、平成19年8月1日をもってELEVEN-UP株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:片山 崇)の事業のうち、オンラインゲーム運営(タイトル名:ベルアイル及び現在開発中の2タイトル)に関する事業を譲り受けることを決定いたしました。
事業譲受けの概要は、以下のとおりとなります。
【事業譲受けの概要】
1事業譲受けの理由 GAMESPACE24は、平成19年5月1日に株式会社サクセスのオンラインゲーム事業部門を分割し設立後、ベクターへの全株式の異動により、平成19年5月17日にベクターグループの傘下に入りました。 この度、ベクターグループとしてオンラインゲーム事業部門のより一層の強化を図ることを目的に、GAMESPACE24がELEVEN-UP株式会社の有する一部事業基盤を譲り受けることといたしました。 これにより、ベクターグループでは9タイトルのオンラインゲーム(うち3タイトルは現在開発中)を運営することになり、今後さらなる運営ノウハウの共有化並びに事業基盤の徹底的な効率的運用により、利用者に対してより質の高い魅力的なサービスの提供を図り、新たな収益事業構築の早期実現を目指してまいります。
2事業譲受けの内容 (1)譲受け事業の内容 オンラインゲームタイトル運営部門(タイトル名:ベルアイル*及び現在開発中の2タイトル) *ベルアイルについて 平成18年3月 クローズドβテスト開始 平成18年4月 オープンβテスト開始 平成18年5月 正式サービス開始(ハイブリッド型課金形式) 平成19年2月 月額基本料金無料に変更(従量課金形式) ######
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