※画面写真は,Windows版のものです
|
スウェーデンのゲームデベロッパであるFrictional Gamesは,「Penumbra: Overture」のMacintosh版を,6月中に発売すると発表した。価格は19.99ドル。Universal Binary形式のアプリケーションとなっており,Intel製CPUを搭載したMacでネイティブに動作する。 本作は一人称視点のホラーアドベンチャーで,元々,Windows用のフリーウェアとして公開された「Penumbra」の製品版にあたるタイトルだ。
同社が開発した「HPL」という3Dエンジンが描き出すグラフィックスは,本作の謎めいた雰囲気をよく表現している。また本作には,物理エンジンとして「Newton Game Dynamics」が採用されており,これを用いた多数のパズルが用意されている。
ちなみに,Frictional Gamesの共同オーナーの一人,Jens Nilsson氏は,「Nanosaur」「Captain Bumper」などのMac用ゲームの開発に携わった経歴を持つ。また,本作のBGMを手がけたMikko Tarmia氏も,Mac用ゲームのDeep Troubleシリーズや,「Rally Shift」のBGMを作曲しており,本作をMacに移植することは,同社の目標の一つであったという。
本作は全3部のエピソディック形式で発売される予定。6月中に発売されるのは最初のエピソードとなる「Episode One」で,2007年秋にはWindows用に「Episode Two」が発売される。Mac版も同時期にリリースされることに期待したい。
なお現在,Mac用のβデモが公開されており,完成前のゲームに触れることが可能だ。ただし当然ながら,βデモの使用は自己責任となる。 一足早く本作をプレイしてみたい人は,Frictional Gamesの公式フォーラムで,βデモのダウンロードに関する詳細を確認しよう。(山)
|