5月18日,アクションRPG「Hellgate: London」の韓国公式サイトで,Hunterクラス2種(Marksman/Engineer)の戦闘シーンを収録した最新ムービーが公開された。実際にムービーを見てみると,これまでいま一つはっきりしなかったMarksmanとEngineerの違いが,よく理解できるはずだ。Hellgateファンは,先日4Gamerでも紹介したTemplarクラス2種(Blademaster/Guardian)のムービーと併せてチェックしてほしい。
■Hunterクラス2種のプレイムービー(1分58秒,WMV) ファイルの詳細:131 MB (137,498,326 バイト)
Marksman(狙撃兵/射手)は,その名のとおり銃器のエキスパート。遠距離の敵に対してはスナイパーライフル系,近〜中距離にいる敵群に対してはマシンガン系といった具合に武器を使い分け,極めて効率的にターゲットを撃破していく。ムービー中,しゃがみながらライフル系の武器を構え,敵を狙撃しているシーンも確認できたが,これはMarksmanだけが実行できる「精密射撃」なのかもしれない(あくまで想像だが)。 Hellgate: Londonでは,視点/操作系統をFPSスタイルに変更してプレイできるので,FPSジャンルが得意なゲーマーが扱えば,恐るべき戦闘力を発揮するクラスといえそうだ。「とくにHellgateには注目していない」というFPSファンも,このMarksmanを操作し,ぜひ同作に参加してもらいたいものである。
一方のEngineerは,武器の扱いそのものよりも,工学/工作を得意とする技術者系クラスだ。水準以上の射撃技術は備えていそうだが,基本的には,自作のボット/ロボット/ドローンなどを駆使し,敵と戦うクラスである。 ムービーでは,無線式の小型〜中型兵器をいくつも放ち,あらゆる方向から敵を攻撃するEngineerの姿が確認できる(厳密に言えばもちろん違うのだが,イメージとしては,ビットやファンネルを用いた戦闘スタイルを想像してもらうと,案外近いかもしれない)。それらが召喚タイプのユニットなのか,それともパーツを組み合わせて作り出すものなのかは不明だし,ボット/ロボット/ドローンのどれに相当するものなのかも断言できないが,Marksmanとの違いは一目瞭然だろう。 また,ライフルの先に高速回転する刃が取り付けられたような武器を振るい,敵を切り刻んでいるシーンも確認できた。それが専用武器なのかどうかは分からないが,実にEngineerらしい近接戦闘武器といえよう。
ともあれ,超科学と魔術が同居するHellgate: Londonの世界においては,超科学寄りの立ち位置となるHunterクラス。そこに属するMarksman/Engineerの,オーバーテクノロジーを駆使した戦闘スタイルが,実によく分かるムービーである。Hellgateの情報を追ってこなかったというSFファン/FPSファンも,この機会にぜひ一度チェックしてみるとよいだろう。(大路政志)
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