[SQEX PARTY 07]6月バージョンアップなど興味深い話が続々! 「SQUARE ENIX PARTY 2007」トークセッションの模様を掲載
5月12日・13日に開催された「SQUARE ENIX PARTY 2007」。「FINAL FANTASY XI」(以下,FF11)ブースで開かれた開発・運営陣によるトークセッションは,非常に人気の高いイベントだ。まだ公開されていない,FF11の話が聞けるかもしれないこのイベントが始まる頃には,ブースはたくさんの人だかりとなっていた。
プレイオンラインのBGMをバックにトークセッションが始まり,FFXIプロデューサーの田中弘道氏,総合ディレクター河本信昭氏,アトルガンディレクター小川公一氏,バトルディレクター松井聡彦氏,アートディレクター相場良祐氏,グローバルオンラインプロデューサーSage Sundi氏が順に舞台に登場した。
(上段,左から)田中弘道氏,河本信昭氏,小川公一氏 (下段,左から)松井聡彦氏,相場良祐氏,Sage Sundi氏
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最初に行われたのはメモリアルムービーの公開。FFXI 5th Anniversaryということで,5周年を記念する映像が次々と表示されていく。だが画面の様子が変わった後半,会場にどよめきが起こる。メモリアルビデオ,その正体は,新拡張ディスク「アルタナの新兵」の世界初公開のムービーだったのだ。そのムービーに表示されるテロップには,この拡張に関するヒントがあるという。すでに「こちら」の記事で速報としてお届けした情報だ。 東の国でも西の国でもない世界。さらに,13日には北でも南でもないという情報が発せられている。ならば,そこはどこなのか。テロップで強調されていた一つの文字。その文字が語る世界とは。まだ,多くは語られていない拡張ディスク情報。その詳細が発表されるまで,ムービーから想像して楽しんでほしい。
その後,「踊る! ヴァナ御殿!!」「プロジェクト XI 開発者たち」とどこかで聞いたようなタイトルのコーナーが始まり,運営陣の興味深い話が聞けた。続いて行われた「冒険者のお便り」は,メールで送られたプレイヤーの質問に答えるというもの。このコーナーでは,回答として次(6月)のバージョンアップに関するものや,それ以降の動きが多く出ていた。以下に,その情報を紹介しよう。
・獣使いの調整を,早いうちに必ずやります ・魔法の追加を拡張ディスクで,赤魔道士に限らず既存のジョブにも追加していく方向で作戦を立てています ・6月のパッチで,BCの調整,クリア済みの人も経験値がもらえるように変更。プロミブォンの緩和 ・6月のバージョンアップで,インビュードアイテムの入手確率など,サルベージの調整を予定 ・ナイゼル島のトークンの使い道として,テンポラリーアイテムを購入できるように。また,難易度を緩和するほか,100階に到達すると記録が消える仕様を,100階のボスを倒したときに記録が消えるように ・6月のバージョンアップで,神威の耳などを取り直すことができるようする予定 ・皆さんの要望が届けば……「タキシード」が作られるかも?
以上にように,非常に興味深い話になっている。最後は,「ヴァナディール 多事争論」として5年前に戻れるなら何がしたいですか? という質問では,5年前に戻るとまた全部作らないと駄目なので,嫌だなあという言葉も。5年という時間の積み重ねはやはり重いようだ。雲の表現なども,5年前のエリアと最新エリアではかなり違ったものになっていた。また,BF(バトルフィールド)の戦利品表を公開。“5年間を振り返って楽しかったこと”として,プレイヤーの反応や,楽しんでいる姿を見ること,そして「ありがとう」というお礼のGMコールが嬉しかったという。
2日目となる13日にも,トークセッションが行われた。2日目は,アートディレクター相場洋介氏に代わり,FFXIプランナー藤戸洋司氏が登場している。まずは,前日に公開された新拡張ディスクのムービーが流れて,1日目のおさらいが行われた。
そして最初に行われたコーナー「とくダネ!ヴァナディール」で,さっそく気になるアップデートの情報や今後の運営サービスが発表されたので,その内容を簡単に紹介しよう。
・闘獣場の登場。専用のモンスターを戦わせて,NPCモンスター,他プレイヤーのモンスターと戦わせて遊ぶコンテンツ。勝敗やポイントでランキングを競うとのこと。モンスターに多少の指示は可能だが,直接操作するわけではない。また,モンスターはDNAのような情報を持ったアイテムを入手し,専用NPCとトレードすることで作れるという。夏ごろを目処に開発中だ。
・エインヘリヤルの実装。ハザルム試験場を舞台にした“毎回予測不能な多人数バトル”というコンセプトで開発中で,毎回出現する敵が異なるため,敵に合わせて用意ができないなど難易度が高く,高レベル向けコンテンツとのこと。報酬として,エインヘリヤルでしか手に入らないようなアイテムや,アサルトのようなアイテムと交換できるポイントが獲得できるという。
・ジョブ調整。アトルガンで追加された3ジョブに,メリットポイント カテゴリー2が追加されて予定だ。各ジョブ,アビリティコマンド2個,ジョブ特性2個となっている。これは次回の6月のバージョンアップで実施される。
・ワールド移転。以前にもお知らせしたキャラクターのワールドを移動させるサービス。6月〜7月ぐらいに開始できるように準備中とのこと。なお,1回の料金は1アカウントで,3000円。さらにアイテムも移動するという。また,RMT業者対策の一つとして,一度移動させると,再びサービスを受けるには90日経過しなければならない仕様である。
以上のようになっている。こちらも1日目に続いてファンにはビッグニュースだろう。その後,「ヴァナ経済最前線」コーナーでは,ヴァナディールのギルの総量の移り変わりが公開された。4Gamerでも報告しているが,FFXIでは,RMTに関して厳しい処分を行っており,その成果がグラフとなって,はっきりと現れている。しかし,これに関連してそれまでのゲーム内の経済が,インフレの状態から急激にデフレへと転じているため,固定コストのコンテンツが,相対的に高コストになってしまっている。そのため,次回バージョンアップで,アウトポストテレポの利用料見直し,リンバスのコスト見直しが行われるとのこと。デュナミスのコストに関しては,今すぐ下げてしまうと,混雑の激化が予想されるとのことで,もう少し検討を続けさせてほしいとのことだ。
その次のコーナーは,FFXIの豆知識やトリビアを紹介する,「ヴァナビアの泉」だ。タルタルの名前の由来が「タルタルソースのタルタル」というような豆知識から,「カレーをみんなで食べるとより美味しい」という裏技(?)のようなものまでいろいろ発表された。最後に前日に続いて行われたコーナー「冒険者からのお便り」の回答を以下に紹介しよう。
・両手武器について,空いた片手のスロットに装備できるようなアイテムを実装しようか? との話しもあるが,どうなるかはまだ決まっていない。ただ,何かする予定はある。 ・からくり士に限らず,アトルガンジョブに関しては,まだこれから要素が追加されていくので,その過程で強くしていく予定。奈落の傀儡子で手に入るアタッチメントのドロップ確率の見直しを相談 ・AF2の実装はまだ未定で,取得はデュナミスからではなく,既存の方法ではないものになる予定 ・インタフェースの改善については,「大事なもの」のカテゴリーを見やすくしたり,護衛クエストなどをオファーリストに載せるようにするなどの細かなアップデートを予定 ・ユーザーイベントのサポートして,特殊エリアへの移動,音楽の変更は問題ない。まずは,要望をメールやGMコールなどで相談してほしいとのこと。 ・5蛇将と戦うクエストを作ることは可能 ・次回6月のバージョンアップで,「免罪符」の新たな入手方法を実装予定
まだこれからという話も多かったが,バージョンアップが非常に楽しみになる内容だった。なお,今回のトークセッションについては,FFXIの開発者ブログ「FFXI Creator's voice Ζ」でも公開されているので,そちらもチェックしておこう。(Nobu)
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ファイナルファンタジーXI |
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(C) 2002-2006 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Title Design by Yoshitaka Amano |
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ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝 |
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ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛 |
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ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影 |
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