「5」「5X」が追加ミッション付きで再登場。ターン制SFストラテジー「パワードール5 plus X」4月27日発売
※ロゴ以外の画像/画面はすべて,「パワードール5」もしくは「パワードール5X」のものです。
|
工画堂スタジオが1994年(NEC PC-98,MS-DOS/Windows 3.1の時代だ)に第1作を世に送り出し,以降同社のロングセラータイトルとなった,SFストラテジー「パワードール」シリーズ。未来の植民惑星の独立をめぐって,女性のみで構成された特殊部隊が人型兵器に乗ってシブめの活躍をする本シリーズは,「女の子」と「メカ」という2大要素を押さえつつ,ストラテジーゲームとして本質的に重要な戦術性をキープし,好評を博してきた。 同シリーズは「パワードール3」でセミリアルタイム制の採用を試み,「4」でほぼ完成を見たのだが,一方で多くのゲーマーに馴染み深いヘックス/ターン制で始まったシリーズだけに,ヘックス/ターン制の新作を望む声も強かった。それに応える形で2002年にあらためて登場したのが「パワードール5」「同5X」である。
今回発売が決まった「パワードール5 plus X」は,上記2本をセットにしつつ,新規ステージを2本加え,さらにサウンドトラックCDを添えた製品だ。 新規ステージは,既存のキャンペーンとは別にそれぞれ単体でプレイ可能。工画堂スタジオによると「POWER DoLLS クオリティとしてのやり応えのあるミッション」とのことなので,相応の難度が予想される。シリーズのファンはもちろん,ターン制ストラテジーファンにとっては,注目すべきポイントだろう。 「5」と「5X」は背景世界や登場人物を共有する作品だけに,今回ワンパッケージ化されるに当たっては,全体のステージ構成が整理されている。具体的に言うと「パワードール5X」で採用されたキャンペーン/ミッション選択画面から,「パワードール5」を1本のキャンペーンとして選べる形だ。
もう一つの追加要素であるサウンドトラックCDは,「5」「5X」のBGMから15曲,シリーズ最新作である「パワードール6」の4曲,さらに「パワードール5シリーズのオマージュとして」(工画堂スタジオ談)新曲1本を加えた,全20曲構成となっている。
上段が「パワードール5」,下段が「パワードール5X」のプレイ画面。部隊の降下地点や航空支援のスケジュール,出撃人員や各機の装備を決めてから作戦に移るという,ストラテジーゲームらしい流れは両作品(というかシリーズ全作品)に共通している
|
|
|
|
|
|
「パワードール5」「5X」そのものについては,当サイトにも記事があるので適宜参照してほしいが,ターン制パワードールの完成形ともいうべき「アドバンストパワードール2」のシステムをベースに,「パワードール3」以降の世界を扱った作品として,当時相応の評価を得た。「パワードール2」系統と異なり,いままで手頃なリパッケージ版がなかった作品だけに,シリーズ従来作品のファンのみならず,ターン制ストラテジーが好きな人は注目しておくべきだろう。(Guevarista)
|
|
パワードール5 |
|
|
|
|
|
|
(C)1998-2004 KOGADO STUDIO,INC. |
|
|
|
|