シファフコ氏
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フィンランドのヘルシンキに,Recoil Gamesというデベロッパが設立された。ここは,「Max Payne」の開発元として知られるRemedy Entertainmentの創設者の一人,Samuli Syvahuoko氏(サミュリ・シファフコ氏)が中心の会社だ。
シファフコ氏は,1995年からRemedy Entertainmentで「Death Rally」とMax Payneの開発に携わり,3Dグラフィックス用ベンチマークソフト「Final Reality」にも関わっていた経験がある。Max Payneがリリースされる半年ほど前の2000年末に,Remedy Entertainmentを退社。その後,携帯電話用ゲームを手がけるFathammerで3Dエンジンを開発していた。そして,再びゲーム開発の現場へと戻ってきたわけだ。
Recoil Gamesが開発するタイトルについては明かされていないが,今後数か月にわたってコンセプトが練られていき,次の冬までには何らかの追加情報がある見込みだ。対応プラットフォームは,Xbox 360,プレイステーション3,PCが予定されている。 起業した仲間には,Ubisoft Entertainmentで「Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory」のプログラムを担当したJarkko Lempiainen氏(ヤルコ・レンピアイネン氏)らがいる。一部報道によると,“Cinegames”という新しいジャンルの開拓を模索しているといわれており,革新的なゲームが登場するかもしれない。(ライター:奥谷海人)
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