ロックワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡村隆)は、2007年3月23日(金)、当社にてサービスを予定している武侠MMORPG「九龍争覇」のストーリーの紹介をお知らせ致します。
「九龍争覇」では、多数の武侠小説を執筆している左百(Jwa Beak)氏が直接開発に参加しているため、本格的なバックグラウンドストーリーが作られ、韓国では小説として執筆されているほどです。
このストーリーは実際にゲーム内のクエストとも絡み合い、ストーリーで明らかにされなかった部分が解明されたり、ストーリーと関連したシナリオを楽しむ事ができます。
今回は九龍争覇のバックグラウンドストーリーを紹介致します。
■ストーリー
九龍大乱
九つの大門派が武林世界の覇権を求めて戦い、武林全土を巻き込んだ大きな戦。
それぞれの力は拮抗し、永きに渡って勝利者を出さないまま世界は混沌と化していった。
その戦の中、戦火に巻き込まれ数え切れない程の少数門派や一般民の犠牲が後を絶たなかった。
互いが互いに疲弊し数え切れない程の屍の上に立って始めて人々は気づく。
このまま戦が続けば、やがて自分達が帰る場所すらも消してしまうのではないかと。
そこで其々の門派から一人。
最強の使い手を選び戦わせる事で永き戦乱の勝利者、【龍帝】を決める事にした。
―――しかし、
彼らが再び自分の門派の大地を踏む事はなかった。
そうして、勝利者を出さないまま数多くの犠牲を出した九龍大乱は幕を閉じる。
九龍は何処に消えたのか?
様々な疑問を胸に釈然としない結末を残したまま……。
―――そして、再び九龍の伝説が蘇る。
九龍大乱の終結から10年。
指導者を失った各門派は、永い戦いの間に衰えた勢力を立て直すために奮闘していた。
そんな折、きっかけとなったのは人々の間で広まっていたとある噂だった。
その噂は次のようなものだ。
九龍大乱の終結前。
決戦に赴いた九龍達は、戦いの前にひとつの玉壁を生み出した。
それは玉壁に九匹の龍を彫り込んだ形をしており。
九龍達はその玉壁に【九龍玉壁】と名付けた。
彼らは各々が得意とする武功の奥義を九龍玉壁に封印した。
そして、九龍玉壁を龍帝の証として勝者に託そうとしていたのだ。
しかし、結局は勝者が出る事はなく、九龍は激しい戦いの末死を遂げた。
一人残った立会人は九龍達の遺品である武具を武林の各地に隠し、その場所を九龍玉壁に残した。
そして、玉壁を九つに割りそれを隠したという。
もしこの噂が本当ならば、九龍玉壁は九つの宝と武功の奥義を記した至高の宝の地図ということになる。
しかし、九龍玉壁を見つけたものはいない。
噂だけが人々の間に急速に拡がり、やがては武林全土で囁かれるほどになった。
九龍玉壁の欠片を見つけた者は九龍の力を得ることができる。
それは九龍そのものになるということだ。
いや、一人で九龍玉壁の欠片を全て見つける事ができれば、龍帝の座に上がる事も夢ではない。
人々はその噂に勇み立っていた。
九龍大乱が終結し十年。
武林は戦前とは比較にならないほど衰えている。
しかし、武人は今再び剣を取り立ち上がる。
門派を離れていた弟子達が固く閉ざされた門を開き技を鍛え始める。
十年間の沈黙を破り、再び武林の地に戦火が燃え上がる。
九龍になるため。
そして、龍帝になるため。
武林の覇権を賭けた戦。
―――九龍争覇のその日のために。
続きは近日公開予定のティザーサイトをお楽しみください。