Cooler Master,ATI Radeon&GeForce両対応のクーラー2モデル
Cooler Masterの日本法人であるクーラーマスターは,同社製のグラフィックスカード用クーラーシリーズ「CoolViva」の新製品「CoolViva Pro」「CoolViva G1」を発表した。両製品とも,2007年4月上旬発売予定だ。
■CoolViva Pro
2スロット仕様で,本体サイズは178.5(W)×130(D)×41(H)mmと,“横幅”があり,グラフィックスカードの外に向かって一部が“飛び出す”格好になる大型クーラーだ。 GPUと接触する部分は銅製で,そこからアルミ製のフィン部へは3本のヒートパイプで送られる仕様。フィンに送られた熱は,74mm角相当(22.5mm厚)のブロワーファンで冷却される構造となる。 電源コネクタはPWMの4ピンとペリフェラル用4ピンコネクタに両対応。PWM時のファン回転数は700〜1800rpmで,公称騒音レベルは最小20dBAとされている。
対応GPU(グラフィックスチップ)は下に示したとおりで,最近のPCI Express接続グラフィックスカードであればほぼ対応するといっていいだろう。AGPカードでも,一部の例外を除くと,おおむね利用できる。 グラフィックスメモリチップ用のヒートシンクが8個付属し,予想実売価格は5000円前後だ。
●対応GPU一覧(※Cooler Masterの製品資料より)
※製品資料を転載しているため少々読みにくい部分がありますが,ご了承ください
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■CoolViva G1
1スロット仕様で,予想実売価格が2800円前後となる,安価な1スロットGPUクーラー。本体サイズは100(W)×81.7(D)×28.9(H)mm。ヒートシンクはアルミ製で,埋め込まれた60mm角相当のファンの回転数は3300rpm(公称騒音レベル23dBA)となっている。 CoolViva Proと同じ,8個のメモリチップ用ヒートシンクが付属し,クーラー本体のフィンとファンダクトの形状を工夫することで,小型クーラーながら,GPUだけでなくメモリチップも効率的に冷却できるようになっているという。
対応GPUは以下のとおり。こちらもATI Radeon,GeForceとも,幅広く対応している。
●対応GPU一覧(※Cooler Masterの製品資料より)
GPUクーラーの換装は自己責任となるので,PC初心者にはハードルが高い。とはいえ,グラフィックスカードの冷却能力向上や静音化に,こういったクーラーが効果を発揮することがあるのも事実だ。興味があるなら,製品名と発売時期を記憶に留めておいといいだろう。(佐々山薫郁)
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