2007年から規模を縮小し,招待された関係者のみによるトレードショーとしての性格を強めるE3(Electronic Entertainment Expo)。それに代わって注目されているのが,「E For All」だ。IDG World EXPOが主催するこのショーは,“来る者こばまず式”のいわゆるメガショーで,2007年10月18日から21日まで,昨年までE3が開催されていたロサンゼルスのコンベンションセンターを会場として行われる。このE For Allに任天堂とソニーがブースを出展する予定だと,CMP Group(GDCの主催者)のゲーム関連サイト,Gamasutraが伝えている。 E3といえば,コンシューマ関係のメイン会場であるNorthホールに,ソニーと任天堂の,目を奪われんばかりの巨大なブースが並んでいたものだが,今回は場所をSouthホールに移し,ブースの規模もやや小さくなるとしている。 話の確度は高そうなのだが,4Gamerが両社に直接問い合わせてみたところ,どちらも「現在のところ,そういった情報はない」とのことで,状況はなお流動的に見える。いずれにしろ,ポストE3を狙うイベントが次々に名乗りを上げている現在,E For Allにとって,二つの「コンシューマ・ジャイアント」が参加するならば,それは相当心強いものになるはずだ。(松本隆一)
|