海洋冒険MMORPG「Voyage Century」のオープンβテストに参加してみよう#2
現在オープンβテスト中の海洋冒険MMORPG「Voyage Century」(航海世紀)。前回,本作のシステム的な部分を紹介したが,今回は実際にプレイして,序盤のゲームの流れを紹介しよう。
■ユーザー登録からプレイ開始まで
クライアントは,公式サイトの「Client Download」から入手しよう。中国製の作品ではあるが,欧米への展開を真面目に(?)やってるだけあり,欧米の各サイトにミラーが用意されている。ダウンロードしようと思っても5KB/secしか出なくて途方に暮れたりすることはなさそうだ。BitTorrentファイルも用意されているので,好みのほうでダウンロードしておこう。ちなみにダウンロードファイルのサイズは1.13GB。後回しにせず,まずダウンロードだけでもしておくほうがよい。 むろん,ダウンロードしただけではプレイできない。公式サイトの「Register」でユーザー登録を行っておこう。 普通言うところの“ユーザー名”がPassport IDという耳慣れないものになっている以外は,問題ない。しかし一番下にある“Identification Type”には,ID CardやPassport,Social Securityなど,さてどうしていいものやら,という文字列が並んでいる。しかし実はこれ,ユーザーの本人確認を行うための情報なので,ほかの人には分からない数字を入力すればよい。これを忘れると本人確認ができないので,忘れないように。Typeは“Other”にチェックを入れておけば問題ないだろう。その下は,「母の旧姓」など,質問を選んでその答えを入力するという,お馴染みのセキュリティシステムだ。なお入力は,海外のサイトであることを考慮し,念のため半角英数字を使っておく方が無難だろう。
登録が終わってクライアントのインストールが完了していれば,準備は整っている。さっそくログインしてみよう。Enterで画面を進めると,四つのサーバー“Columbus”,“Magellan”,“Da Gama”,“James Cook”が表示されるだろう(筆者が調べた感じでは,それぞれのサーバーに日本人ギルドが存在するようだ)。 サーバーにログインして,最初に行うのは(こちらも珍しく4桁のランダムな数字が表示され入力する認証が),キャラクターのCREATEだ。まずは,男女2人ずつ4種類の中からキャラクターを選択しよう。向かって左側2人を選択するとAthens(アテネ)に,右側2人だとAlexander(アレクサンダー)がスタート地点になる。どちらを選んでも容姿は同じ物にできるので,スタート地点を考えて選択すればよい。名前と髪色,顔を選択し,最後にスタート地点を選択すれば(現在は上記のように固定)作成完了だ。
■ゲームシステムを(有意義な)チュートリアルで学ぶ
さてログインすると最初にキャラクターが登場するのは,とある船上だ。この船が,本作のチュートリアルとなっている。初めてプレイする人は,必ずこのチュートリアルを体験しておこう。お金やアイテム,経験値も手に入るので,やっておいてまったく損はない。ちなみにNovice Guideで“Go to birthplace”や“Skip”を押すと,チュートリアルをスキップしてしまうので注意が必要だ。
では,このチュートリアルをプレイしつつ,本作のゲームシステムを紹介したいと思う。まずは,“!”マークが表示されているNPC「Mystic Captain」に話しかけよう。NPCから400 SilverとTask(タスク)が受け取れたはずだ。次にCaptainの指示通り,“!”マークが付いたDockerに話しかけ,船を手に入れる。さらに会話を進め,先ほどもらった400 Silverで食料を“200”購入しよう。その後チュートリアルを続け,100個のCannon Ball(大砲の弾)を購入し,Dockerとの会話に「Set Sail」が出ると,いよいよ出航だ。 なお,画面内のNPCやオブジェクトの名前はAltキーを長押しすると表示されるので覚えておこう。また“!”マークは連続(ストーリー)物のタスクで,情報を持っているNPCの頭上に浮いているものなので,こちらも併せて忘るべからず,という事柄だ。
ここからはSea Battle(海上戦闘)の操作チュートリアルになる。船の移動は,海面をクリックするとその位置を目指す方式だ(クリック移動)。しかし当然のことながら,常に前に進もうとするうえに旋回に時間がかかるため,狙った場所に移動するのは慣れるまで大変。 海上に出ると,遠くから小さな船「Nameless Pirate」(名も無き海賊)が近づいてくるはずだ。この船は,プレイヤーに対して側面を向けて砲撃を始める。そう,船での戦いは,主に船の両側に付いている大砲を向け合って撃ちあうことになる。海賊モノの映画などでは,おなじみの光景だろう。 こちらも負けじと敵をクリックして攻撃しよう。ただし前述のように,旋回がままならないので,最初は相手に側面を向けるのも手間取るかもしれない。そういう時は,一度スピードを落とし,目的の位置に船首を向けて敵船との間合いを調整しよう。Cast anchorコマンド,Set sailコマンドを利用すると良い。チュートリアルということもあって敵は強くないので,よっぽどのことがなければ勝てると思う。 ここで左上のBACK(High Sea)を押すと,戦闘マップから次のステップに移れるが,その前に,今倒した海賊からお宝を手に入れよう。まずは,自分の船を,敵船が沈没した位置の近くに移動させ,浮かんでいる積荷などをクリックする。すると入手できるアイテムが表示されるので,欲しいアイテムをクリックしよう。上の移動方法を参考にして,ピンポイントの位置に移動できるように慣れておこう。 戦闘が終われば,次は拠点となる街へ移動するチュートリアルが始まる。移動方法は,戦闘時とは打って変わって,クリックした場所に一直線に移動してくれるので,難しくはないだろう。海上のマーク通りに船を進めよう。ここから,いよいよ本格的な冒険の始まりである。
チュートリアルで得られる,お金や経験値は序盤では非常に有難いものなので,“Go to birthplace”や“Skip”を間違って押してしまった場合は,キャラクターを作り直すのも手だ
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街に到着すると,“!”マークのNPCが近くにいるはずだ。初期の街は露天で賑やかなため,どこにNPCが居るのか分かりづらい。Altキーや拡大マップで確認して,NPCに話しかけよう。会話を進めると,初期資金や船をRebuild(改造)するための費用,その材料などがもらえたはずだ。初期の船は本当に基本的な性能しかないので,Shipyard Bossのところで,戦闘(Battle Ship),貿易(Merchant Ship),冒険(Adventure Ship)など,目的に沿った船に改造してもうおう。 各船の大雑把な特徴は,言葉から想像できるものそのままだ。Battle Shipは大砲が多く装備でき,耐久力が高いので海上戦闘向き。Merchant Shipは倉庫が広いので交易向け。Adventure Shipは速度が速いので,冒険向けというところだ。なお,船の種類によって,得られる経験値が変わってくるので,自分の目指したいものを選択しよう。
※陸上の移動は,ターゲットに一直線に進もうとするため,よく障害物に引っかかる。GAME FUNCTIONSの,“Use Auto Route-seer or not?”をYesにすると,自動でターゲットまでのルートを設定してくれる。それでもやっぱりNPCにはぶつかってしまうが……
チュートリアル開始から街に到着後のNPCの会話までが,一連のストーリータスクになっている
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■日本人大好き。生産系タスクでお金を稼いでみる
何かとお金が掛かる序盤。スキルを修得したり装備を整えたりと,お金がいくらあっても足りやしない。そこで,タスクを受けてお金を稼ぎながら成長させていくと良いだろう。 タスクには,TraderやDockerなどのNPCから受ける簡単なもの,Adventure Alliance Master(冒険系),Ares Warrior Alliance Master(陸/海戦系),Merchant Guild Master(貿易系),Master of Alliance(生産系)のNPCから受けるもの,その他のNPCから受けるストーリーのあるタスクなどがある。 なお,違った系統のタスクなら同時に請け負うことが可能だ。ここでは,Allianceから受けるタスクをメインに進めていこう。
お金稼ぎの花形にして航海者の支えになる職業といえば生産,ということで,生産系のタスクを受けてみることにしよう(なお,筆者のキャラのスタート地点はアレクサンダーである)。 Master of AllianceにJoinして,Miningのタスクを請け負った。内容は,Impure Mineralを60個集めてくるとのこと。では,さっそく掘りに……の前に,鉱石を掘るためのスキルを学ばなくてはいけない。Skill MasterからMiningを修得しよう。この時,修得したスキルに応じて装備(MiningならInferior Pickaxe)をもらえるので,忘れずに装備しておくように。なお,スキルを修得すると同時に,Command Window(Ctrl+Aキー)のOn Landに,“Compose Interface(Smelting)”が出現している。これは,手に入れた鉱石を精製し,金属に加工するためのもの。利用時は,ショートカットバーに入れておくと便利だ。 準備が整ったら,鉱石を掘れる場所を探して,郊外に出てみよう。近くの岩場などを調べると,ツルハシのようなマークが出る場所があるので,そこをクリックすると自動で採掘が始まる。採掘などの作業は,成功失敗に関わらずSP(Stamina Points,Special Skillなどを使うためのポイント)が減少し,いずれ止まる。休憩などで回復して続きを行おう。なお,装備品にはDurability(耐久度)があり,耐久力が1になると,その道具は使えなくなる。Repairできるものは修理を,unrepairableの物(Pickaxeなど)は,Blacksmithから新しい物を購入しよう。
60個の鉱石を手に入れたら,“請け負ったNPC”の元へ戻って“Submit Accomplished Task”(AbortはTaskの中止)を選択する。なお大量の鉱石を運ぶときに,キャラクターの所持重量が,最大Load(所持重量)の一定割合以上を越えると走れなくなる。余分なアイテムは捨てるか,気合いで歩いて戻るかを選択しよう(船も同様に,一定割合を越える積荷を置いていると航行速度が著しく低下する)。 無事,荷物をNPCに届けると報酬が手に入る。この鉱石をさらにPig Ironに加工するタスクがあるので,先ほどの鉱石を加工し,報告して報酬を受け取ろう。まるで,生産のチュートリアルといった感じだが,これらの報酬である程度の余裕ができるはずだ。なお,この後も続きのタスクがあるようだが,必要なアイテムを収集/加工するにはMiningスキルが足りないので,続きはまたいずれということで。 なお,Foundryのスキルで武器などを作成する場合,木材も必要になるので,必要な収集スキルを身につけるべし。もちろん,プレイヤー同士のトレードで,入手するというのも良いだろう。
このタスクで,Miningのスキルレベルがいくつか上がっているはず。Special Skill Pointが手に入っていれば,SPやLoadが増えるSpecial Skillを手に入れてみよう
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……といったところで,あまりにも長くなってしまいそうなのでここでいったん終了。次回は,発見/戦闘などのタスクを請け負って,一通りのことを経験するまでを追ってみたい。#1のゲーム紹介記事は「こちら」。この記事を見て興味を持った人は,ぜひチェックしてみてほしい。(Nobu)
#3は「こちら」。
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