ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,日本国内および海外におけるオンラインゲーム関連事業を中心とする企業の株式/出資持分などへ投資する新事業の立ち上げを,本日(2月2日)の取締役会で決議したと発表した。
この事業は,「成長ポテンシャルを有するオンラインゲーム関連企業に資金供給をするとともにシナジー効果の実現を促進」して,オンラインゲーム市場のさらなる拡大と,高い投資利益を確保するためのものという。 特徴的なのは,ガンホー単独の出資ではないことだ。「一つまたは複数の合同会社をビークルとして,匿名組合出資等により投資家を募」るとのことで,ゴールドマン・サックスをはじめとした投資家から出資を募るとともに,ガンホーも子会社を通じて出資するのだという。
この合同会社には,「投資委員会」(現在,ガンホーが指名する3名と,ゴールドマン・サックスが指名する3名で構成)を内部諮問機関として設置,その意思を最大限尊重した形で業務を行うという。合同会社を設立するのは,ガンホーが基金拠出して設立したAXIS有限責任中間法人だ。 また,合同会社および投資委員会の意思決定をサポートするために,ガンホー・アセット・マネジメント株式会社を設立,ガンホーグループが持つ経験を生かすという。
オンラインゲーム業界の一方の旗頭として,巨額の外部資金の呼び込みを図るという展開は,ガンホーグループの新たな動きとして,ぜひ注目しておくべきだろう。(Guevarista)
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