[韓国ゲーム事情#650]モンスターに憑依する「A.L.T Online」
Kimの韓国最新PCゲーム事情#650
NPCやモンスターの肉体を奪ってプレイする独特なプレイスタイルの「A.L.T Online」(2007/1/23)
Text by Kim Dong Wook特派員
Navezineは,サイバーパンクなSFの世界観をベースにした,MMORPGとFPSが結合されたオンラインゲーム「A.L.T Online」を公開した。
A.L.T Onlineの特徴は,プレイヤーキャラクターがTRONと呼ばれる電子状の形態をしており,一般的なゲームのように,特定の肉体を持っていない点だ。いわば,(古くて恐縮だが)「レリクス」や「RINNE」のようなシステムを採用したオンラインゲームといえる。
プレイヤーは,ゲーム内で活動するためにNPCやモンスターの肉体を奪い,自分のものにする。奪ったNPCやモンスターの肉体は「受容体」と呼ばれ,受容体に憑依した状態で活動することになる。自分の受容体のステータスやスキルなど各種性能は,戦闘を通じて成長させられる。 A.L.T Onlineでは,フィールド上のNPCやモンスターは単なる狩る対象ではなくて,プレイヤーが捕獲する概念になる。Navezineによれば,“戦闘と成長”が目的のRPGと,“戦略と対戦”が必要なFPSの楽しさを両方経験できるという。
A.L.T Onlineのシステムは,「グラナド・エスパダ」のMCCとも似ている。 プレイヤーは,2体以上の受容体を選択してゲームにログインできるし,簡単な操作で受容体の切り替えも可能だ。 Navezineの社長であるKim Jae Yeon氏は,「RPGとFPSの楽しさを絶妙に融合したアイデアとして,A.L.T Onlineを企画しました。オンラインゲームの新しい楽しさを作り出せるよう,開発を進めています」とコメントしている。
A.L.T Onlineは,韓国での第一次クローズドβテストの実施を,2007年4月頃に予定している。また,韓国内外でのパブリッシャを現在探しているとのことだ。
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