FuncomとValveは，アメリカ時間の1月12日，Funcomが制作したアドベンチャー，「Dreamfall: The Longest Journey」のオンライン販売を開始すると発表した。販売はValveのオンラインゲーム販売システム“Steam”を使って行われ，価格はパッケージ版より10ドルほど安い29.95ドルになっているが，これは2週間という期間限定の特別価格である。
「Dreamfall」は，ノルウェーのデベロッパ/パブリッシャ，Funcomが2006年4月に発売したアドベンチャーであり，欧米を中心に大ヒットした「The Longest Journey」（1999年）の続編にあたる。23世紀の世界を舞台に，主人公の女性Zoeが現実の世界と，もう一つの魔法の世界を行き来し，二つの世界にまたがる謎を追うという内容。前作の主人公であるAprilや，謎の暗殺者Kianなど3人のキャラクターを操作し，緻密に構築されたファンタジー世界を冒険するのだ。
発売と同時に各メディアから高い評価を受け，いくつかのゲームサイトではアドベンチャー部門のゲーム・オブ・ザ・イヤーなどを獲得してはいるが，前作同様，日本版の話は現在のところなく，英語版を遊んでみたい場合も輸入ゲームショップか通信販売に頼るしかなかった。というわけで，今回のSteam販売を喜んでいるアドベンチャーファンも多いかもしれない。詳しくはSteamの公式サイトをどうぞ。（松本隆一）
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